代表質問2024年11月26日令和6年 12月定例会議
職員体制から給食・まちづくりまで広範な代表質問
森 繁之 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
行財政・市役所改革医療・福祉子育て・教育まちづくり・交通文化・スポーツ
まとめ
森繁之議員が、職員の働き方・採用、いじめ対応、学校給食、宝くじ収入、相模原駅や橋本駅周辺のまちづくり、介護・福祉、スポーツ振興、教員の働き方など幅広いテーマで市の方針をただした。市は新斎場の人員増員やいじめ再調査などには前向きに答えたが、学校給食費の無償化は財政負担が大きいとして実施しない考えを示し、まちづくりの多くは検討段階にとどまった。
質問と答え
1. 男性職員の育休と採用計画
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 男性職員の育休取得期間の平均や、育休中の学習支援、定数増に伴う採用計画について聞いた。
- 市の答え
- 男性職員の平均取得期間は約90日で、仕事と家庭の両立を応援する冊子などで啓発を行っている、令和7年度は120人程度の採用を予定していると答えた。
2. 土木・建築職員の確保
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 人材難が深刻な土木職・建築職について、確保のための具体的な取組を聞いた。
- 市の答え
- 採用セミナーや大学訪問、早期先行枠試験の導入など成果が出ており、今後建築職にも対象を広げると答えた。
3. 新斎場整備の人員体制
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 新斎場整備と既存斎場の改修を同時に進めるため、知見のある職員を集中配置すべきと求めた。
- 市の答え
- 業務量や進捗を踏まえ、必要な知識・経験を持つ職員を適切に配置すると答えた。
4. いじめ重大事態の再調査
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 過去最多となったいじめの件数や、重大事態に対する市長の受け止め、再調査の考えを聞いた。
- 市の答え
- 学校・教育委員会の体制に課題があったと認識しており、調査が不十分な場合は再調査を行うと答えた。
5. 学校給食費の高騰と無償化
子育て・教育否定的な答弁- 議員の質問
- 食材費高騰への対応継続と、周辺市のような学校給食費無償化を本市独自で行う考えがあるか聞いた。
- 市の答え
- 保護者負担軽減は検討するが、市独自の無償化は財政への影響が大きく実施は難しいと答えた。
6. 令和7年度予算編成と財政健全化
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 財源不足額が大幅に縮小したことが財政健全化の達成を意味するのか、予算編成の考え方を聞いた。
- 市の答え
- 行財政構造改革の取組により財政健全化目標の早期達成の見込みが立ち、危機的状況は回避したと答えた。
7. 年収の壁見直しへの対応
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 年収103万円の壁見直しによる税収影響と、報道で財政局長が政策否定的に見えた発言の真意を聞いた。
- 市の答え
- 減収は約200億円に上るが、代替財源の確保を前提に見直しを進めるべきという考えだと説明した。
8. 相模原駅周辺のスタジアム・商業施設整備
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 民間提案にあったスタジアム整備や大型商業施設誘致について、昼間人口増加への効果や実現可能性を聞いた。
- 市の答え
- 他都市のスタジアム事例を参考に、昼間人口拡大や費用対効果、実現性の観点から導入可能性を見極めると答えた。
9. 橋本駅周辺のリニアイベント
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- リニアフェスタでの市の関わりと、今後市主催イベントを行う考えについて聞いた。
- 市の答え
- 県やJR東海の協力が得られれば、シティプロモーションにつながる企画として実施を検討すると答えた。
10. 認定外道路・都市計画道路の見直し
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 活用見込みのない認定外道路や長期未着手の都市計画道路用地を積極的に処分すべきと求めた。
- 市の答え
- 認定外道路は洗い出しと売払いに積極的に取り組むとしたが、都市計画道路は手引きに基づき検証し存続用地は保有を続けると答えた。
11. 介護報酬改定とケアマネジャー不足
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 介護報酬改定による事業所への影響や、ケアマネジャーの処遇改善・資格更新負担の軽減を求めた。
- 市の答え
- 訪問系事業所への大きな影響は見られないとし、ケアマネ処遇は国への要望を続け、更新研修は県と情報交換すると答えた。
12. ホームタウンチーム応援団との連携
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 選手を支えるサポーターとの意見交換会や、複数チーム合同のファンイベント開催を提案した。
- 市の答え
- 応援団と意見を交わす機会を設けるなど連携強化に努め、チームと応援団を結ぶ取組を検討すると答えた。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
育休取得日数や障害者雇用率、宝くじ当選実績、他都市との介護報酬格差など具体的な数字を多く示し、技術職員確保や宝くじ販促など建設的な提案も多い。一方、学校給食費無償化や介護報酬改善は財源案を示さず要望している点があり、答弁も多くは「検討」「見極める」止まりだった。
良かった点
- 育休取得期間(約90日)、障害者雇用率、宝くじ当選実績、介護報酬の級地差など、具体的な数字や他都市比較を根拠に質問を組み立てている
- 宝くじ販促キャンペーンや市債の積極活用、企業誘致による税収増など、歳入確保・財政運営を意識した提案を複数行っている
- ナイター設備の防犯メリット指摘や技術職員の受験環境改善など、現場目線での建設的な提案を添えている
改善できる点
- 学校給食費の無償化について、財源(どの事業を見直すか、国以外にどこから費用を出すか)を示さずに市独自実施を求めている
- ケアマネジャーの処遇改善・介護報酬の級地見直しも国・県への要望に終始し、市独自の財源措置や代替策の提案がない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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