一般質問2024年3月13日令和6年 3月定例会議
子育て支援と動物愛護、幅広い視点での一般質問
保々 富美子 議員(公明党相模原市議団)
防災・安全子育て・教育人権・市民活動医療・福祉経済・産業
まとめ
保々議員は、災害時の子供の安全確保、小1の壁、給食費や修学旅行費の負担、学校健診のプライバシー配慮、狂犬病予防接種率、ドッグラン設置など幅広く質問。市は、ドッグランの麻溝公園での試行実施や修学旅行キャンセル料の就学奨励金対象化の検討など前向きな姿勢を示す一方、多くは「検討する」「調査する」という答弁にとどまった。
質問と答え
1. 発災時の児童の安全確保
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 地震などの災害時に、学校や児童クラブにいる子供の安全をどのように確保し、保護者に引き渡すのかを問うた。
- 市の答え
- それぞれのマニュアルに従い、保護者への引渡しまで児童の安全確保に努め、避難所開設時は速やかに避難所へ移動させるとした。
2. 小1の壁と朝の預かり
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 小学校入学後に開所時間が勤務時間と合わず困る保護者が多いことから、ニーズ調査の実施と春休み期間の開所時間前倒しを求めた。
- 市の答え
- ニーズ調査は重要と考え、その結果を踏まえて優先順位をつけて検討するとした。
3. 食物アレルギーに配慮した災害備蓄
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 食物アレルギーのある児童生徒が増える中、学校の災害用備蓄品がアレルギーに配慮されているか問うた。
- 市の答え
- 備蓄しているアルファ化米はアレルギーの原因物質を含まない製品で、今後も配慮した備蓄に努めるとした。
4. 給食費の設定方法
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 学年ごとに給食費を区分する自治体もある中、本市が一律額にしている理由や今後の方針を問うた。
- 市の答え
- 小学校6年間を見据え、一律の額にしていると説明した。
5. 修学旅行のキャンセル料
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 就学奨励金対象者が修学旅行に不参加の際、キャンセル料を負担している実態を示し、制度の対象に含めるよう求めた。
- 市の答え
- 保護者の意見も踏まえ、キャンセル料を就学奨励金の対象とすることを検討するとした。
6. 学校健診でのプライバシー配慮
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 国の通知を踏まえ、健診時の児童生徒のプライバシー配慮を学校医など関係者に共有すべきと求め、生命の安全教育の充実も提案した。
- 市の答え
- 医師会と服装や検査方法を再確認し学校医に共有する。生命の安全教育も研修等を通じ充実に努めるとした。
7. 性的マイノリティーへの対応
人権・市民活動現状の説明のみ- 議員の質問
- 性的マイノリティーの児童生徒への健診を含めた配慮ある対応がなされているか問うた。
- 市の答え
- 相談があった場合、個々の事情に寄り添い、きめ細かな配慮や支援を行っているとした。
8. 狂犬病予防接種率の向上
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 犬の咬傷事故や7割台にとどまる予防接種率を示し、接種率向上への取り組みを問うた。
- 市の答え
- さらなる普及啓発が必要と認識し、個別通知やホームページ、SNS等で分かりやすい周知に取り組むとした。
9. ドッグランの設置
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 相模原麻溝公園などへのドッグラン設置と、観光スポットと組み合わせた活用を提案した。
- 市の答え
- 令和6年度に麻溝公園で指定管理者の自主事業として試行実施予定。観光活用は民間ノウハウも含め今後研究するとした。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
事故件数や接種率、不参加率など具体的な数字を示し、春休み預かりの前倒しやドッグランの設置場所など建設的な提案も多い。一方で、修学旅行キャンセル料の対象化や朝の預かり拡充など支出が増える提案について財源の工夫への言及がなく、答弁も検討・研究止まりが多い。
良かった点
- 事故件数・接種率・不参加率・キャンセル料など具体的な数字を根拠に質問を組み立てている
- 春休み期間の開所時間前倒しや、観光スポットと連携したドッグラン設置など、具体的で実現性を意識した提案をしている
- 子供の目線(災害時の不安、健診時の心情)に配慮した視点を複数の項目で示している
改善できる点
- 修学旅行費のキャンセル料を就学奨励金の対象に加える提案や、朝の預かり時間拡充の要望で、財源や人件費の確保方法に触れていない
- 給食費の学年区分見直しの提案でも、コスト増減や財源への言及がない
- ドッグランの観光活用など前向きな答弁を得た項目もあるが、多くは「検討する」「研究する」止まりで具体的な実施時期などの約束が少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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