一般質問2024年9月25日令和6年 9月定例会議
リニア駅活用と住民自治・子供の声を問う
榎本 揚助 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
まちづくり・交通防災・安全子育て・教育
まとめ
リニア駅周辺のまちづくり、自治会の防災井戸や消防団の設備、不登校の子供たちへの支援など、暮らしに関わる課題を幅広く質問。市は自治会井戸補助の検討、一時保護所からの通学支援の具体化、学校選択制アンケートの実施などを約束したが、フリースクール支援は「研究する」にとどまった。
質問と答え
1. リニア駅舎のエンタメ活用
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 開業までの期間、リニア駅舎をコンサートなどのエンタメ拠点として活用することについて市の考えを聞いた。
- 市の答え
- 観客誘導などの課題はあるが、まちの魅力発信につながる有意義な取組として、JR東海や県と連携して検討すると答えた。
2. 県・JRとの正式な協議会設置
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 知事とJR東海社長の構想を市が事前に知らされていなかったことを問題視し、市・県・JR東海・京王電鉄などによる正式な検討会議の設置を求めた。
- 市の答え
- 内容に応じた様々な機会で緊密な連携や情報共有を図るとし、正式な会議体の新設については明言しなかった。
3. 自治会の防災井戸設置補助
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 災害時の生活用水確保のため、自治会が設置する井戸への補助制度の創設を求めた。
- 市の答え
- 5月のアンケートで一定のニーズ(回答自治会の約4分の1が希望)があったことを踏まえ、課題を整理しながら支援方策を検討していると答えた。
4. 消防団ホース乾燥塔の整備
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 市内111施設中19施設でホース乾燥塔が未設置であることから、改修を待たず早期に整備すべきと求めた。
- 市の答え
- 改修等に合わせて整備しているが、先行設置の必要性について消防団員の意向を確認しながら検討すると答えた。
5. 一時保護所からの通学支援
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 児童相談所の一時保護所にいる子供が希望すれば元の学校に通学できるようにすべきと求めた。
- 市の答え
- 国の基準制定を踏まえ、職員の付添いや送迎方策を検討し、本年度中に関係条例の改正を提案する予定と答えた。
6. 学校選択制導入のアンケート
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 部活動の地域移行も進む中、学校選択制導入に向け生徒・保護者へのアンケート調査を早急に行うべきと求めた。
- 市の答え
- 学校規模適正化を踏まえ丁寧に検討する必要があるとしつつ、本年度中にニーズ把握のアンケートを実施すると答えた。
7. フリースクール利用料の支援
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 不登校児童生徒約1,811人のうち約90人が通うフリースクールについて、月平均3万5千円程度の利用料の経済的支援を求めた。
- 市の答え
- 保護者の声や利用料情報の収集を行っており、国や他自治体の動向を踏まえて引き続き研究すると答えた。
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
不登校数の推移や他都市比較、アンケート結果など具体的根拠を多く示し、検討会設置やモデル事業的実施など建設的提案も複数あった。複数の前向きな答弁も引き出した。一方、井戸補助・乾燥塔整備・フリースクール支援など支出を伴う要望が多いのに、財源や費用対効果への言及がほとんどない点は厳しく見た。
良かった点
- 不登校児童生徒数の推移(1,240→1,367→1,811人)や出現率の他都市比較、自治会アンケート結果など具体的な数字を根拠に質問を組み立てている
- リニア駅のまちづくりで検討会議の設置提案、自治会井戸設置でモデル事業的な先行実施の提案など、批判だけでなく代替案を示している
- 一時保護所からの通学支援(条例改正・送迎検討)、学校選択制アンケート実施、自治会井戸補助の検討など、複数の具体的な前向き答弁を引き出した
改善できる点
- フリースクール利用料助成、自治会井戸設置補助、消防団ホース乾燥塔の前倒し整備など、いずれも新たな支出を伴う要望だが、財源をどこから出すか、既存事業の見直し等の費用対効果の考えが示されていない
- リニア駅周辺まちづくりの正式な検討会議設置については強く求めたが、市側の姿勢は変わらず、具体的な前進には至らなかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果4.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた