一般質問2024年9月25日令和6年 9月定例会議
職員不足・大西大通り線など広範な一般質問
今宮 ゆうき 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
行財政・市役所改革医療・福祉子育て・教育まちづくり・交通防災・安全
まとめ
市職員の人手不足、生活保護・児童相談所の体制、大西大通り線計画の進め方、リニア工事の土のう崩落、公共施設の駐車場有料化などを幅広く質問。市は児童福祉司の増員は基準を達成したと前向きに答えたが、道路計画の進め方や施設廃止の撤回については方針を変えないとし、多くは検討課題のまま残った。
質問と答え
1. 職員定数管理計画の総括
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 人が増えず仕事が増えて職員が疲弊しているという声を受け、計画の総括と次期計画への反映を求めた。
- 市の答え
- 育休職員の代替が十分でないことを課題と認め、次期計画は育休を取りやすい環境づくりを踏まえて策定するとした。
2. 児童福祉司・児童心理司の増員
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 児童虐待対応が過去最多となる中、児童福祉司等の増員状況と国基準の達成、弁護士配置の対応を問うた。
- 市の答え
- 計画を上回る31人を増員し国基準を満たしていると説明。弁護士配置は検討中と答えた。
3. 生活保護ケースワーカーの人員不足
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- ケースワーカー1人当たりの担当世帯数(基準80世帯)の実態と、増員目標31人が12人にとどまった影響を問うた。
- 市の答え
- 育休等で実員が不足していると認め、総務局と健康福祉局の数字に食い違いがあったが、次期計画で実態を反映するとした。
4. 教職員・消防職員の欠員対応
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 小中学校で合計42人の教員欠員がある状況や消防職員の多忙さを指摘し、正規職員の増員を求めた。
- 市の答え
- 年度途中の正規採用は難しいとしつつ非常勤講師で対応、消防は働きやすい環境づくりに努めるとした。
5. 行革プラン終了と816億円の歳出超過
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 行革プランの根拠とされた816億円の歳出超過が、施設廃止反対の声を抑えるために使われたのではと問うた。
- 市の答え
- 当時の客観的な数値であり、財政健全化目標の早期達成が見込まれたため終了したと説明し、意図的利用は否定した。
6. 南市民ホール等廃止事業の撤回要求
行財政・市役所改革否定的な答弁- 議員の質問
- 事業がまだ続き効果が出ていないのに改革プランが終了するなら、廃止方針を撤回すべきではと求めた。
- 市の答え
- 持続可能な行財政運営を前提としており、南市民ホールや銀河アリーナなどの見直し方針は変更しないとした。
7. 大西大通り線の区分地上権と住民説明
まちづくり・交通否定的な答弁- 議員の質問
- 区分地上権設定時に新道路計画を市が把握していたのに住民に伝えなかったのではと指摘し、説明責任を問うた。
- 市の答え
- 庁内検討中で線形を示せなかったと述べ、結果的に地権者に迷惑をかけたと認めたが、方針は変わらないとした。
8. 大西大通り線の交通量予測と事業手法
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 周辺道路の現況交通量を調査していないことや、土地収用法の適用可能性・スケジュールについて問うた。
- 市の答え
- 周辺道路の現況交通量は把握しておらず、収用を前提とせず地権者の理解を得ることに努めるとした。
9. さがみはらリニアひろばの土のう崩壊
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 台風で高さ10mの土のうが崩れ道路を塞いだ事故を受け、再発防止と積み上げ基準の明確化を求めた。
- 市の答え
- JR東海に再発防止を要請済みで、JRから盛土基準に基づき積み方を変更すると報告を受けているとした。
10. 公共施設駐車場の有料化
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 市役所駐車場の無料時間短縮で使いづらくなったとの声や、公園等への有料化拡大への懸念を伝え、無料化継続を求めた。
- 市の答え
- 無料時間短縮で貸付料が約3倍になったと説明し、適正利用と歳入確保のため有料化を引き続き進めるとした。
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
虐待件数や配置基準の数字、国ガイドラインの原文引用など根拠は豊富で、局間の答弁の矛盾も具体的に突いた点は評価できる。一方で駐車場無料化継続や福祉手当復活、増員要求など財源を示さない支出増の要望が複数あり、提案の多くは批判・質問型で代替案の提示は少ない。
良かった点
- 虐待対応件数や配置基準、816億円など具体的な数値・国の資料を引用して質問を組み立てている
- 総務局と健康福祉局のケースワーカー実員数の食い違いを明らかにし、実態把握の問題を示した
- 児童相談所の執務環境や職員の生の声など現場目線の課題を取り上げた
改善できる点
- 公共施設駐車場の無料化継続や福祉手当の廃止撤回を求めているが、財源をどこから出すかは示していない
- 批判や現状確認で終わる項目が多く、具体的な代替案の提示が少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見2.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり4.0 / 5
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