リニア新駅で夢の橋本づくり、開業時期はまだ未定
橋本駅南口には県内唯一のリニア中央新幹線「神奈川県駅」(仮称)が地下に建設されており、市は「リニアでつながる一歩先の未来を叶えるまち橋本」をコンセプトに、2023年11月に「リニア駅周辺まちづくりガイドライン」を策定した。土地区画整理事業(約13.7ha)や都市計画道路大西大通り線の整備を進め、先端技術産業の集積や、降りたくなる・訪れたくなるまちづくりを目指している。議員からは地下街・地下バスターミナルの整備、大型ホテルの誘致、京王線橋本駅の移設、宇宙・ロボット産業の集積、車両基地の観光活用や旅客線化など、将来像をめぐる多数の提案が出された。一方、2024年3月にJR東海が2027年開業の断念を表明し、開業時期は「令和9年以降」としか示されず、2034年度以降とも報じられている。市は開業延期でもまちづくり自体は着実に進める方針で、2025年9月に土地区画整理事業の事業計画が認可され、11月にはまちのイメージを示すガイドライン概要版とイノベーション戦略を公表した。
いまどうなっている?
2025年9月、橋本駅南口地区の土地区画整理事業(約13.7ha)の事業計画が認可され、まちづくりが本格的な実施段階に入った。同年11月にはガイドライン概要版とリニア駅周辺まちづくりイノベーション戦略を公表し、まちのイメージを初めて示した。地下空間の活用やバスターミナル設置は検討中で、2026年度にはリニア駅改札から地上への通路の基本設計を予定している。京王線橋本駅の移設は京王電鉄が検討を進めている段階。開業時期はJR東海から「令和9年以降」としか説明されておらず、不透明な状況が続いている。
気になる疑問
Q. リニアの駅にあわせて、どのようなまちづくりの提案があったのか?
議員からは、駅上を緑豊かな「ガーデンステーション」にする提案、地下街・地下横断通路やバスターミナルの整備、大型ホテルやコンベンション機能の誘致、京王線橋本駅の移設、相模原駅周辺(補給廠一部返還地)と一体化した都市軸構想、宇宙・ロボットなど先端技術拠点の形成、車両基地の観光活用・旅客線化など、多様な提案が出された。
Q. 何が実現しそうか?(市の計画に入ったもの・すでに動き出しているもの)
2023年11月に「リニア駅周辺まちづくりガイドライン」が策定され、2025年9月には橋本駅南口地区の土地区画整理事業(約13.7ha)の事業計画が認可された。都市計画道路大西大通り線も事業着手済みで、車両基地(鳥屋地区)は2024年12月に着工済み。京王線橋本駅の移設も京王電鉄が2025年5月に先行着手を公表した。一方、地下バスターミナルやホテル誘致、車両基地旅客線化は検討・要望段階にとどまり、実現は未確定である。
Q. 市はどのようなことをやろうとしているのか?
橋本駅南口では「リニアでつながる一歩先の未来を叶えるまち橋本」をコンセプトに、土地区画整理事業や道路整備で交通結節機能を強化し、ロボット・宇宙など先端技術産業の集積を目指している。交通広場・自由通路・地下空間の整備や、京王線移設、駅上部の緑地軸形成も検討中。車両基地周辺では観光振興や旅客線化をJR東海に働きかけている。
Q. いつごろ、どうなっていくのか?
JR東海は2024年3月、2027年開業を断念すると表明し、開業時期は「令和9年以降」としか示されていない。一部では2034年度以降とされる。橋本駅南口の土地区画整理事業は2035年度完了を見込んでいる。市は開業の遅れにかかわらず、まちづくり自体は着実に進める方針を示している。
Q. リニアができると、相模原の暮らしや経済はどう変わるのか?
市は、首都圏・中部・近畿の3大都市圏が結ばれ市場規模7000万人超の経済圏が生まれると説明し、企業立地や観光客増加、人や企業に選ばれる都市づくりを目指すとしている。大阪開業時点で1時間に5本程度の停車、乗降客数は1日約3万7000人を見込む。一方、税収効果の推計がいまだ示されていない点や、開業延期による財政・民間投資への影響を懸念する議員の声もある。
これまでの経緯
2023年1月〜8月
まちづくりガイドライン策定に向け市民アンケート、オープンハウス説明会、パブリックコメントを実施
2023年5月
議会に「新たなまちづくりに関する特別委員会」を設置し、リニア駅周辺等のまちづくりを継続調査
2023年11月
「相模原市リニア駅周辺まちづくりガイドライン」策定、神奈川県・JR東海と三者協定締結
2024年3月
JR東海が2027年開業は実現できないと表明
2024年12月
リニア中央新幹線関東車両基地(緑区鳥屋地区)着工
2025年5月
京王グループが中期経営計画で橋本駅移設の先行着手を公表
このテーマに関心のある議員
本会議の一般質問・代表質問での発言内容から分けています(委員会での発言は含みません)。
駅前・まちづくりの提案18人
これからの注目点
- リニア中央新幹線の開業時期がいまだ確定していない(JR東海は「令和9年以降」としか説明していない)
- 橋本駅の地下空間・地下バスターミナルの具体的な活用方法が未確定
- 京王線橋本駅移設の規模・時期・費用負担が協議中
- 車両基地の旅客線化・観光活用はJR東海の判断に依存し実現が見えない
- 事業費の増大や開業延期に伴う財政・民間投資への影響への対応
関係する議案
このページは、本会議の一般質問・代表質問の会議録(130件)と議案の要約をもとに AI が作成したもので、誤りを含むことがあります。 最終更新: 2026年11月3日