一般質問2025年3月19日令和7年 3月定例会議
防災・観光・自治会支援への多角的な質問
大沢 洋子 議員(立憲民主党)
防災・安全医療・福祉経済・産業人権・市民活動
まとめ
大沢議員は、災害時の医療救護所の周知不足、津久井湖観光センターや道の駅の整備、自治会加入率の低下などについて質問しました。市は津久井湖観光センターの県からの譲渡条件や道の駅の整備方針、自治会交付金の見直しなど一部で具体的な前進を示しましたが、衛生研究所の再整備や新しい観光資源づくりは検討段階にとどまりました。
質問と答え
1. 医療救護所とトリアージの周知
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 災害時の医療救護所やトリアージの仕組みを知っている市民が少ないため、もっと分かりやすく周知すべきだと求めた。
- 市の答え
- 市は、救護所の活動を知っている人は約15%と低いことを認め、開設場所などを示したマップをホームページに掲載するなど周知を強化すると答えた。
2. 3D都市モデルの延焼シミュレーター
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 全国初となる市街地と山間部をつなぐ新しい延焼シミュレーターについて、活用方法や周知、導入スケジュールを尋ねた。
- 市の答え
- 令和7年8月の導入を目指し、自治会長会議や新設する防災訓練専門アドバイザーを通じて周知を進めると答えた。
3. 衛生研究所の再整備
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 老朽化し検査室も狭い衛生研究所について、再整備の進め方と候補地の条件を尋ねた。
- 市の答え
- 懇話会の意見を踏まえて基本構想を策定中で、候補地は安全性や検査の効率を重視して検討すると答えたが、具体的な場所や時期は示されなかった。
4. 津久井湖観光センターの県との協議
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 神奈川県からの施設移譲に向けた協議内容と、覚書の具体的な条件を尋ねた。
- 市の答え
- 本年2月に覚書を締結し、土地建物は無償譲渡、除却や再整備は市主体で行い、現行機能維持に必要な費用は県が負担すると答えた。
5. 道の駅基本構想の取組方針
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 道の駅の基本構想の内容や、候補地ごとの課題、他市での合意形成の課題を尋ねた。
- 市の答え
- 令和7年度に候補地を決定し基本構想を策定すると答え、各候補地には駐車場確保などの課題があり、他市では建設費高騰や地元調整が課題になった例があると説明した。
6. 新たな観光資源の開発
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 道の駅を拠点に津久井エリア全体の自然を生かした新しい観光資源(ウオーキングや花火など)の開発を求めた。
- 市の答え
- ワーケーションなど新しい需要に合わせた観光資源の開発に取り組み、リニア開業も見据えて振興に努めると答えた。
7. 自治会加入率低下への対応
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 自治会加入率が政令市最下位という危機的状況を指摘し、条例制定など加入促進の具体策を求めた。
- 市の答え
- 市は現状を危惧しているとし、イベントでの啓発やデジタルサイネージでのPRを進めるとしたが、条例制定については他市の状況を調査するにとどまった。
8. 地域活性化事業交付金の見直し
人権・市民活動前向きな答弁- 議員の質問
- 3年で終了してしまう交付金について、検討が長引いていることを指摘しつつ、見直し内容を尋ねた。
- 市の答え
- 交付期間を最大5年まで延長し、情報更新が必要な事業は一定期間後に再申請を可能にする検討をしていると答えた。
9. 自治会集会所の改修補助
人権・市民活動現状の説明のみ- 議員の質問
- 老朽化した自治会集会所の改修費負担が重いため、市の補助率を上げるよう求めた。
- 市の答え
- 新築や屋根・外壁塗装などに一定の補助を行っており、要望の多様化を踏まえてニーズ把握に努めるとした。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
世論調査結果や他市条例の事例など具体的な根拠を示し、津久井湖観光センターの覚書内容など複数の項目で具体的な前進を引き出した点は評価できる。一方で、集会所補助の拡充要望などで財源の視点が乏しく、衛生研究所や新観光資源は検討止まりの答弁にとどまった。
良かった点
- 世論調査の数字(救護所認知32%、活動認知15%)や他市の自治会条例の具体例を示して質問を組み立てている
- 津久井湖観光センターの県移譲条件(無償譲渡・県の費用負担)や道の駅整備スケジュールなど、具体的な進捗を確認し前向きな答弁を引き出した
- 自治会加入促進のために条例制定や学校での出前授業活用など、複数の建設的な提案を行った
改善できる点
- 自治会集会所の改修補助率アップを求めたが、財源をどこから確保するかについての言及がなかった
- 衛生研究所再整備や新たな観光資源開発など一部の項目は、具体案の提示がなく検討・研究止まりの答弁で終わった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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