一般質問2025年9月26日令和7年 9月定例会議
生活排水・自治会法人化・落ち葉対策を問う
小林 たかみち 議員(無所属)
環境人権・市民活動防災・安全
まとめ
小林議員は、下水道が整備されない小倉・葉山島地区の生活排水対策の遅れ、自治会加入率の低さで新規の自治会法人化がほぼ不可能になっている問題、落ち葉による道路冠水対策について質問しました。市は、地域の実情に応じた浄化槽支援の検討、自治会法人化の要件の妥当性の情報収集、落ち葉対策型グレーチング蓋の導入拡大を進める考えを示しました。
質問と答え
1. 小倉・葉山島の生活排水対策
環境検討・研究する- 議員の質問
- 下水道が整備されない小倉・葉山島地区で、くみ取りや単独処理浄化槽の家庭が約43%残っている現状を踏まえ、合併処理浄化槽への転換を進めるための新たな補助制度創設や維持管理支援、下水道整備の方向性を示すよう求めた。
- 市の答え
- 単独処理浄化槽からの転換を進めているが依然利用世帯が多いため、県の計画も踏まえ生活排水処理率向上に取り組む。より地域の実情に即した取組が必要と考えている。
2. 小倉橋公衆トイレの老朽化
環境現状の説明のみ- 議員の質問
- 下水道がないため特殊処理方式を採用している小倉橋の公衆トイレが故障し長期間使用できなかったことを指摘し、処理能力の増強や有料化など抜本的な対策を求めた。
- 市の答え
- 設置から20年近く経過しており、ポンプ劣化と配管の目詰まりが故障原因。定期点検と必要な修繕に努める。
3. 自治会法人化の現状と要件
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 自治会加入率が43.5%しかない中、法人化には地域住民の過半数を構成員とする要件があり新規法人化がほぼ不可能になっていると指摘し、要件緩和を求めた。
- 市の答え
- 法人化は自治会ごとの判断に委ねている。相当数を過半数とする現在の運用について、高齢化や担い手不足等を踏まえ妥当性の情報収集に当たっていく。
4. 落ち葉対策型グレーチング蓋の導入
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 落ち葉による排水不良や道路冠水を防ぐため、他都市(平塚市・横浜市)の事例を挙げ、排水性が高く維持管理コストも下げられる落ち葉対策型グレーチング蓋の導入拡大を求めた。
- 市の答え
- 街路樹の多い路線など効果的な場所から、順次、落ち葉対策型グレーチング蓋への交換を進めていく。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
各項目で具体的な数字や他都市事例を多数示し根拠を伴う質問だった。一方、合併処理浄化槽の補助率9割への拡充提案は財源の説明がなく、答弁も検討・研究にとどまる項目が多かったため、成果と費用対効果の評価は抑えた。
良かった点
- 単独処理浄化槽の割合(43%)や自治会加入率(43.5%)、落ち葉清掃費用(約300万円)など具体的な数字を多数引き出している
- 平塚市・横浜市の事例を示し、落ち葉対策型グレーチング蓋の導入拡大という具体的で費用対効果も意識した提案を行っている
- 生活排水・自治会・防災という異なる分野で、現状把握から改善提案まで筋道立てて質問を展開している
改善できる点
- 合併処理浄化槽の補助率を9割まで上げるという大きな財政支出を伴う提案に対し、財源をどこから確保するかの言及がない
- 自治会法人化の要件緩和については、市からは『妥当性の情報収集』という検討表明にとどまり、具体的な制度改正の道筋は示されていない
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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