代表質問2024年6月5日令和6年 6月定例会議
防災・介護人材・まちづくりを幅広く問う代表質問
寺田 弘子 議員(自由民主党相模原市議団)
まちづくり・交通文化・スポーツ医療・福祉防災・安全子育て・教育環境行財政・市役所改革
まとめ
自民党の寺田議員が、能登半島地震の教訓、ふれあい広場や高齢者施設の廃止対応、介護人材不足、子育て支援、脱炭素、まちづくりなど非常に幅広いテーマで市の考えをただしました。市は多くの項目で「取り組む」「検討する」と答えましたが、介護人材への家賃補助や奨学金制度の創設は「予定なし」と否定されました。
質問と答え
1. ふれあい広場の廃止と確保
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 相模大野ふれあい広場の廃止を地域にどう周知し、他のふれあい広場も将来的に買い取りなどで確保すべきではないか問うた。
- 市の答え
- 看板設置や広報で周知し、代替施設を案内する。今後も地域の意向を踏まえ必要に応じて広場確保に努める。
2. 学校体育館エアコンの使用料
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 学校開放事業でのエアコン使用を求める声を受け、使用料の根拠や滞納対策、前払い制導入を問うた。
- 市の答え
- 要望を受けて議案化し、過去のガス代実績から1時間950円とした。使用量の目安を示す工夫をし、前払い制は今後検討する。
3. 高齢者デイサービスセンター廃止
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 3施設廃止後の利用者の移行先確保と、跡地の活用方針を問うた。
- 市の答え
- 希望に沿って他施設への移行を調整している。跡地は高齢者福祉や児童福祉事業での活用を検討している。
4. 能登半島地震への支援と教訓
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 派遣した消防隊員や保健師の活動内容と、そこから得た教訓、今後の防災対策への反映を問うた。
- 市の答え
- 過酷な環境下で地域住民との連携の重要性を再認識した。派遣職員の声を基に本市の防災対策を検討していく。
5. 介護人材の確保策
医療・福祉否定的な答弁- 議員の質問
- 介護人材不足が深刻な中、他市のような家賃補助や奨学金・奨励金制度の創設を求めた。
- 市の答え
- 家賃補助は効果を見極めることが重要とし、奨学金・奨励金は国の制度があるため市独自の支援は予定していない。
6. 待機児童・保留児童対策
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 保留児童が増加する中、年齢や地区の傾向と、誰もが希望する園に通える対策を問うた。
- 市の答え
- 1歳児を中心に大野南・東林などで多い。1歳児受入枠の拡大や一時保育、こども誰でも通園事業などで対応する。
7. アイススケート文化の継承
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 銀河アリーナ廃止後も、民間による施設整備で文化を継承できないか、支援内容や立地を問うた。
- 市の答え
- 複数事業者に状況を聞き取り、支援方法や候補地を市有地活用も含め幅広く検討している。
8. 脱炭素と津久井産材の活用
環境前向きな答弁- 議員の質問
- 2030年度の温室効果ガス削減目標達成への取組と、津久井産材をもっと身近な場所で活用するよう求めた。
- 市の答え
- 太陽光発電の支援拡充などを加速させる。学習机の天板交換などを進め、今後もPRの場を広げていく。
9. 投資的経費・特定財源の確保
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 大規模まちづくり事業に備え、投資的経費や国庫補助金など特定財源確保の取組を問うた。
- 市の答え
- 投資的経費は令和3年度148億円から6年度252億円に増加。有利な市債や補助金を積極活用し確保に努める。
10. 教職員の不祥事防止
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- わいせつ行為や体罰など教職員の不祥事が続く中、抜本的なコンプライアンス対策と決意を求めた。
- 市の答え
- 不祥事は許されないとし、風通しのよい職場づくりなど根絶に向けて強い決意で取り組むと述べた。
11. 相模原駅北口など中心市街地のまちづくり
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- リニア駅周辺や相模原駅北口返還地のまちづくりの進め方、道路ネットワーク、宴会場再開要望などを問うた。
- 市の答え
- 民間提案を踏まえ土地利用計画は来年夏頃策定見込み。道路ネットワークも検討中で、宴会場再開は引き続き働きかける。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
多数のテーマで具体的な数字や他市事例を示し根拠を伴う質問をしている一方、家賃補助や奨学金制度など支出を伴う要望で財源に触れない項目が複数あり費用対効果の視点は弱い。答弁も「検討する」にとどまるものが多く、成果は平均的と判断した。
良かった点
- 介護職員の離職率や県立津久井高校・和泉短期大学の就職者数など、具体的な数字や他市事例を挙げて課題を示している
- 能登半島地震の派遣職員の声を踏まえた防災対策や、学校体育館エアコンの積算根拠確認など、現場に即した質問をしている
- 防災、介護、子育て、まちづくりなど市民生活に密接なテーマを幅広く取り上げている
改善できる点
- 介護人材確保のための家賃補助や奨学金・奨励金制度の創設を求めているが、どの財源で賄うかの具体案が示されていない
- 項目数が非常に多く、一つ一つのやり取りが浅くなり、再質問で踏み込めなかった論点も多い
- 多くの答弁が「検討する」「取り組んでまいります」にとどまり、期限や数値目標を伴う具体的な約束を引き出せた項目は限られている
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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