代表質問2024年6月5日令和6年 6月定例会議
防災・子育て・福祉など幅広く問う代表質問
南波 秀樹 議員(公明党相模原市議団)
防災・安全その他子育て・教育人権・市民活動まちづくり・交通医療・福祉環境
まとめ
公明党相模原市議団を代表し、能登半島地震を受けた防災対策、人口減少・少子化対策、子育て支援、リニア新幹線開業延期の影響、認知症や聴覚など福祉施策、不登校支援、ワクチン助成、環境・経済施策、学校教育のICT環境など非常に多くのテーマで市の考えをただした。市は多くの項目で前向きな取り組みや検討を示したが、無償化や助成拡充を求める部分は財政への影響を理由に慎重な姿勢を示した。
質問と答え
1. 能登地震支援と補正予算
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 能登半島地震の被災地に職員を派遣した経験をどう防災対策に生かすか、追加予算を組んだ理由を尋ねた。
- 市の答え
- 派遣職員からの報告で断水など新たな課題が分かり、すぐに予算を追加した。今後も職員の声を反映させると答えた。
2. 人口減少対策
その他検討・研究する- 議員の質問
- 民間機関が本市を「将来消滅の可能性がある」分析に位置づけたことへの受け止めと、人口の将来予測、若い女性の人口減少への対応を尋ねた。
- 市の答え
- 2075年には人口が57万人に減る見込みで、就労支援や移住促進など分野を超えて取り組むと答えた。
3. 子育て支援の充実
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 保育料の第3子無償化の拡充や、給食費・副教材費など保護者負担の軽減を求めた。
- 市の答え
- 第3子無償化の拡充には年約3億円かかり、公平性や財政への影響から慎重に検討するとした。学用品費等は他市を参考に検討するとした。
4. 若者・女性の声を生かす政策
人権・市民活動現状の説明のみ- 議員の質問
- 高校生らが行政提案に関わる他市の例を挙げ、若者や女性の声をまちづくりに取り入れる仕組みを求めた。
- 市の答え
- 高校・大学との連携や審議会の女性比率目標などで取り組んでいると答えた。
5. リニア新幹線開業延期の影響
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 2027年開業断念を受け、市民への説明や橋本駅周辺のまちづくり、神奈川県駅・大西大通り線への影響について尋ねた。
- 市の答え
- 開業延期は残念だが、橋本駅周辺整備は見直さず進める。地権者には丁寧に対応すると答えた。
6. 防災計画・防災DX・気象アドバイザー
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 大規模火災への対応強化、避難所運営のDX化、気象防災アドバイザーの登用を求めた。
- 市の答え
- 地域防災計画に大規模火災対応を追記した。避難所DXは国の実証に参加し検討中、気象アドバイザーは調査研究すると答えた。
7. 豪雨時の情報伝達(城山ダム)
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 城山ダムの緊急放流時の情報伝達の改善状況と、暴風雨下でも確実に住民へ伝える方法を尋ねた。
- 市の答え
- 県がウェブ会議方式で早期に情報提供する仕組みを導入した。防災メールなど複数手段で伝達すると答えた。
8. 災害時の子供の居場所と心のケア
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 避難所でのキッズスペース設置や、被災した子供の心のケア・学習相談の体制整備を求めた。
- 市の答え
- キッズスペースは設置場所の検討を進める。心のケアの体制も他自治体の例を参考に検討するとした。
9. 避難所のオストメイトトイレ・コミュニケーションボード
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 障害のある人のためのオストメイト専用トイレや、意思疎通を助けるコミュニケーションボードの避難所配備を求めた。
- 市の答え
- トイレは配備方法を検討中。ボードは民間と協力し今年度中に全避難所へ配置予定と答えた。
10. 火葬需要への対応
医療・福祉否定的な答弁- 議員の質問
- 火葬待ちの長期化による遺族の負担(遺体保管費など)への支援や、市外利用時の差額助成を求めた。
- 市の答え
- 予約枠拡大で待ち日数は短縮したが、市外利用の差額助成は近隣市の理解が得られず困難とし、新斎場整備で対応するとした。
11. 認知症の予防と対策
