一般質問2023年9月26日令和5年 9月定例会議
指定管理・駅周辺整備・高齢者就労・教員改革を問う
臼井 貴彦 議員(立憲民主党)
行財政・市役所改革まちづくり・交通経済・産業子育て・教育
まとめ
臼井議員は、公共施設の指定管理者制度の競争性低下や人件費対応、JR相模原駅北口の土地利用計画や道路整備、高齢者の就労支援、教員の働き方改革について質問した。市は応募競争率の改善や駅周辺の国有地を含めた計画調整、道路用地取得の状況、高齢者向け支援や教員サポートスタッフの拡充方針などを説明したが、南北道路の接続や賃金スライド制の導入は難しいか研究段階にとどまった。
質問と答え
1. 指定管理者制度の運用改善
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 指定管理者の選考で1団体のみの応募が7割に達するなど競争性が低下している問題について、改善状況と賃金上昇への対応(賃金スライド制の導入)を問うた。
- 市の答え
- 要求水準の見直し等により1団体のみの応募は6割に改善したと説明。賃金上昇分は積算に反映しているが、賃金スライド制は他市事例を研究すると回答した。
2. 街区公園への指定管理導入
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 八王子市・町田市の事例や国の通知を踏まえ、街区公園にも指定管理者制度を導入し、地域活性化につなげるべきと提案した。
- 市の答え
- エリアごとのグルーピングに変更済みで、先行事例の研究や費用対効果の検証を進め、導入を検討すると回答した。
3. 相模原駅北口のまちづくり
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 相模総合補給廠一部返還地の土地利用計画について、市役所など公共施設の位置づけや、JR横浜線沿いの国有地を含めた範囲拡大を求めた。
- 市の答え
- 土地利用計画の策定の中で公共施設の在り方を検討し、周辺の国有地も含めた一体的なエリアとなるよう国と調整していると回答した。
4. 駅周辺の道路整備
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 資材搬入路となる宮下横山台線の整備状況や、南北道路と駅前広場の接続、踏切付近交差点への左折レーン設置を求めた。
- 市の答え
- 宮下横山台線の用地取得率は23%で交渉継続中、南北道路の接続は交通事故の危険性が増すため困難と判断、左折レーンは交通管理者と協議するとした。
5. 高齢者の就労支援
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 高齢者の就業者数・納税者数が増加する中、就職支援センターの認知度向上策やシルバー人材センターの実態、生活保護に陥る前の支援強化を問うた。
- 市の答え
- 求職者支援講座の実施や周知拡大に取り組んでおり、生活困窮者自立支援相談窓口で早期の就労・生活支援を行っていると回答した。
6. 教員の働き方改革とサポート人材
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 教員の超過勤務時間の実態や業務分担の議論状況を確認し、スクール・サポート・スタッフの人員拡充を求めた。
- 市の答え
- 超過勤務は減少傾向だが約4割が45時間超で、標準的な職務内容を検討中。サポートスタッフは応募多数だが84名にとどまり、国の動向を注視しつつ拡充するとした。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
指定管理者の応募件数や教員の超過勤務時間、宮下横山台線の用地取得率など具体的な数字を多く示し、他都市の事例も踏まえて質問を組み立てた点は評価できる。一方で答弁の多くが「検討・研究する」にとどまり、スタッフ増員など支出を伴う要望で財源への言及が乏しい項目もあった。
良かった点
- 指定管理者の応募件数、教員の超過勤務時間、用地取得率など具体的な数値データに基づいて質問を展開している
- 八王子市・町田市・横浜市など他都市の先進事例を踏まえ、街区公園への指定管理導入や賃金スライド制など具体的な提案を行っている
- 人件費問題やモニタリング調査の精査要望など、現場の実態に即した指摘を行っている
改善できる点
- スクール・サポート・スタッフの増員要望において、財源や予算確保の方法への言及がなかった
- 南北道路の接続など、以前にも市が実現困難と答えている事項を再度要望する形で終わり、新たな解決策の提示が少なかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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