一般質問2025年3月19日令和7年 3月定例会議
産業連携から斎場・スポーツ・文化財まで問う一般質問
秋本 仁 議員(自由民主党相模原市議団)
経済・産業医療・福祉文化・スポーツ
まとめ
イノベーション拠点の連携や企業の海外展開支援、新斎場の整備状況、部活動の地域移行や新素材の体育館床材、文化財の担い手不足、アートラボはしもとの再整備など幅広いテーマを質問。市は多くの項目で「検討する」としつつ、体育館の床材更新やアートラボのリニューアル時期など一部で具体的な予定を示した。
質問と答え
1. SICとFUN+TECH LABOの連携
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 旧相原高校跡地のイノベーション拠点と産業創造センター(SIC)が連携し、企業の成長を後押しすべきではないか。満室状態のSICの次の展開も必要では。
- 市の答え
- 両施設の連携で交流や企業成長を促す。橋本駅周辺での新たなオフィス・研究所設置や、物流施設活用など他都市事例も含めて検討する。
2. 市内企業の海外展開支援
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- これまでのビジネス交流会等の成果と課題、今後の支援策、海外展開の機運醸成の必要性について質問。
- 市の答え
- 参加企業から一定の成果はあったが希望企業が少ないのが課題。ジェトロと連携したセミナーや見本市出展助成を実施し、機運醸成の機会提供も検討する。
3. 青山地区新斎場の整備
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 新斎場整備の進捗、地権者・地域・帝京大学への説明状況、完成までの見込みを質問。また現在の市営斎場の混雑状況も確認。
- 市の答え
- 予備設計を令和7年9月完了予定で進めており、地権者・地域団体・帝京大学への説明も実施中。完成時期は基本計画策定の中で検討。市営斎場は稼働率99%、火葬待ち平均9.4日。
4. 生涯スポーツ・部活動地域移行
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 部活動文化から生涯スポーツ文化への転換、フィジカルリテラシー概念の導入、生徒の意見を尊重した地域移行、指導者への適切な報酬や保護者負担の在り方を質問。
- 市の答え
- 次期スポーツ推進計画でフィジカルリテラシー導入を検討、生徒の立場を尊重した地域移行を進める。指導者の対価や会員の費用負担は審議会意見を踏まえ今後方針を検討。
5. スポーツ施設の新素材床材導入
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- けが防止や耐久性に優れ、避難所利用時にも有効な新素材の床材を総合体育館の改修で導入すべきと提案。
- 市の答え
- 令和7年度の総合体育館大体育室の床改修で、既存の木製床から新しい床材へ変更する予定。
6. 文化財(ヤツボ)の継承と担い手不足
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 文化財保存活用地域計画の策定状況と、担い手の高齢化が進む市登録文化財「大島中ノ郷のヤツボ」への対応を質問。
- 市の答え
- 令和7年度中の文化庁認定を目指し策定を進める。中ノ郷のヤツボについては地域の意見を聞きながら適切な管理方法を検討する。
7. アートラボはしもとの再整備
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- アートラボはしもと再整備の進捗とリニューアル時期、美術館機能や交流・発信機能、ホームタウンアーティストとの連携内容を質問。
- 市の答え
- 令和9年夏頃のリニューアルを予定。市民ギャラリーでの展示やアリオ橋本のオープンスペースを使った発信・演奏会を検討し、将来的にホームタウンアーティストを輩出する場を目指す。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市視察や具体的な数値データに基づく提案が多く説得力があったが、部活動の会費減免や困窮家庭支援を財源を示さずに求める場面もあった。答弁は多くが検討段階で、具体的な期限や予算の確約は限定的だった。
良かった点
- つくば市やKBIC(川崎)、多摩市総合体育館など他都市の視察結果を根拠に具体的な提案をしている
- 斎場の混雑状況や部活動アンケートの数値など、根拠となるデータを示しながら質問している
- 産業振興から斎場、スポーツ、文化財、文化施設まで市民生活に密接なテーマを幅広く取り上げている
改善できる点
- 部活動の会費を安くしつつ困窮家庭も支援するよう要望しているが、その財源をどこから確保するかは示されていない
- 新斎場の完成時期など重要な項目で具体的な期限の確約が得られておらず、答弁が検討・調整段階の説明にとどまっている
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり
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