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 認知症・軽度認知障害の将来推計や、早期受診につながる相談体制の整備を求めた。
- 市の答え
- 推計人数を示し、地域包括支援センターでのスクリーニングや医療関係者との連携を進めると答えた。
12. 聴覚機能の低下防止
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 難聴による社会的孤立や認知症予防のため、聞こえのチェックアプリ導入や軟骨伝導イヤホンの普及を求めた。
- 市の答え
- アプリ活用や事業の充実を検討し、軟骨伝導イヤホンは他市事例を研究すると答えた。
13. 社会的孤立・オーバードーズ対策
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 孤独・孤立対策推進法を受けた地域協議会の設置や、若者の市販薬乱用(オーバードーズ)への相談・教育の充実を求めた。
- 市の答え
- 重層的支援会議などの活用を検討し、薬剤師会と連携した啓発を進めると答えた。
14. 不登校児童生徒への支援
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 不登校の子供が学校以外で健康診断を受けられる費用助成、フリースクール利用への支援、不登校特例校の設置を求めた。
- 市の答え
- 内科検診未受診者が年々増えていることを認め、学校外受診の体制や費用助成、特例校の形態を調査研究すると答えた。
15. ワクチン接種への公費助成
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- HPVワクチンの周知強化、RSウイルス・帯状疱疹ワクチンへの公費助成を求めた。
- 市の答え
- HPVは個別通知で接種が増えたと説明。RSは国の議論を注視、帯状疱疹は年3.5〜4億円かかると見積り、国の定期接種化を待つ姿勢を示した。
16. 農産物消費拡大・環境施策
環境検討・研究する- 議員の質問
- 市内産農産物の消費拡大のための商品券発行、宅配便ロッカー設置、ごみ拾いイベント、ペットボトルの水平リサイクルを求めた。
- 市の答え
- イベント等で消費者支援につなげる、宅配ロッカーは課題整理中、ごみ拾いイベントは機運醸成、リサイクルは民間連携を検討すると答えた。
17. カーブミラーの老朽化対策
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 倒れる事故が起きたことを受け、カーブミラーの総点検や老朽化したものの撤去・修繕を求めた。
- 市の答え
- 管理する約1万本を緊急点検し、老朽化が判明した87本は撤去・建て替えに着手したと答えた。
18. 支援教育・部活動改革・GIGAスクール
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 市立特別支援学校の設置、発達サポート講座の拡充、部活動の地域移行に伴う教員の兼職兼業、学習端末の通信環境・故障対策・更新、新聞配備を尋ねた。
- 市の答え
- 特別支援学校の新設は予定しないが拠点機能の強化を検討。端末は通信環境を改善し来年度更新予定。新聞活用は好事例を広げるとした。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市の事例や国・市の統計を多数示し具体性は高いが、第3子保育料無償化や給食費・副教材費無償化、帯状疱疹・RSワクチン助成など支出を伴う要望の多くで財源案が示されず、答弁も「検討」「研究」止まりが目立つ。市民生活に関わるテーマは幅広く取り上げられている。
良かった点
- 人口戦略会議の分析や他自治体の具体的な事例(美濃市、都城市、豊中市など)を多数引用し、根拠を示しながら質問している
- 防災・子育て・医療福祉・教育・環境まで市民生活に密接なテーマを幅広く取り上げている
- 避難所のコミュニケーションボード配備やカーブミラー緊急点検など、実際に具体的な対応を引き出した項目もある
改善できる点
- 保育料第3子無償化の拡充(市負担約3億円)や給食費・副教材費の無償化、帯状疱疹・RSウイルスワクチンの公費助成(帯状疱疹は年3.5〜4億円)を、財源をどこから確保するか示さずに求めている
- 取り上げる項目数が非常に多く(約20項目)、一つ一つの議論が深まりにくい構成になっている
- 多くの項目で答弁が「検討する」「研究する」にとどまり、具体的な実施時期や方法まで踏み込めていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた