代表質問2025年2月27日令和7年 3月定例会議
予算・子育て条例・交通など広範な代表質問
野元 好美 議員(颯爽の会)
行財政・市役所改革人権・市民活動子育て・教育医療・福祉まちづくり・交通
まとめ
颯爽の会の野元議員が、来年度予算の使い方、人材不足や少子化への対策、子育て応援条例、障害者手当の廃止、子どもの権利、バスなどの移動手段について、他都市の事例を示しながら質問した。市側は多くの項目で「検討する」という答えにとどまり、条例の内容や道路計画の見直しは行わないとした。
質問と答え
1. 予算編成と中長期の課題
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 人口減少や少子高齢化が進む中、来年度予算はどんな中長期的な見通しを踏まえて作られたのか、投資的経費や市債の上限の考え方をただした。
- 市の答え
- 人口減少・少子高齢化への対応を重点テーマとし、子育てや地域共生社会の予算を拡充したと説明。市債は世代間公平の観点から活用し、負担は毎年精査すると述べた。
2. 人材確保とダイバーシティ・外国人支援
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 人材不足が深刻化する懸念から、女性や外国人が活躍できる環境整備や日本語教育の充実、多様な人材が共創できる仕組みづくりを求めた。
- 市の答え
- 研修や日本語講座の充実などに取り組むと述べたが、全庁横断的な戦略や日本語教育推進方針の策定については明確な方針を示さなかった。
3. 少子化の要因分析と対策
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 出生数や婚姻率、正規雇用率などのデータを示し、本市の少子化の根本原因を分析し、優先すべき対策を明確にするよう求めた。
- 市の答え
- 出生率・婚姻率が指定都市の中で低位にあることを認め、経済的負担や子育て環境などが複合的要因と説明した。
4. 職員の意識改革・組織改革
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 働きやすさと働きがいを両立させる人事制度や、多様なキャリア形成を応援する取組、組織風土の改革を他市の事例を挙げて提案した。
- 市の答え
- 経験者採用やテレワーク拡充など既存の取組を説明したが、人材育成方針には成果指標がなく、進行管理が不十分であることが明らかになった。
5. 重度障害者等福祉手当の廃止
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 手当廃止で生活が苦しいと答えた人が4割近くいる中、一人一人の状況を把握し、給付継続も含めた支援策を急いで講じるよう求めた。
- 市の答え
- コールセンターでの相談支援強化や生活状況把握に努めるとしたが、対象者2万4千人全員への一斉対応は難しいとし、給付継続には明確に答えなかった。
6. 子育て応援条例
子育て・教育否定的な答弁- 議員の質問
- 条例制定の目的や「結婚」を含めた理由、当事者の声の反映方法を問い、多様な価値観を排除しない表現への見直しを求めた。
- 市の答え
- 結婚や子育てへの多様な価値観を尊重する基本理念を定めたと説明し、社会全体で応援する機運醸成が目的だとして、内容の変更は行わないとした。
7. 大西大通りの市道認定
まちづくり・交通否定的な答弁- 議員の質問
- 将来交通量の算出根拠や、市道認定区域と事業認可区域が異なる理由を問い、人口減少時代に見合った計画を改めて検証するよう求めた。
- 市の答え
- 国のマニュアルに基づく算出は妥当であり、まちづくりや交通アクセス向上のために必要不可欠な路線であるとの説明を繰り返した。
8. 子どもの権利保障
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 児童虐待や不登校の増加を踏まえ、子どもの権利相談室の機能強化や、思春期世代の居場所づくり、家庭と暮らせない子供への支援強化を求めた。
- 市の答え
- メールでの相談受付を新設するなど相談室の環境整備を進め、思春期世代の居場所づくりも声を聞きながら検討を進めると述べた。
9. 移動手段の確保
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- バス路線の統廃合に伴う移動手段の確保について、他市のAIオンデマンドやライドシェアの事例を参考に、費用対効果の高い仕組みづくりを求めた。
- 市の答え
- 乗合タクシーの運行エリア拡大やAIオンデマンドシステムの活用、ライドシェアなど様々な方策を検討していくと述べた。
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
出生率や婚姻率などのデータ、加賀市・尼崎市・川崎市・京都府など他都市の具体的事例を多数示し根拠と代替案を提示した点は評価できる一方、重度障害者等福祉手当の継続要求では財源を示さず、市からの答弁も多くが検討止まりで成果は限定的だった。
良かった点
- 他都市(加賀市・尼崎市・川崎市・京都府など)の具体的な制度や事例を示しながら質問しており、根拠が明確である
- 出生率、婚姻率、正規雇用率など具体的な数値データを用いて少子化の現状を分析している
- 批判や指摘だけでなく、AIオンデマンド交通やキャリア形成制度など具体的な代替案を提示している
改善できる点
- 重度障害者等福祉手当について、財源を示さずに給付の継続も含めた検討を求めており、費用対効果や財源の観点がやや弱い
- ロング滑り台など新規事業の効果検証を求めているが、具体的な財源確保策の提示は市側任せになっている
- 多くの項目で市から「検討する」という答えしか得られておらず、具体的な前進としての成果は限定的だった
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた