一般質問2023年6月26日令和5年 6月定例会議
窓口改革・防災・教育支援を幅広く提案
南波 秀樹 議員(公明党相模原市議団)
まちづくり・交通行財政・市役所改革子育て・教育防災・安全
まとめ
南波議員は、河川や上大島キャンプ場のにぎわい創出、書類を書かずに済む窓口やオンライン手続きの拡大、子供連れ・高齢者への優先入場(ファスト・トラック)、災害時の要配慮者支援、不登校対策や発達障害の子への支援教育の充実など幅広く質問した。市は多くで「検討・研究する」と答えつつ、一部は実証事業の結果を踏まえた具体的な取組や窓口対象の拡大など前向きな姿勢も示した。
質問と答え
1. 水辺空間のにぎわい創出
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 河川敷地での民間の営業活動を認める国の制度を活用し、護岸整備や交流人口増加に取り組むべきと提案した。
- 市の答え
- 水辺環境の保全を進めつつ、にぎわい創出やマナー向上につながる手法として、他市の事例を参考に活用を研究していく。
2. 上大島キャンプ場の活性化
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 上大島キャンプ場に飲食店や売店を設け、周辺一帯のにぎわいを創出すべきと提案した。
- 市の答え
- キッチンカーなどの実証事業を実施し、1日平均約100人の利用があり需要を確認できたため、今後も民間活力の活用を含め検討する。
3. 書かない窓口・行かない窓口
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 書類記入なしで手続きできる窓口や、自宅から申請できる電子申請を福祉・高齢者分野など全般に広げるべきと求めた。
- 市の答え
- 福祉の一部では既に実施中で、戸籍・住民登録・国民健康保険などへ対象を拡大する。電子申請も引き続き推進する。
4. おくやみ窓口のオンライン化
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 死亡・相続手続きの負担軽減のため、おくやみ窓口でのオンライン活用を進めるべきと求めた。
- 市の答え
- 国の死亡・相続ワンストップサービスの動向を注視しつつ、電子機器を使った分かりやすい案内を検討する。
5. こどもファスト・トラックの普及
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 子供連れが優先入場できる仕組みを市施設・民間施設に広げ、障害者や高齢者にも対象を広げるべきと求めた。あわせて紙おむつ自販機の設置も提案した。
- 市の答え
- 利用状況を踏まえ公共施設での導入を検討し、民間には事例を共有する。障害者・高齢者向けは関係団体の声を聞いて検討。紙おむつ自販機はニーズ調査から始める。
6. 災害時の要配慮者への備え
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 外国人や障害者にも伝わる絵記号のコミュニケーションボード、乳児専用の段ボールベッドの備蓄を求めた。
- 市の答え
- コミュニケーションボードは障害者団体の意見を聞きながら作成を検討。乳児用ベッドは民間事業者との協定による調達も含め検討する。
7. 不登校対策
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 不登校特例校の設置、就学指定校変更の柔軟化、登校支援教室の全校設置、保護者向け情報リーフレットの発行を求めた。
- 市の答え
- 指定校変更は柔軟な対応に努める。登校支援教室は未設置校に段階的に設置する。リーフレットは文科省の様式例を参考に発行へ準備を進める。
8. 発達障害の子への支援実態調査
子育て・教育否定的な答弁- 議員の質問
- 支援が必要なのに個別計画が作られていない子供が増えているため、学校長や教員を対象とした実態調査をすべきと求めた。
- 市の答え
- 全教員を対象とした調査の実施は現状では考えておらず、既存の児童生徒状況調査を活用して支援を進める。
9. 通級指導・学校サポーターの拡充
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 通級指導教室の自校・巡回方式の充実と、学校サポーター制度を特別支援学級などにも拡大すべきと求めた。
- 市の答え
- 他自治体の状況を参考に保護者の意見も聞いて在り方を整理する。学校サポーターは位置づけや処遇の課題整理に努める。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市の事例や国の調査数字を多く示し、具体的な改善提案も目立つ。一方で、紙おむつ自販機や乳児用備蓄、通級指導・学校サポーターの拡充など支出を伴う要望の多くに財源への言及がなく、答弁も大半が「検討・研究する」止まりだった点を踏まえて採点した。
良かった点
- 北見市・越谷市・大阪市・大阪狭山市・荒川区など他都市の事例や、発達障害8.8%・相談未受診430人など具体的な数字を挙げて根拠を示している
- 上大島キャンプ場では実証事業(延べ4日間・1日平均100人利用)の結果を踏まえて質問し、市も今後の取組につなげる答弁を引き出した
- 水辺空間の活用、行政窓口の効率化、防災、子育て、特別支援教育など、市民の暮らしに関わる幅広いテーマを取り上げている
改善できる点
- 紙おむつ自販機の設置、乳児用段ボールベッドの備蓄、通級指導教室や学校サポーターの拡充などコストを伴う要望が複数あるが、財源をどう確保するかについての言及がない
- 多くの項目が『検討する』『研究する』という答弁に留まり、具体的な期限や数値目標を引き出せていない
- 教員全体を対象にした実態調査の提案は『現状では考えていない』と否定的な答弁を受けており、代替案の提示までは至っていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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