一般質問2024年6月25日令和6年 6月定例会議
ロボット・ドローン・デジタル通貨活用の推進を問う
西田 悠人 議員(自由民主党相模原市議団)
経済・産業農林・中山間地域防災・安全人権・市民活動
まとめ
西田議員は、ロボットのまちさがみはらの認知度向上、ドローンの産業・鳥獣対策・防災での活用、観光データの収集・分析、デジタル地域通貨「すもー」の地域活動への活用について質問しました。市はロボットイベントの検討やドローン協定の活用、すもーの自治会支援継続などを答えましたが、有線給電ドローン導入や観光目標の大幅未達など課題も多く残りました。
質問と答え
1. ロボットの見える化
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- ロボットのまちさがみはらの認知度が低いため、市民が身近にロボットを感じられる取組やロボットコンテスト誘致を求めた。
- 市の答え
- 配膳ロボットの活用など市民が触れる機会を増やし、ロボット関連団体と意見交換してコンテスト誘致も検討する。
2. ドローン活用・企業支援
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- ドローンの研究開発・導入を目指す企業への支援や実証実験の場の提供を求めた。
- 市の答え
- 既存の中小企業研究開発補助金やものづくり補助金の周知、プレ実証フィールドの紹介など既存制度で対応する。
3. 鳥獣対策でのドローン活用
農林・中山間地域前向きな答弁- 議員の質問
- ニホンザルなどの野生動物対策でのドローン活用の成果と今後の取組を尋ねた。
- 市の答え
- 猛禽類の鳴き声を使った追い払いの実証実験で効果を確認、進入路や防護柵設置場所の把握にも活用し、継続する。
4. 防災でのドローン活用
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 民間ドローン事業者との協定活用の実績や、有線給電ドローンによる高所監視の導入を求めた。
- 市の答え
- 3団体と協定を結び過去の災害で活用実績あり。有線給電ドローンは導入費用の高さと法規制(目視監視の必要)が課題で導入は難しい。
5. 観光データの活用
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 観光客数・消費額の目標値が大きく下回る中、県データの活用や目標値の見直し、宿泊促進・ホテル誘致を求めた。
- 市の答え
- 目標値は当初のまま維持しつつ、ターゲットに応じたデータ収集を観光協会と連携して進める。宿泊促進のため回遊性向上に取り組む。
6. まちのコイン「すもー」の地域活用
人権・市民活動前向きな答弁- 議員の質問
- 自治会やボランティア活動の担い手不足解消にまちのコインを活用する具体例と、自治会への導入サポートを求めた。
- 市の答え
- 自治会関連スポットは5か所あり、清掃活動や子ども食堂支援などに活用。職員が直接出向き導入・使用方法を丁寧に支援する。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
具体的な数字や他市事例を交えた質問が多く、まちのコインの活用例など建設的な提案も目立つ。一方で有線給電ドローンやホテル誘致など新たな支出を伴う提案で財源への言及が少なく、答弁も「検討する」「働きかける」止まりが多かった。
良かった点
- 数字やデータ、他市の事例を示しながら質問を組み立てている(県の予算額、ユーザー数、スポット数、他市の鳥獣対策事例など)
- まちのコインを自治会活動や防災訓練参加の呼び込みに使うなど、具体的で分かりやすい活用アイデアを示した
- ロボット、ドローン、観光データ、デジタル通貨と多角的な分野で、市の先進的な取組を後押しする提案を行った
改善できる点
- 有線給電ドローンの導入やホテル誘致など費用のかかる提案について、財源や費用対効果の検討にはほとんど触れていない
- 多くの項目で答弁が「検討してまいります」「働きかけを行ってまいります」にとどまり、具体的な約束を引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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