代表質問2025年11月27日令和7年 12月定例会議
子育て・防災・環境など幅広く問う代表質問
大崎 秀治 議員(公明党相模原市議団)
行財政・市役所改革その他まちづくり・交通子育て・教育環境医療・福祉防災・安全文化・スポーツ
まとめ
公明党の大崎議員が、こども医療費助成の拡充、市営斎場や廃棄物処理場の安全性、相武台下駅のバリアフリー化、不登校対策、熊対策、新しいアイススケート場など非常に幅広いテーマで質問した。市は、こども医療費無償化を2027年4月に実施予定とし、不登校対策では中学校全校に支援教室を設置すると約束するなど、多くの項目で前向きな方針を示した。
質問と答え
1. 市民健康文化センターの再入札
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 物価・人件費高騰で入札が不調になった施設改修事業について、再入札での条件や価格の見直し方を問うた
- 市の答え
- 物価高騰が主因と認識し、地域限定などの制約は設けず、修繕費の上限額設定など市と事業者の負担範囲を見直すと回答した
2. 市営斎場の火葬待ち対策
その他前向きな答弁- 議員の質問
- 火葬まで10日以上待つ問題への対応として、利用時間延長の効果と周辺住民への説明状況を問うた
- 市の答え
- 時間延長で3か月の火葬予約枠を約2000枠から2340枠に拡大でき、周辺自治会には説明し理解を得ていると回答した
3. 区画整理事業の清算金
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 麻溝台・新磯野地区の清算金の対象人数・総額・確定日や、地権者への説明状況を問うた
- 市の答え
- 対象は22名で総額約2000万円、確定日は換地処分公告の翌日(令和15年度予定)とし、丁寧に説明を続けると回答した
4. 教職員の処遇改善
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 給与条例改正による教職員の処遇改善効果や、誇れる教育環境づくりの取組を問うた
- 市の答え
- 教職調整額引上げや手当加算対象拡大で教員のやる気向上につながるとし、独自の教育指針で環境整備に努めると回答した
5. こども医療費助成の拡充
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 所得制限・自己負担金の撤廃による18歳までの無償化について、実施時期を早めるよう求めた
- 市の答え
- システム改修等の調整が必要で令和9年4月実施予定とし、早期化については引き続き調整すると回答した
6. 最終処分場の安全性
環境現状の説明のみ- 議員の質問
- 処分場のかさ上げによる崩壊・越水・粉じんのリスクについて、豪雨や地震が同時に起きた場合の安全性を問うた
- 市の答え
- 想定規模の豪雨と震度6強の地震が同時発生しても土堰堤は崩壊しないと確認済みで、排水処理能力は日量300立方メートルと回答した
7. 相武台下駅のバリアフリー化
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 市内で唯一バリアフリー化されていない相武台下駅へのエレベーター設置を強く求めた
- 市の答え
- エレベーター設置は必要と認識し鉄道事業者に要望するとともに、設置費補助制度の活用も調整すると回答した
8. 高齢者見守りと防犯助成
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 独り暮らし高齢者の増加を踏まえた見守り体制の強化と、録画機能つきドアホンの助成制度創設を求めた
- 市の答え
- 既存の見守り活動の充実に努めるとしたが、ドアホン助成の拡充は財源などの課題があり優先順位を検討すると回答した
9. 不登校対策の拡充
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 過去最多となった不登校の現状と低年齢化・長期化への対応、支援教室の全校設置を求めた
- 市の答え
- 令和9年度までに全中学校へ校内教育支援センターを設置する方針を示し、相談体制の充実にも取り組むと回答した
10. 熊対策と緊急銃猟制度
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 熊の出没増加を受け、緊急銃猟制度の運用準備やハンターの確保・育成への支援を求めた
- 市の答え
- 対応可能なハンターは既に確保しており、マニュアル整備や関係機関との連携・訓練を進めると回答した
11. 新しいアイススケート場
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 新スケート場の規模・運営概要と、寄附による整備費調達の可能性を問うた
- 市の答え
- 相模原麻溝公園内に民間活力を活用して早期整備する方針を示し、寄附については調達手法を情報収集すると回答した
12. 職員増員と専門性確保
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 職員増員計画の進捗や男性育休取得率、高齢・障害部門統合後の専門性確保について問うた
- 市の答え
- 増員計画を進めているが代替職員の確保が十分でないとし、専門職の育成に取り組むと回答した
質問の評価
4.0とても良い質問5点満点(5つの基準の平均)
多数の議案・政策分野にわたり数値計算や他都市事例を示し根拠は豊富だが、こども医療費無償化や各種助成拡充など財源を示さない支出要望が目立ち費用対効果の視点は弱い。答弁は複数の項目で前向きな約束を得ている。
良かった点
- 廃棄物処分場の降雨量計算や他都市の見守り・防災・居場所づくり事例など、数字と具体例に基づいて質問を組み立てている
- 不登校対策で校内教育支援センターの全校設置期限(令和9年度)を引き出すなど、具体的な約束を得た項目がある
- アイススケート場整備費について寄附募集案を示すなど、財源確保を意識した提案もあった
改善できる点
- こども医療費助成の所得制限・一部負担金撤廃(年間約2.3億円の追加予算)について、どこから財源を確保するかを示さずに早期実施のみを求めている
- 録画機能つきドアホン助成や防災訓練への予算支援拡充など、新規の支出を求める項目が複数あるが、財源や優先順位の具体的な提案が乏しい
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果4.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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