一般質問2026年3月17日令和8年 3月定例会議
女性支援・終活・文化財・盛土問題を問う
野元 好美 議員(颯爽の会)
人権・市民活動医療・福祉文化・スポーツ防災・安全
まとめ
野元議員は、困難を抱える女性への相談支援の充実、身寄りのない高齢者の終活支援(終活情報登録・死後事務サポート)の導入、文化財や希少動植物の保護強化、県の許可で行われた不適切な盛土(篠原・志田峠など)への対応を質問した。市はギフチョウ保護の協議体設置などには前向きだったが、終活支援事業の実施や盛土の是正指導は検討・調査段階にとどまった。
質問と答え
1. 女性相談支援体制の充実
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 女性支援法の理念を実現するため、相談員の専門性・正規化や、相談しやすい窓口名称・周知方法、関係機関との連携強化を求めた。
- 市の答え
- 相談スキル向上や連携に努め、窓口案内の周知方法や相談環境の整備は研究する。正規職員化への明確な方針は示さなかった。
2. 身寄りのない高齢者の終活支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 引取り手のない遺骨が増加する中、終活情報登録事業や、頼れる身寄りのない高齢者向けのエンディングプランサポート事業の実施を求めた。
- 市の答え
- 事業の有効性は認めつつ、個人情報管理等の課題整理と国の動向・社会福祉法改正の注視を行うとした。
3. 文化財・希少動植物の保護体制
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 文化財保存活用地域計画の目標達成に向けた人員・予算確保や、絶滅危機にあるギフチョウ・カワラノギク保護のための部局横断的な協議体設置を求めた。
- 市の答え
- 学芸員確保や予算確保に努めるとし、ギフチョウについては県・市民団体を含む協議体設置に向け県へ働きかける考えを示した。
4. 既存盛土(篠原・志田峠等)への対応
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 県の許可で行われた不適切な盛土について、県条例失効後の是正指導継続、住民への地盤調査結果の公表、崩落時対応、未履行の造林への指導を求めた。
- 市の答え
- 県の法的根拠消失後も市はパトロールや立入調査を継続し、必要に応じ盛土規制法に基づく指導を行うとした。造林は期限内未履行なら指導する。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
相談件数や遺骨数、他都市事例など具体的データを多く示し、建設的な提案も目立つ。一方、終活支援事業や相談員増員など支出を伴う要望で財源への言及が乏しく、答弁も「検討」「研究」止まりが多かった。
良かった点
- 川崎市・横浜市・横須賀市など他都市の具体的事例を挙げて実施を提案している
- 相談件数、引取り手のない遺骨数の5年推移、独居高齢者数の将来推計など具体的データを用いて課題を明確化している
- ギフチョウ保護の協議体設置や環境部局の保全活動支援など、部局横断的な前向きな答弁を引き出した
改善できる点
- 終活情報登録事業やエンディングプランサポート事業の実施を求める際、財源や費用対効果についての言及がなかった
- 正規の女性相談支援員の配置・専任化を求めたが、人件費増に対する財源確保の考えは示されなかった
- 文化財調査・指定の予算確保を求めたが、どの事業を見直して財源を充てるかの提案はなかった
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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