代表質問2023年6月6日令和5年 6月定例会議
市政運営から子育て・防災まで広範な代表質問
大槻 和弘 議員(自由民主党相模原市議団)
行財政・市役所改革経済・産業環境子育て・教育文化・スポーツ防災・安全
まとめ
自民党市議団が市長の2期目の方針や予算、子育て支援、防災、環境、基地問題など非常に幅広いテーマについて質問しました。市は休日一時保育の開始時期や電気自動車の充電設備補助など一部具体的な答えを示しましたが、多くの項目は「検討していく」との答えにとどまりました。
質問と答え
1. 市長2期目の市政運営方針
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 市長の2期目にあたり、今後の抱負や『出向く市政』『発信力向上』をどう実現するのか説明を求めた。
- 市の答え
- 子育て・教育・まちづくりに重点を置き、自ら対話を重ねながら庁内一丸で市民に寄り添う市政を進めると答えた。
2. 市内中小企業への支援
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- 投資的経費が少なく市内企業への発注が回復しないとして、市内企業優先発注など具体的な支援策を尋ねた。
- 市の答え
- 条例に基づき市内企業向けの入札条件を設定するなど、従来の取組を継続すると説明した。
3. 電気自動車と充電設備の普及
環境前向きな答弁- 議員の質問
- 電気自動車の普及率や急速充電設備の設置状況を尋ね、普及促進の具体策を求めた。
- 市の答え
- 普及率0.2%、充電器38か所と説明し、集合住宅・商業施設向けの充電設備導入補助を新設すると答えた。
4. 財政運営と行財政構造改革プラン
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 財政調整基金の活用や第2期改革プランの考え方、財政収支見通しの見直しについて尋ねた。
- 市の答え
- 基金残高は約91億円とし、今後の活用を検討、長期財政収支も見直して第2期プランを策定すると答えた。
5. 待機児童対策と休日一時保育
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 待機児童・保留児童の増加原因と対策、休日一時保育の実施時期を尋ねた。
- 市の答え
- 大野南地区の1歳児需要増が原因とし、認可保育所新設や休日一時保育を来年度から開始すると具体的に答えた。
6. 不適切保育への対応
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 市内保育施設で起きた不適切保育の実態と、施設への指導内容を尋ねた。
- 市の答え
- 8施設29件を確認し改善を確認済みとし、他施設にも国のガイドラインを周知し指導を強化すると答えた。
7. 教員確保・多忙化対策と体育館エアコン
子育て・教育否定的な答弁- 議員の質問
- 教員の欠員・時間外勤務の状況を尋ね、体育館へのエアコン設置を補助制度を使って進めるよう求めた。
- 市の答え
- 欠員や時間外勤務の多さを認めつつ、体育館の空調設置は他の改修を優先し令和7年度までの実施は難しいと答えた。
8. 南市民ホールなど文化施設の在り方
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 南市民ホール廃止への市民意見をどう受け止め、今後どう検討するのか、スケジュールを尋ねた。
- 市の答え
- 市民の声を市長自ら聞く機会を設け、適切な時期に方針を判断すると述べたが、日程は未定とした。
9. 防災対策(要援護者支援・合同訓練)
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 災害時要援護者の個別避難計画づくりの状況と、9月の九都県市合同防災訓練の内容を尋ねた。
- 市の答え
- モデル地区での説明を終え、本年度は対象地区を拡大すると答え、訓練は規模を拡大して実施すると説明した。
10. 自転車・交通安全対策
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 自転車の逆走防止やヘルメット着用促進、交差点での通行方法の分かりにくさへの対応を尋ねた。
- 市の答え
- 矢羽根やラバーポールの試験設置を拡大検討し、ヘルメットは啓発を続けるとしたが、購入助成などの具体策は示さなかった。
11. キャンプ座間の基地対策
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- ゴルフボール飛び出し事故の再発防止策や、国・米軍への具体的な要請内容を尋ねた。
- 市の答え
- 国と米軍で防球ネットの見直しを検討中とし、市からもネット新設などを提案していると答えた。
12. ごみ減量・集団資源回収・蛍の保全
環境否定的な答弁- 議員の質問
- 集団資源回収の登録団体減少への対策や、道保川公園の蛍の減少への対応を尋ねた。
- 市の答え
- 奨励金は他市より高額なため増額は不要とし、蛍は天候変動の範囲内で絶滅の危惧はないと答えた。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
マイナンバー普及率や電気自動車普及率、他都市事例(愛川町、川崎市、横浜市など)を多く示し具体性は高いが、体育館エアコン設置やヘルメット助成など財源を示さない支出要望も見られる。答弁は休日一時保育のように具体的な前進もあったが、多くは検討・研究止まりで、代表質問としては平均的な水準といえる。
良かった点
- 電気自動車の普及率や教員の欠員・倍率など、数字を挙げて市の現状を具体的に確認している
- 休日一時保育や不適切保育対応など、子育て関連で市から具体的な実施時期・対応策を引き出している
- 川崎市・横浜市・愛川町など他都市の事例を比較材料として示し、議論の根拠にしている
改善できる点
- 体育館へのエアコン設置を『強く要望』しているが、財源や優先順位の見直しについては触れていない
- ヘルメット購入助成の導入を求めているが、費用負担や財源の考え方は示されていない
- 多くの項目が現状確認や検討状況の確認にとどまり、代替案を伴う提案は限られている
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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