一般質問2023年9月27日令和5年 9月定例会議
相模原の魅力発信イベントと福祉窓口改善を提案
森 繁之 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
経済・産業文化・スポーツ医療・福祉
まとめ
森議員は、ラーメンやスイーツ、音楽フェスなどのイベントで相模原の魅力を発信する方法、キャンプ場や陣馬山を使った観光振興について質問した。また、成年後見人の手続きを一つの窓口でできるようにすることや、障害のある人が働くカフェの設置、医療・介護の仕事をする人の駐車場不足への支援なども求めた。市は多くの項目で「検討していく」という姿勢を示した。
質問と答え
1. ラーメン・スイーツのブランド化
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- ラーメングランプリやスイーツフェスティバルを通じて『相模原ラーメン』のような名物グルメを開発し、スイーツを新幹線駅などで販売できるようにして販路を広げるべきだと提案した。
- 市の答え
- 市長は御当地ラーメン開発への期待を示す一方、店ごとに特徴あるラーメンがあることも魅力だと説明。スイーツの販路拡大は安定した供給体制づくりが課題だが、関係者の意向を聞いていくと答えた。
2. 夏の大感謝祭・パンイベント
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 橋本駅で行った夏の大感謝祭が知られていなかったことを指摘し、人気のパン屋を集めたイベントも開催してはどうかと提案した。
- 市の答え
- 市は大感謝祭でシティプロモーションができたと説明。パンイベントは実施する団体や費用が課題だが、開催時は会場提供など協力すると答えた。
3. 音楽フェスティバルの開催
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 各地で人気の音楽フェスを相模原でも開催し、地域活性化につなげるべきだと提案し、実行委員会の設置なども検討してほしいと求めた。
- 市の答え
- 市長は開催は有益だとしたが、市が実行委員会をつくることは考えておらず、民間が開催する場合に協力するとした。候補地の補給廠返還地は国の規定で有料のイベントに使えないことも分かった。
4. キャンプ場・陣馬山の活性化
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- キャンプ場の利用促進のための支援や、陣馬山のトイレ・電気・携帯電波などの環境整備を進めるべきだと求めた。
- 市の答え
- 市はキャンプ場を仕事と休暇を兼ねる『ワーケーション』の場として活用する実証事業を行い、来年度コンテンツ開発を支援すると回答。陣馬山はトイレ改修や道標整備を予定していると答えた。
5. 福祉窓口のワンストップ化
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 成年後見人などが年金・介護保険・税金などの手続きで複数の窓口を回る不便さを指摘し、一つの窓口でまとめて手続きできる仕組みをつくるべきだと求めた。
- 市の答え
- 市は利便性向上や業務の効率化の効果を認め、『書かない窓口』の検討と合わせて業務や組織の見直しの課題を整理していくと答えた。
6. 医療・介護職員の駐車場不足対策
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 訪問診療や訪問介護をする職員が駐車場を確保できず困っている実態を示し、市内NPOが始めた駐車場シェア事業に補助金や空き駐車場、広報の支援をしてほしいと求めた。
- 市の答え
- 市は既存の補助制度の案内や公共施設の駐車場提供の検討を進め、NPOの要望を聞きながら一緒に支援方法を考えていくと答えた。
7. 障害者雇用のカフェ・ショップ設置
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 市役所本庁舎に障害のある人が働くカフェやショップを常設し、障害への理解促進と雇用の場を増やすべきだと提案した。
- 市の答え
- 副市長は有効な取組だと認め、今年度始めた庁舎の在り方検討の中で課題を洗い出すと説明。既存の販売会の拡充も検討するとした。
8. 障害者スポーツ施設の整備
文化・スポーツ現状の説明のみ- 議員の質問
- 横浜市の障害者スポーツ文化センターのような施設を、老朽化した市の体育館の建て替えに合わせて整備すべきだと提案した。
- 市の答え
- 市はけやき体育館での支援や車椅子テニスコートの整備など、既に行っている取組を説明し、今後も環境整備に努めるとした。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市事例(横浜ラポール、町田市の駐車場シェアなど)や自身の過去の提案経緯を踏まえた具体的な質問が多く、建設的な代替案も複数示された。一方で、駐車場シェアや窓口整備など支出を伴う提案で財源への言及がなく、答弁も多くが検討・研究にとどまった。
良かった点
- 自身の過去の提案経緯や他都市事例(横浜ラポール、町田市の駐車場シェア、なまはげロックフェスなど)を具体的に示しながら質問している
- パンイベントの会場提供や団体との橋渡し、ワンストップ窓口の段階的実施など、課題解決につながる具体的な代替案を複数提示している
- イベントによる地域活性化と、成年後見人・医療介護職員・障害者支援といった市民生活に密着した福祉課題の両方を取り上げている
改善できる点
- 駐車場シェア事業への補助金支援やワンストップ窓口整備などの支出を伴う要望に対し、財源をどこから確保するかの言及がない
- 多くの項目で答弁が『検討する』『協力する』にとどまり、具体的な予算や実施時期の約束までは引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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