代表質問2024年9月4日令和6年 9月定例会議
行財政改革プランの検証と財政・福祉施策を問う
五十嵐 千代 議員(颯爽の会)
行財政・市役所改革医療・福祉子育て・教育
まとめ
相模原市の決算や「行財政構造改革プラン」の終了理由、公共施設整備、障害のある人への支援、離婚後共同親権への対応について質問しました。市は、財政の危機的状況は回避できたためプランを終了すると説明しましたが、多くの項目で「国の動向を見ながら研究・検討する」という答えにとどまりました。
質問と答え
1. 法人市民税と基金の積立て
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 法人市民税が政令市最下位で超過税率対象法人も減少する中、地域経済の状況や、基金への積立てと道路・施設の維持補修費とのバランスが適切か問いました。
- 市の答え
- 企業収益は堅調で、基金は目的に応じて必要額を積み立て、維持補修費も必要な経費の確保に努めていると答えました。
2. 行財政構造改革プランの終了
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 歳出超過見込みが816億円から大きく変動していたことや、市民への説明に不正確な数字が使われたこと、検証をせずにプランを終了することへの疑問、南市民ホールなどで市民との対話が不十分だった点をただしました。
- 市の答え
- 様々な取組の効果と税収の堅調さで危機的状況を回避できたため終了するとし、今後は新しい戦略に位置づけると答えました。
3. 公共施設の整備と市民対話
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 施設データを使った市民との対話が十分に行われているか、新しい施設(スケートボード練習場など)の整備には慎重な検討が必要だと求めました。
- 市の答え
- 公共施設カルテを公表し対話に活用しているとし、新施設は3つの視点で必要性を検討すると答えました。
4. 眼球使用困難症候群などへの支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- まぶしさなどで生活に困る「眼球使用困難症候群」の人への支援や、障害者手帳がなくても福祉サービスを受けられるようにすべきだと求めました。
- 市の答え
- 国の調査結果を踏まえて支援を研究するとし、同行援護サービスは現時点では手帳が必要なため難しいと答えました。
5. 共同親権導入への対応
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 離婚後共同親権の導入にあたり、正確な情報周知、職員研修、訴訟リスクへの備え、子供の相談・意見表明の場の確保を求めました。
- 市の答え
- 国の動向を注視しながら周知や職員研修に取り組み、子どもの権利相談室の周知に努めると答えました。
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
決算数値(816億円→462億円、効果額42億円等)を具体的に示し根拠は豊富。一方、維持補修費増額や支援拡充を求める場面で財源の提示は少なく、批判・指摘中心で代替案提示が弱い項目が多い。答弁も「国の動向を注視」「研究する」が中心で具体的約束は乏しい。
良かった点
- 歳出超過見込みの変遷や効果額など具体的な数字を根拠に行財政構造改革プランの説明を緻密に検証した
- 障害者手帳がなくても苦しむ眼球使用困難症候群など、見過ごされがちな課題を取り上げた
- 基金積立と維持補修費のバランス、リニア延期に伴う事業スケジュールの見直しなど財政運営の慎重さを求めた
改善できる点
- 維持補修費の増額や障害者支援の拡充を求める場面で、財源をどこから出すかの具体案が示されていない
- 改革プランへの批判・指摘が中心で、代わりにどのような仕組みで財政健全化を進めるべきかという建設的な対案が少ない
- 多くの項目で答弁が「国の動向を注視」「研究する」にとどまり、前向きな具体的成果を引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見2.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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