代表質問2023年6月7日令和5年 6月定例会議
本村市政2期目へ 子育て・教育・まちづくりを幅広く問う
臼井 貴彦 議員(立憲民主党)
子育て・教育経済・産業農林・中山間地域まちづくり・交通医療・福祉行財政・市役所改革環境
まとめ
立憲民主党会派の臼井議員が、本村市長の2期目の所信表明を中心に、子育て支援のPR方法、学校の人材配置、図書館、企業誘致、道の駅、駅周辺のまちづくり、医療・福祉、環境、人権条例、行政のデジタル化、教員不足など幅広いテーマについて質問しました。市は多くの項目で「検討していく」「努める」と答え、具体的な約束は一部にとどまりました。
質問と答え
1. 子育て支援策のPR強化
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 子育てしやすい相模原をもっとアピールするため、働きやすい企業の情報を特設ページでわかりやすく見せてはどうかと提案した。
- 市の答え
- 受賞企業の取り組みをもっと効果的に広報していくと答えた。
2. 学校の相談員の増員
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- スクールソーシャルワーカーを中学校区に1人配置する目標の達成時期と、スクールカウンセラーの増員も合わせて求めた。
- 市の答え
- ソーシャルワーカーは段階的に増やし、カウンセラーは国に定数化を要望していくと答えた。
3. 図書館の読書通帳導入
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 子供の読書意欲を高めるため、読んだ本が記録される「読書通帳」の導入などの工夫を求めた。
- 市の答え
- 児童書を約1万冊購入し、ホームページで読書履歴を確認できる仕組みを進めているが、通帳導入は明言しなかった。
4. 企業誘致とロボット特区
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- さがみロボット産業特区の効果や、市長自らの企業誘致活動の強みと他都市の参考事例を尋ねた。
- 市の答え
- 特区では開発支援を実施、誘致では奨励制度をPRし、流山市の子育て支援策を参考にしていると答えた。
5. 中山間地域の道の駅
農林・中山間地域検討・研究する- 議員の質問
- 緑区に道の駅を設置する理由、既存の地域産物販売施設との違い、高速道路の休憩施設不足を解消する国の社会実験の活用を尋ねた。
- 市の答え
- 中山間地域活性化に有効と考えており、既存施設と補い合える形や国の実験動向を踏まえて検討すると答えた。
6. 橋本・相模原駅周辺のまちづくり
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 橋本駅の京王線駅舎移設の進み具合や法的拘束力のないガイドラインの実効性、相模原駅北口の脱炭素まちづくりの災害時対応を尋ねた。
- 市の答え
- 駅移設は役割分担を協議中、地区計画などでルールを定める予定とし、北口の蓄電池は災害時の非常用電源にもなると答えた。
7. 中山間地域医療と複合的な福祉課題
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 津久井地域の診療所の医師確保状況や、8050問題などの複合的な課題への支援体制づくりを尋ねた。
- 市の答え
- 診療所の再編や多職種連携を検討し、相談支援を担う職員を配置して体制づくりを進めていると答えた。
8. デジタル格差・特別市・人員配置
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 高齢者らのデジタル格差への対応、特別市制度が本市にもたらす効果、職員の異動の考え方を尋ねた。
- 市の答え
- 条例を通じてデジタル活用の必要性を周知する、特別市は税財源確保に資する、人員配置は業務量を踏まえ適時行うと答えた。
9. 環境宣言・森林・人権条例
環境検討・研究する- 議員の質問
- 気候非常事態宣言の効果、都市近郊の森林の保全・活用、人権尊重のまちづくり条例に本市らしい特徴を持たせることを尋ねた。
- 市の答え
- 宣言は脱炭素ロードマップ策定につながった、森林は間伐などで保全する、人権条例は答申を踏まえ本市の実情に合わせると答えた。
10. 教員不足と採用試験の改革
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 教員の欠員・休職者数、大学3年生から受験できる新制度の目的、教員免許更新制度廃止後のペーパーティーチャー対応を尋ねた。
- 市の答え
- 欠員は小中で計16人、休職者19人、新制度は幅広い人材確保のため、説明会で不安解消に努めていると答えた。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
大阪府や流山市など他都市事例を多数示し、読書通帳やETC2.0活用など代替案も提示する建設的な質問が多かった。一方で財源を示さず拡充を求める項目や、答弁が「検討する」止まりの項目も多く、成果と費用対効果の面では平均的な評価にとどまる。
良かった点
- 大阪府・流山市など他都市の具体的な事例や数字を根拠に質問を組み立てている
- 読書通帳やETC2.0の活用など、批判だけでなく代替案を示す質問が複数あった
- 子育て・教育からまちづくり・環境・人権まで、市民生活に関わる幅広いテーマを取り上げている
改善できる点
- スクールカウンセラーの増員や高齢者向け補助金の要件緩和など、財源を示さずに拡充を求めた項目があった
- 答弁の多くが「検討する」「努める」にとどまり、具体的な約束を引き出せた項目は少なかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり4.0 / 5
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