一般質問2023年9月26日令和5年 9月定例会議
リニア駅周辺まちづくりと障害福祉・財産区を問う
大八木 聡 議員(自由民主党相模原市議団)
まちづくり・交通防災・安全医療・福祉行財政・市役所改革
まとめ
リニア新駅周辺のまちづくり体制や停車本数、地下空間の活用策、障害者福祉プランへの家族の声の反映、自動車改造費助成の対象拡大、財産区の運営課題、相原地区の道路整備などについて質問。市は多くを「検討・協議していく」と答え、自動車改造費助成は見直しを進めていると前向きな姿勢を示した。
質問と答え
1. リニア駅周辺の計画体制
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 橋本駅南口の区画整理事業は誰が計画を作るのか、駅前だけに集中せず戦略的にまちづくりを進める体制はどうなっているか確認した。
- 市の答え
- URが市と協議して事業計画を策定し、市がガイドラインに基づき実施主体として進めると説明した。
2. リニアの停車本数
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- リニア新駅の停車本数や乗降客数の見込みはどの程度かを確認し、増便を目指すよう求めた。
- 市の答え
- 大阪開業時点で1時間に5本程度の停車、乗降客数は1日約3万7000人を見込むと答えた。
3. 地下空間と避難施設
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 地下約30メートルまで掘削するリニア駅周辺で、シェルターなど避難施設や地下空間の立体的な活用を検討すべきと提案した。
- 市の答え
- JR東海に地下施設の避難施設指定への協力を要請済みで、地上とつながる空間を災害時にも活用できるよう検討していくと答えた。
4. 車両基地地区への対応
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 鳥屋地区からの要望への対応が遅く情報提供も少ないとして、庁内横断的な推進体制の必要性を指摘した。
- 市の答え
- リニア事業対策課が窓口となり関係課と調整しており、引き続き庁内横断的に取り組み地域への情報提供を密にすると答えた。
5. 障害者家族への支援
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 障害当事者だけでなく家族やきょうだいの声を次期障害者プランに反映する必要性を訴え、具体的対応を求めた。
- 市の答え
- 家族支援の意見を踏まえ、放課後の受入れやレスパイトサービスの充実などを施策に加えていく考えを示した。
6. 自動車改造費助成の拡大
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 本人所有の車に限られている自動車改造費助成を、横浜市のように家族所有の車にも広げるべきと提案した。
- 市の答え
- 障害者の社会参加促進のため、他市を参考に対象要件の見直しを進めていると答えた。
7. 財産区の持続可能性
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 旧城山町の施設利用が止まっている例を挙げ、財産区と市の一体性や、将来の運営継続が可能かを問いただした。
- 市の答え
- 担い手不足や貸付料収入の減少などを課題と認識し、Jクレジット制度の導入など歳入確保策を検討していると答えた。
8. 相原地区の道路整備
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 市道相原大島・相原大沢線の整備進捗と、市道相原橋本の通学路の安全対策について確認した。
- 市の答え
- 用地取得が完了し来年度以降工事に着手予定であり、通学路は舗装修繕に合わせ路面標示や区画線を更新すると答えた。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
リニア駅周辺整備や障害福祉など複数分野で数字や他都市比較を用いた具体的な提案を行っている点は評価できる。一方、自動車改造費助成の拡大要望では財源への言及がなく、答弁も多くは「検討・研究」止まりで、前向きな具体約束を得た項目は一部にとどまる。
良かった点
- 事業費500億円・市負担300億円や停車本数、乗降客数などの具体的な数字を示して質問している
- 横浜市の自動車改造費助成制度を比較対象として示すなど、他都市事例に基づいた建設的な提案をしている
- 障害当事者だけでなく家族・きょうだいへの支援の必要性を具体的な声を交えて訴え、プランへの反映を求めている
改善できる点
- 自動車改造費助成の対象拡大(横浜市と同様の取扱い)を求めているが、どの財源で対応するかについては触れていない
- 財産区の担い手不足・財源減少という課題を指摘しているが、具体的な統合・再編などの解決策までは示さず要望止まりになっている
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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