代表質問2024年9月3日令和6年 9月定例会議
行財政改革から都市経営戦略へ、市政全般を問う質問
渡部 俊明 議員(自由民主党相模原市議団)
行財政・市役所改革医療・福祉その他防災・安全人権・市民活動まちづくり・交通経済・産業子育て・教育
まとめ
自民党会派が、財政が厳しい中で進めてきた「行財政構造改革プラン」を前倒しで終え、新しい「都市経営戦略」に切り替える市の方針について、これまでの取り組みは無駄にならないか、市民にどう説明するかを問いました。あわせて決算の分析、防災、人権条例の運用、住宅や経済支援、各駅周辺のまちづくり、教育など市政全般を幅広く質問し、市は多くの項目で検討や準備を進めていると答えました。
質問と答え
1. 改革プランから都市経営戦略へ
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 財政改革プランを前倒しで終え新しい都市経営戦略に切り替えるが、これまでの施設統廃合などの取り組みは今後も続けるのか、市民への説明はどうするかを問うた。
- 市の答え
- 市長は、目標の早期達成が見込めるため前倒しで終了するが、取り組み自体は今後も継続するとし、10月に市民説明会を行うと答えた。
2. 決算総括と財政運営
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 市税収入が過去最高、財政調整基金が目標を大きく超えて積み上がったことを踏まえ、投資的経費をもっと増やし基金をどう活用するか問うた。
- 市の答え
- 投資的経費は指定都市平均(約10%)を目指して増やし、基金は大規模事業や災害対応の財源として活用すると答えた。
3. マイナンバー保険証への切替え
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 12月から健康保険証がマイナンバーカードに切り替わることで、カードを持たない高齢者らが困らないよう、どう説明し不安を解消するか問うた。
- 市の答え
- カードがない人には代わりとなる「資格確認書」を送り、これまでと同様に受診できることを周知すると答えた。
4. 動物愛護センターとボランティア支援
その他検討・研究する- 議員の質問
- 猫の多頭飼育崩壊が相次ぐ中、動物愛護ボランティアへの支援強化と動物愛護センター設置の検討状況を問うた。
- 市の答え
- ボランティアが活動しやすい環境整備を続け、センターについては令和7年度中に基本構想をまとめると答えた。
5. 災害・熱中症への対応強化
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 南海トラフ地震臨時情報への対応、災害対応スーパーバイザーの人選、熱中症アラート時のイベント対応、救急体制の強化の必要性を問うた。
- 市の答え
- 警戒本部を配備し注意を呼びかけたこと、スーパーバイザーには気象予報士など専門家を想定していること、救急隊の増隊を検討すると答えた。
6. 人権条例の運用準備
人権・市民活動現状の説明のみ- 議員の質問
- 10月から始まる拡散防止措置などの準備状況、職員への解釈指針の周知、相談しやすい窓口づくりを問うた。
- 市の答え
- 委員の選出やインターネットパトロールの準備を進め、相談専用の部屋を用意するなど配慮すると答えた。
7. 空き家対策と市営住宅
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 老朽空き家の解体補助制度の創設、片付けできない家財道具の処分費助成、市営住宅で収入基準を超えた世帯への対応を問うた。
- 市の答え
- 解体補助制度は見直す、家財道具の処分費助成は他市の事例を研究する、収入超過者には明渡しの通知を出していると答えた。
8. 物価高騰対策と企業誘致制度
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 物価高騰で苦しむ事業者へのさらなる財政支援や、企業立地を促すSTEP50制度の対象拡大を求めた。
- 市の答え
- 財政支援は財源に課題があるため国の動向を注視するとし、STEP50は奨励措置の見直しを検討すると答えた。
9. 特別市制度への方針
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 横浜市・川崎市が進める特別市制度について、市長の考えが分かりにくいとして本市の方針と市民への説明の必要性を問うた。
- 市の答え
- 各都市が制度を選べる特別市の法制化は重要とし、自治会や職員研修で理解促進に努めると答えた。
10. 子育て支援体制の充実
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- こども家庭センターの設置状況、保育人材の確保、配置基準見直しへの支援、妊婦歯科健診の個別化の検討状況を問うた。
- 市の答え
- こども家庭センターは来年度実施に向け検討中、保育士には月2万1千円の助成を実施、妊婦向けにスマホを使った新しい歯科健診を始めたと答えた。
11. 各駅周辺のまちづくり進捗
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 橋本駅・相模原駅・淵野辺駅周辺や麻溝台・新磯野地区のまちづくりの進め方とスケジュールを問うた。
- 市の答え
- 麻溝台・新磯野地区のまち開きを3年延長し令和14年度にすると説明し、他地区も計画や協議を進めていると答えた。
12. 観光施設・安全対策の充実
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 観光トイレの整備、河川での水難事故防止、キャンプ場のマナー周知、老朽化した津久井湖観光センターの存続を問うた。
- 市の答え
- 観光トイレは必要性を検討し、水難事故は注意喚起を強化し、津久井湖観光センターは県の無償譲渡提案を受けて協議を進めると答えた。
13. 学力向上と物価高騰下の学校支援
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 学力調査の結果を踏まえた今後の取組、部活動のある中学校への転校を認める制度の運用、給食費・学用品の物価高騰への支援を問うた。
- 市の答え
- 学力調査の結果を活用し取組を進める、転校制度は生徒へのアンケートを基に検討する、給食費や学用品への公費支援を検討すると答えた。
質問の評価
4.0とても良い質問5点満点(5つの基準の平均)
緊急提言や決算数値、他都市事例など根拠は豊富で提案も多いが、介護職員処遇改善や物価高騰支援など財源を示さず支出拡大を求める項目があり費用対効果の視点は弱い。答弁も「検討・研究」止まりが多く、成果は中程度にとどまる。
良かった点
- 市税収入や財政調整基金の額、投資的経費の比率など具体的な数字を根拠に質問している
- 横浜市・川崎市の特別市ロゴ、安芸高田市などのデジタル住民票、他都市の処遇改善事例など参考にしながら提案している
- 空き家解体補助制度の創設やおくやみ窓口のワンストップ化など、現状を聞くだけでなく代替案を示す項目が多い
改善できる点
- 介護職員の処遇改善加算や子育て支援センターへの『大胆な財政出動』、物価高騰への財政支援拡充などを、どの財源で行うか示さずに求めており、財政が厳しい本市にとって費用対効果の検討が不十分な項目がある
- 多くの項目が現状確認や検討状況を聞くだけで終わり、具体的な代替案や実施方法まで提案した項目は一部にとどまる
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた