一般質問2024年3月13日令和6年 3月定例会議
食料安保と麻溝台新磯野整備事業を問う
務川 慧 議員(自由民主党相模原市議団)
農林・中山間地域子育て・教育経済・産業行財政・市役所改革まちづくり・交通
まとめ
務川議員は、相模原市の都市農業が食料安全保障にどう役立つか、学校給食での市内産農産物の活用拡大、そして麻溝台・新磯野地区の企業誘致やデータセンター誘致、道路整備、土木職員確保について質問しました。市は、都市農業は地産地消や農業体験で役割を果たすとし、学校給食の活用拡大や農地集約化を進めると答えましたが、電力確保や人材確保などの課題も残り、多くは検討・協議中の答弁でした。
質問と答え
1. 都市農業と食料安保の役割
農林・中山間地域前向きな答弁- 議員の質問
- 食料自給率が低い相模原市の都市農業は食料安全保障にどう役立つのか、農業基盤強化の意義はあるのか
- 市の答え
- 都市農業は地産地消や農業体験、市民の理解醸成などの役割を果たしており、農業基盤の強化にも意義があると答えた
2. 学校給食での地産地消拡大
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 学校給食での市内産野菜・米・卵の使用割合は低く、今後市内産農畜産物をもっと活用できないか、課題は何か
- 市の答え
- 市内産は野菜12%、米0.6%にとどまる。できる限り多く使いたいが、安定供給や当日配送の仕組みづくりが課題と答えた
3. 農地集約化と地域計画策定
農林・中山間地域前向きな答弁- 議員の質問
- 農地集約化を進める地域計画の策定が遅れていないか、残り1年でどう進めるのか
- 市の答え
- 協議の場の設置区域はおおむね方向性が定まり、令和7年3月までに関係者と調整して計画を策定すると答えた
4. 第一整備地区の企業誘致
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 麻溝台・新磯野第一整備地区の19街区に地域経済に資する企業を誘致できるか
- 市の答え
- 地権者と情報共有しながらSTEP50制度を周知し、本市産業と親和性の高い企業の進出を支援すると答えた
5. データセンター誘致と電力課題
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 後続地区へのデータセンター誘致の意義と、電力消費・省エネなどの課題、市の財政負担額はどうなっているか
- 市の答え
- 雇用創出や税収増が期待できるが電力確保が課題。市の負担は道路整備等で約100億円を想定していると答えた
6. 経済施策推進体制の強化
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 新設された経済担当部長は、旧ポストの創業支援・企業誘致担当部長から役割がどう変わるのか
- 市の答え
- 従来の役割を継承しつつ市の経済施策全体に所管を拡大し、産業誘致や創業支援などを加速させると答えた
7. 村富線の4車線化とバイパス整備
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 渋滞の激しい県道507号村富線の4車線化やバイパス道路整備を区画整理事業の中でどう進めるのか
- 市の答え
- 新道路整備計画に基づき区画整理と一体で整備予定とし、バイパスについては土地利用計画策定の中で関係者と協議すると答えた
8. 土木職員の確保と処遇改善
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- まちづくりの推進に不可欠な土木職員の定数増と欠員対策、他市より低い地域手当の見直しが必要ではないか
- 市の答え
- 次期定数管理計画で技術職員確保を検討するとし、欠員は11人、採用選考の柔軟化を進める。地域手当は国の動向を注視すると答えた
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
農畜産物の生産量・使用量、土木職の欠員数、地域手当の自治体間比較、市の財政負担額など具体的な数字を多く示し、学校給食活用やデータセンターの社会システム活用など建設的な提案も見られた。一方で土木職増員や地域手当引き上げの要望では財源確保への言及がなく、答弁も「検討」「協議」止まりの項目が多かった。
良かった点
- 生産量・使用量・欠員数・地域手当率など具体的な数字を多数示し、根拠に基づいて質問を展開した
- 学校給食での地産地消拡大や、データセンターを社会システムに組み込む活用法など、代わりの案や次につながる提案を複数示した
- 食料安全保障、拠点開発、人材確保など、市民生活や市の将来に直結するテーマを幅広く取り上げた
改善できる点
- 土木職員の定数増や地域手当の引き上げを求めているが、その財源をどこから確保するかについての言及がなかった
- 答弁の多くが「検討する」「協議する」「注視する」にとどまり、具体的な約束を引き出せた項目は限られた
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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