代表質問2026年2月26日令和8年 3月定例会議
風格・少子化・不登校など多岐にわたる代表質問
五十嵐 千代 議員(颯爽の会)
行財政・市役所改革子育て・教育医療・福祉まちづくり・交通
まとめ
五十嵐議員は、市長施政方針の「風格ある都市」の定義、職員のやる気(エンゲージメント)、少子化対策、不登校対策、福祉基盤整備、リニア中央新幹線関連のまちづくりなど、幅広い政策について数字や他都市の事例を示しながら市の考えを問いました。市はおおむね「検討する」との答弁でしたが、妊娠前の健康管理に関する表現見直しや教員の待遇改善など、一部で前向きな回答もありました。
質問と答え
1. 風格ある都市の定義
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 市長が掲げる「風格に満ちた都市」とは何を指すのか、どう評価するのかを問うた。
- 市の答え
- 大都市としての機能を持ちリーダーシップを発揮できる都市と説明。評価は戦略の進行管理の中で行うとした。
2. 職員のやる気向上
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 職員のやる気(エンゲージメント)を数値で測る仕組みや、管理職の評価に反映する考えがあるか問うた。
- 市の答え
- 退職者数やストレスチェックなどで分析するとし、数値目標(KPI)は今後検討すると答えた。
3. 少子化対策の成果
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 少子化対策の具体的な目標と、出生率との関係をどう検証しているか問うた。
- 市の答え
- アンケートで満足度は上昇しているが、子育て世代の転出増加や出生率低下は続いていると説明した。
4. 妊娠前健康管理の進め方
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 妊娠前の健康管理(プレコンセプションケア)が妊娠を前提とした押しつけにならないよう、性別を問わない表現にすべきと求めた。
- 市の答え
- 自己決定権と尊厳を重視する考えを示し、性別を限定しない分かりやすい表現への見直しに努めると答えた。
5. 不登校の子への新しい学校
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 不登校の子向けの新しい学校(学びの多様化学校)の開校が国の目標より2年遅い理由や、定員120人の根拠、定員超過時の対応を問うた。
- 市の答え
- 段階的に支援を充実させる方針で、他市の事例を参考に1学級10人規模とし、希望が多い場合は受け入れを検討すると答えた。
6. 大型遊具と子どもの遊び場
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 大型滑り台の総事業費が増えた理由と、土や水に触れるような自然の中での創造的な遊び場をもっと増やすべきと求めた。
- 市の答え
- 安全性確保のため形を変更したと説明。冒険遊び場の出張開催拡充を検討すると答えた。
7. 障害者手当廃止後の支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 重度障害者等への手当廃止に代わる福祉の基盤整備が、生活への影響を十分補えるか、具体的な効果検証の方法を問うた。
- 市の答え
- 3年後に効果を確認し見直すとし、相談員による困っている人の把握(アウトリーチ)を進めると答えた。
8. リニア工事延期の財政リスク
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- リニア中央新幹線の開業延期や工費増加が市の財政に与える影響の分析と、リスクを減らす対策を問うた。
- 市の答え
- 基金への積立てで負担時期を調整するとしたが、具体的なリスク分析は示されなかった。
9. 国保税への子育て支援金上乗せ
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 国の子育て支援金を国民健康保険税に上乗せする手法の問題点を指摘し、国への見直し要望や負担が増える世帯の実態を問うた。
- 市の答え
- 国へ制度改革を要望したと説明し、負担が大きく増える世帯数などのデータを示した。
10. 教員確保と35人学級
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 中学校35人学級導入に伴う教員不足への対応や、教室確保の見通しを問うた。
- 市の答え
- 学級担任への手当加算など待遇改善を行い、教室不足校には仮設校舎で対応すると答えた。
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市事例や国保の世帯別データなど具体的根拠を多く示し、建設的な代案も複数提示した点は評価できる。一方、経済支援拡充などの要望で財源の具体策を欠く項目があり、答弁も「検討する」に留まるものが多かった。
良かった点
- 岐阜市や京都府など他都市の具体的な事例を引用し、本市の施策との違いを明確に示しながら質問している
- 国民健康保険税の負担増加について所得階層別の世帯数・割合を具体的に引き出し、実態を明らかにした
- 公共の公園が担うべき創造的な遊び場の役割について、理念と具体的な運営体制の両面から提案した
改善できる点
- 高校進学支援(スタディクーポン)の対象拡大や障害者への柔軟な経済支援の拡充を求める一方で、その財源をどこから確保するかは示されていない
- リニアまちづくりの財政リスクについて分析不足を指摘したが、自身としての具体的なリスク回避策の提案は示されなかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた