一般質問2024年3月15日令和6年 3月定例会議
名手橋・下水道・中山間医療・リニア道路を問う
栗原 大 議員(立憲民主党)
防災・安全環境医療・福祉まちづくり・交通経済・産業
まとめ
栗原議員は、通行止めの県道の緊急車両通行や名手橋の耐震化、三井地区の下水道整備、診療所統合による患者負担増、リニア車両基地周辺道路の整備やJR東海の費用負担、工事の地元企業発注などを質問。市は下水道整備は期限を示して前向きに答えたが、医療統合の方針変更は認めず、多くは「検討する」との答弁にとどまった。
質問と答え
1. 緊急車両の限定通行
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 通行止めの県道515号について、リアカーや緊急車両だけでも通れるようにしてほしいと求めた。
- 市の答え
- 緊急車両等の限定的な通行について検討していくと答えた。
2. 名手橋の耐震・人道橋整備
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 大地震後も使えるよう名手橋を耐震補強し、歩道のない橋に人道橋も整備すべきと求めた。
- 市の答え
- 地域の意見を聞きながら耐震補強を検討し、人道橋は通行量を調査してから判断すると答えた。
3. 三井地区の公共下水道整備
環境前向きな答弁- 議員の質問
- 津久井湖の水質悪化を踏まえ、公共下水道の早期実現を求めた。
- 市の答え
- 令和6年度に着手し、令和9年度末に完了する計画だと具体的な年度を示して答えた。
4. 中山間地域の診療所統合問題
医療・福祉否定的な答弁- 議員の質問
- 診療所を6つから3つに統合すると往診の患者負担が増えるなど問題が多いとして、方針の見直しや医師の公募を求めた。
- 市の答え
- 往診にかかる実費負担は従来と同じで必要であり、医師の人件費も変わらず、統合方針や医師公募の方法は変える考えはないと答えた。
5. リニア車両基地周辺道路の整備
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 車両基地の工事着工前に周辺道路の拡幅整備を進め、用地取得や市職員の人件費もJR東海に負担させるべきと求めた。
- 市の答え
- 道路拡幅をJR東海に求めていき、職員の経費負担についても協議していくと答えた。
6. リニア車両基地の旅客化要望
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 市長自らが国やJR東海に車両基地への旅客駅設置を強く要望すべきと求めた。
- 市の答え
- JR東海には将来的な検討を依頼済みで、国への要望は周辺自治体と連携し中長期的に取り組むと答えた。
7. 工事の地元企業への分離発注
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- 車両基地建設工事を地元企業にも発注するよう、市から清水建設に強く働きかけるべきと求めた。
- 市の答え
- 期成同盟会やJR東海、受注者に地元企業の受注機会拡大を既に要望していると説明した。
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
下水道完了年度や負担金額など具体的数字を多く示した点は評価できるが、下水道早期化や医療方針見直しの要望に財源の裏付けがなく、代替案提示も限定的。答弁は下水道以外は検討止まりや否定的なものが多かった。
良かった点
- 下水道整備完了年度や浄化槽負担額など具体的な数字を踏まえて質問している
- リニア道路整備の用地取得費や職員人件費までJR東海に負担させるよう求め、市の財政負担軽減を意識している
- 防災・医療・水質など地域住民の暮らしに直結する複数のテーマを取り上げている
改善できる点
- 下水道の早期整備や医療統合方針の見直しを求める際、財源をどこから確保するかの提案がない
- 往診負担や医師公募など批判・指摘に重点が置かれ、実現可能な代替策の提示が少ない
- 再質問で薬の配達員の資格について押し問答が続くなど、論点が広がらず深掘りに留まった部分がある
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見2.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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