一般質問2023年12月19日令和5年 12月定例会議
児童クラブ・医療的ケア児・高齢者福祉の拡充を要望
南波 秀樹 議員(公明党相模原市議団)
子育て・教育医療・福祉
まとめ
子育て支援(児童クラブ・放課後子ども教室の拡充)、医療的ケア児への支援、健康診断の受診率向上、高齢者の聞こえの健康(ヒアリングフレイル予防)、老朽化した高齢者施設への支援について質問した。市は児童クラブの受け入れ年齢拡大や健診勧奨項目への血圧追加など一部前向きな答弁をしたが、多くは「検討する」「研究する」にとどまった。
質問と答え
1. 児童クラブ待機児童の解消
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 待機児童が増えている中、受け皿拡大や対象年齢のさらなる拡充を求めた。
- 市の答え
- 今年度の待機児童は102人。学校の余裕教室などを活用し、来年度は一部で6年生まで受け入れを拡大する。
2. 学校内への児童クラブ設置
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 国が求めるタイムシェアなど学校施設の活用を進め、学校内設置を大きく拡大するよう求めた。
- 市の答え
- 使用していない時間のランチルーム活用など、教育委員会と連携して取り組む。平成29年度の40教室から今年度55教室に増加した。
3. 放課後子ども教室の拡大
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 現在4校のみの小学校内実施型放課後子ども教室を全校に広げるよう求めた。
- 市の答え
- 伸び伸びと遊べる居場所として有効だが、場所や人材の確保に課題があると認識している。
4. 医療的ケア児等への支援
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- ショートステイ事業者の不足や看護師確保、18歳以降の支援資源の減少への対応を求めた。
- 市の答え
- 事業所整備の促進や市単独加算、看護研修を実施。看護師採用後に受け入れ再開を進めており、18歳以降の受入先整備にも取り組む。
5. 健診異常値放置者への受診勧奨
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 血糖値のみだった受診勧奨の対象に血圧・脂質も加えるよう求め、受診率向上の工夫も要望した。
- 市の答え
- 次期計画で血圧を新たに対象に追加する。脂質については専門家の意見を聞きながら検討する。通知内容の工夫やショートメッセージの活用も検討する。
6. ヒアリングフレイル(聴力の衰え)予防
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 聴覚機能の低下への理解を広め、サポーター養成やアプリでのチェック、会話支援機器の導入を求めた。
- 市の答え
- 介護予防サポーターへの研修や医師会・大学と連携した取組を実施しており、会話支援機器は導入の可能性を研究する。
7. 老朽化した高齢者施設への支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 建て替え支援制度の創設と、市街化調整区域での開発許可の条件緩和を求めた。
- 市の答え
- 建て替えを含む老朽化対策の支援策を検討する。開発許可の緩和は他自治体の動向などを踏まえて検討する。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
待機児童数や受診率、他都市の事例など具体的な数字を多数示し、建設的な代替案も豊富に提示した点は評価できる。一方、高齢者施設の建て替え支援や新規事業導入など支出を伴う要望に財源への言及がなく、答弁の多くも検討・研究にとどまった。
良かった点
- 待機児童数や受診率、他都市(豊島区・八王子市など)の具体的事例を根拠に質問を構成している
- タイムシェア活用、アプリによるチェック、サポーター養成講座など具体的な代替策を多数提示している
- 子育て・医療的ケア児・高齢者福祉という市民生活に直結する幅広いテーマを取り上げている
改善できる点
- 老朽化した高齢者施設の建て替え支援や医療的ケア児支援の拡充など支出を伴う要望が多いが、財源をどこから確保するかについて触れていない
- 会話支援機器やサポーター養成講座などの新規事業導入について、導入コストや効果検証の視点が示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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