一般質問2023年6月26日令和5年 6月定例会議
入札改革とリニア開発の効果、交差点安全対策を問う
榎本 揚助 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
行財政・市役所改革まちづくり・交通防災・安全
まとめ
市の委託入札で談合情報があった際の対応や過去の入札の高すぎる落札率を問い、入札制度の見直しを求めました。また538億円を投じるリニア駅周辺開発の税収効果や周辺の都市計画見直し、危険な交差点の安全対策についても質問。市は一部で前向きな改善を約束しましたが、多くは今後の検討にとどまりました。
質問と答え
1. 談合情報対応と入札改革
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- ウェルネスさがみはらの管理業務委託で談合情報があった際、事業者への聞き取りをせず捜査機関に通報した理由や、過去の落札率が99%台と極端に高かったこと、参考見積りを市外業者中心に取っていたこと、契約開始までの準備期間が短すぎることを指摘し、入札制度の改革を求めた。
- 市の答え
- 市は弁護士の調査を踏まえ通報したと説明したが、不起訴理由や事業者への聞き取りは『捜査機関の判断後は行政として慎重であるべき』として応じなかった。一方、今後は市内業者を優先して見積りを依頼し、入札日程も見直すよう努めると答えた。
2. リニア駅周辺開発の効果と都市計画
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 538億円を投じる橋本駅周辺整備事業について税収効果を具体的に示すべきと主張し、インターチェンジ方面の市街化調整区域(約120ヘクタール)について発展が見込まれるため早急に区域区分(線引き)の見直しを行うべきと求めた。
- 市の答え
- 市は税収効果について今後まちづくりガイドライン策定後に推計すると答弁。区域区分の見直しは『人口動態や社会情勢を見極めながら定期的に見直す』という一般的な方針を示し、前倒しなど具体的な約束はしなかった。
3. 淵野辺駅入口交差点の安全対策
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 死亡事故も発生した淵野辺駅入口交差点について、歩行者の待機スペース不足などの危険性を指摘し、歩車分離式交差点化など安全対策の実施と警察・近隣施設との連携を求めた。
- 市の答え
- 市長は待機場所の不足を認識していると述べ、本年度中に歩行者と車両の接触を防ぐ路面標示を設置し、安全性向上に努めると具体的に答弁した。
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
落札率や交通量データなど具体的な数字を示し根拠のある質問をしており、市内業者優先や歩車分離化など建設的な提案も複数あった。交差点対策では具体的な前向き答弁を得たが、談合対応やリニア開発の都市計画見直しは検討段階の答弁にとどまった。
良かった点
- 落札率(99.5%〜100%)や交通量調査(横断者約5400人、駅側利用76%)など具体的な数字を根拠に質問を展開した
- 市内業者優先の見積り依頼、歩車分離式交差点化、入札日程の見直しなど具体的な改善提案を複数示した
- 交差点の安全対策について『本年度中に路面標示を設置する』という具体的な前向き答弁を引き出した
改善できる点
- 事業者へのヒアリング実施を強く求めたが、市の『慎重であるべき』という答弁に対し他都市の事例など裏付けとなる根拠は示されなかった
- リニア開発の税収効果や区域区分見直しを求める一方、見直しに伴う財源配分や行政コストへの言及は少なかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え4.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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