一般質問2026年3月19日令和8年 3月定例会議
水源地文化の継承と橋本駅周辺まちづくり
秋本 仁 議員(自由民主党相模原市議団)
文化・スポーツまちづくり・交通経済・産業
まとめ
合併20年を機に、津久井地域の水源地文化(噴水塔・尾崎咢堂・ドキュメンタリー映画など)の発信や保存、ツアー・オブ・ジャパンのPR、橋本駅周辺のまちづくり(歩行者空間・シンボル・無電柱化・踏切対策)、橋本図書館を使ったビジネス支援について質問。市は多くの項目で「検討する」と前向きな姿勢を示したが、具体的な予算や実施時期の約束は少なかった。
質問と答え
1. 水源地文化の発信
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 津久井地域の水源地としての歴史や文化をどのように後世に伝え、市内外に発信していくか市長の考えを聞いた。
- 市の答え
- 市長はダム建設の歴史や水没した集落の存在を伝承し、水源地の森を守りながら市内外に広く発信していくと答えた。
2. 尾崎咢堂メモリアルコーナー
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 津久井湖観光センターの再整備にあわせ、郷土の偉人・尾崎咢堂を紹介するコーナーを設けるべきと提案した。
- 市の答え
- 咢堂の生誕地であることの情報発信について検討を進めると答えた。
3. 噴水塔の保存
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 横浜市から寄贈された歴史的な噴水塔を、津久井総合事務所の再編整備後も残すべきと質問した。
- 市の答え
- 再編整備の公募要項に設置場所を位置づけ、民間事業者からの提案を募ると説明した。
4. ツアー・オブ・ジャパンの観戦周知
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 鳥屋地区の観戦会場にロードバイクで来られることをもっと観客に周知すべきと提案した。
- 市の答え
- 新しい安全対策マップや公式サイトを通じてアクセス方法を周知していくと答えた。
5. 橋本駅前の歩行者空間とシンボル
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- リニア新駅ができる橋本駅前に、人が集える歩行者空間やまちを象徴するモニュメントを整備すべきと提案した。
- 市の答え
- 公共交通の乗換利便性やゆとりある歩行者空間の確保を検討し、象徴的な施設も県と調整しながら検討すると答えた。
6. 橋本駅周辺の無電柱化
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 防災や景観の観点から橋本駅周辺の無電柱化を進めるべきと質問した。
- 市の答え
- 現在2.5キロメートルを整備済みで、今後も都市計画道路などで無電柱化を進めると説明した。
7. 大山街道踏切の対策
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 開かずの踏切と言われる大山街道踏切について、AIなど新技術の実証実験をJRに働きかけ、立体交差化も検討すべきと提案した。
- 市の答え
- 賢い踏切は効果が得られないと説明し、立体交差化は用地取得や費用面で課題が大きいと答えつつ、新技術導入は働きかけると述べた。
8. 橋本図書館のビジネス支援活用
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 他市の図書館の事例を参考に、橋本図書館を企業連携やビジネス支援の拠点として活用すべきと提案した。
- 市の答え
- 他自治体の先進事例を研究し、FUN+TECH LABOとの連携も経済政策部局と意見交換していくと答えた。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市への視察に基づく具体的な提案が多く、水源地文化や橋本駅周辺整備について建設的な意見が示された点は評価できる。一方、噴水塔保存やメモリアルコーナー、ランドマーク整備など新規の取組について財源や費用対効果への言及がなく、答弁も「検討・研究する」にとどまる項目が多かった。
良かった点
- 姫路市や泉大津市の先進事例を視察した上で、歩行者空間や図書館ビジネス支援について具体的な提案をしている
- 観光スポットの連携発信やe-bikeステーション設置など、既存の資源を組み合わせた建設的なアイデアを示した
- 踏切の遮断時間の数字(33分→29分)や図書館の貸出回数(1000回超)など、根拠となるデータを交えて質問している
改善できる点
- 噴水塔の保存やメモリアルコーナー、ランドマーク整備、無電柱化の推進など新たに費用がかかる取組について、財源や費用対効果への言及が見られない
- 多くの項目で「検討する」「研究する」という答弁にとどまり、具体的な実施時期や予算の確約は得られていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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