一般質問2023年12月18日令和5年 12月定例会議
遺跡・バス路線・道路・教員負担を問う一般質問
小林 たかみち 議員(無所属)
文化・スポーツまちづくり・交通子育て・教育
まとめ
議員は、国指定史跡「川尻石器時代遺跡」の保存整備、コミュニティバス「せせらぎ号」の路線見直し、県道48号の安全対策、新任教員の負担軽減と隠れ残業の実態把握について質問した。市は計画の策定や地域との意見交換、調査方法の検討を進めると答えたが、具体的な実施時期や予算についての約束はなかった。
質問と答え
1. 川尻石器時代遺跡の保存活用
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 国指定史跡の保存活用計画の進捗と今後のスケジュール、隣接する崖地の安全性について尋ねた
- 市の答え
- 令和7年度を目途に文化財保存活用地域計画を作成中であり、崖地は県のパトロールで安全性に問題ないと答えた
2. コミュニティバスせせらぎ号の路線見直し
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 沿線の病院移転・高校閉校の影響や、商業施設を経由する新ルートの検討を求めた
- 市の答え
- 乗降への大きな影響はなかったとし、ルート変更は地域の意向を確認し意見交換していくと答えた
3. 県道48号の安全・渋滞対策
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 交通量増加や危険な歩道状況を指摘し、優先整備箇所に選ばれなかった路線の今後の扱いを尋ねた
- 市の答え
- 令和8年度の計画見直しで混雑度などを踏まえ再評価すると答えた
4. 新任教員の負担軽減
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 新卒1年目から学級担任を持つ負担の大きさを指摘し、他県の教科担任兼副担任制度の導入を提案した
- 市の答え
- 研修等のサポートは行っているが、新制度導入は人材確保に課題があり研究すると答えた
5. 教員の隠れ残業の実態把握
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 残業削減目標達成のための持ち帰り仕事など「隠れ残業」の実態調査の必要性を指摘した
- 市の答え
- 自宅での業務があることは認識しており、望ましくないとした上で、調査の時期や手法を検討すると答えた
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
交通量データや他市事例(山形県の教科担任制)などの根拠を示し、商業施設経由のバス路線案や部分的な道路整備など建設的な代替案を複数提示した点は評価できる。一方で、遺跡整備・路線延伸・道路改良・教員配置増といった提案はいずれも費用がかかるが財源や予算の議論がなく、答弁も「検討・研究する」にとどまり具体的な約束は得られなかった。
良かった点
- 交通量調査の数値や他県(山形県)の制度導入事例など、具体的な根拠を示して質問している
- 単なる批判や要望に終わらず、商業施設経由のバス路線案、崖地と遺跡の一体管理、部分的な道路整備など具体的な代替案を提示している
- 文化財、交通安全、教員の働き方という複数の分野で地域住民や現場の声を取り上げている
改善できる点
- 遺跡の整備・管理、バス路線の延伸、道路の拡幅・右折レーン設置、新任教員の配置増強など、いずれも予算を伴う要望だが、財源や費用対効果についての言及が一切ない
- 得られた答弁はすべて『検討する』『研究する』『意見交換する』にとどまり、実施時期や予算措置など具体的な約束を引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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