一般質問2026年3月17日令和8年 3月定例会議
イラン攻撃・リニア工事・大西大通り線など多岐質問
羽生田 学 議員(無所属)
その他まちづくり・交通子育て・教育環境
まとめ
羽生田議員は、イラン攻撃の中止要望、リニア工事の安全性と井戸調査、大西大通り線計画の問題点、バス路線維持、多胎児ケア、PFAS対策、支援学級介助員の待遇改善など幅広く質問しました。市は多くの項目でJR東海や国の対応に委ねる姿勢を示し、介助員の勤務日数拡大だけは前向きな答弁がありました。
質問と答え
1. イラン攻撃の中止要望
その他否定的な答弁- 議員の質問
- 米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃は国際法違反であり、市として日本政府に攻撃中止を求めるよう要望すべきだと求めた。
- 市の答え
- 市が国に要請を行う考えはないが、事態の早期鎮静化を望み動向を注視すると答えた。
2. リニア工事の安全性検証
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- シールド工法による陥没や水枯れなどの事故が他地域で起きていることから、市が検証委員会を立ち上げ安全性を市民に示すべきだと求めた。
- 市の答え
- 工事の安全管理や事故原因の調査は事業者のJR東海が行うべきもので、市は丁寧な説明を求めていくとした。検証委員会の設置は行わないとした。
3. リニア工事と地下水・井戸調査
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 津久井地域の農家が求める井戸調査について、JR東海が定める範囲外でも他都市で水位低下が起きていることから、市がJR東海に調査範囲拡大を要望すべきだと求めた。
- 市の答え
- 他自治体で数百メートル先まで水位低下が起きた事例は承知しているが、市として調査範囲拡大の具体的な要望は行っていないと答えた。
4. 大西大通り線計画の問題点
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 事業認可の判断基準、住民への説明の遅れ、都市計画法の原則との整合性、市道大西拡幅との比較(事業費13億円減・補償戸数減)などを示し、計画の妥当性や住民への配慮不足を問いただした。
- 市の答え
- 具体的な数値基準はないが丁寧な説明を重ねて判断するとし、事業費や補償戸数では市道大西拡幅が優位だが、直達性や費用対効果、土地利用の面で大西大通り線が優位だと説明した。
5. バス路線の維持確保
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- バス事業者との対等な協議の場を設け、路線の減便・廃止を防ぐ仕組みをつくるべきだと求めた。
- 市の答え
- 既存の市地域交通活性化協議会に主要バス事業者が参画しており、引き続き協議していくと答えた。
6. コミュニティバスの路線拡大
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 2026年度の実証実験を踏まえ、住民要望を再度聞き取り路線を拡充すべきだと求めた。
- 市の答え
- 令和9年度の計画改定で交通不便地域の在り方やワゴン型車両活用を検討していくと答えた。
7. 多胎児の産後ケア(訪問看護)
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 多胎児の訪問看護制度が医師にも知られていない例があるとして、市での利用実態と周知について尋ねた。
- 市の答え
- 医師が必要と判断すれば訪問看護を利用できるとし、子育て支援センターが妊婦に情報提供していると説明した。
8. PFAS(有機フッ素化合物)対策
環境現状の説明のみ- 議員の質問
- 道保川公園での除去実証実験の目的や、汚染原因の特定、市民への健康診断・エコチル調査への参加を求めた。
- 市の答え
- 実証実験は知見集積が目的で、健康診断やエコチル調査の実施は考えていないとし、原因特定には因果関係の立証や法整備が必要だとした。
9. 支援学級介助員の勤務日数
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 週2.5日勤務の介助員が生活できず継続支援もできないとして、希望する介助員全員を週5日勤務にすべきだと求めた。
- 市の答え
- 本年度から週5日勤務を2名配置し、令和8年度には10名に拡大予定と説明した。
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
交通量や事業費、介助員人数など具体的数字を多く用いて市の説明の矛盾を追及した点は評価できるが、多くの項目が現状確認や批判中心で、財源を示した代替案は少ない。介助員の勤務日数拡大(約7000万円)要望では財源に触れておらず、費用対効果の視点が一部不足している。
良かった点
- 交通量(6800台→7700台、国道16号の緩和3500台など)や事業費(13億円の差)といった具体的数字を示し、市の説明の整合性を突いている点
- 外交・リニア・交通・福祉・環境・教育と幅広い分野で市民の声を取り上げている点
- 大西大通り線について市道大西拡幅との比較データを引き出し、費用対効果の観点から疑問を提示した点
改善できる点
- 支援学級介助員の週5日勤務拡大(約7000万円)を求める際、財源をどこから確保するかの提案がない
- PFASの健康診断やエコチル調査参加、井戸調査範囲拡大などの要望で、実施にかかる費用やその財源についての言及がない
- 批判や確認にとどまる項目が多く、具体的な代替案を示した上での建設的な提案が少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見2.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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