一般質問2024年3月14日令和6年 3月定例会議
子供の権利・森林政策・盛土対応を問う一般質問
野元 好美 議員(颯爽の会)
子育て・教育農林・中山間地域防災・安全
まとめ
子供の権利を守る仕組みや相談体制、就学相談のあり方、森林を活かした産業づくり、危険な盛土への対応について質問。市は相談窓口の周知強化や就学相談での本人意見の記入、森林情報の共有化などを検討すると答えたが、多くは「検討する」止まりで、具体的な財源の確保策は示されなかった。
質問と答え
1. 子供の権利保障と意見表明
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 子供が権利の主体であることを学べるCAPプログラムの実施や、子供の意見表明・参加の機会を保障する取組、条例10年の記念事業を求めた。
- 市の答え
- 子供の意見を聞く仕組みづくりやCAPプログラムの必要性を認識し、記念事業の実施を含め今後検討していくと答えた。
2. 子どもの権利相談室の機能強化
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 子どもの権利救済委員による調査・調整の実績がゼロである現状を問題視し、川西市の制度を参考に救済機関として機能するよう周知・改善を求めた。
- 市の答え
- 川西市の充実した実績を認識し、出前授業などで子供が権利を学ぶ機会を増やし、相談室の認知度向上に取り組むと答えた。
3. 子育て世帯訪問支援事業の見直し
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 予算の大幅減額や利用実績の少なさ(3〜4世帯)を指摘し、必要な家庭が回数・料金の制約なく使えるよう例外規定の整備と積極的な周知を求めた。
- 市の答え
- 利用しにくさの要因を踏まえ、より利用しやすい事業となるよう検討するとともに、関係機関への周知を強化すると答えた。
4. 就学相談の保護者目線での改善
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 就学先が一方的に決められると感じる保護者の声を踏まえ、分かりやすい情報提供、本人・保護者の希望を尊重する相談プロセス、人員体制の強化を求めた。
- 市の答え
- ホームページでの情報提供充実や、判断資料に本人の意見も記入するよう改善するとし、人員体制の強化も検討すると答えた。
5. 森林政策と木材利用の促進
農林・中山間地域検討・研究する- 議員の質問
- 林業の採算性や所有者不明森林の課題を指摘し、補助金に頼らない森林経営の視点、林地台帳整備、さがみはら津久井産材の安定供給の仕組みづくりを求めた。
- 市の答え
- 林地台帳整備や集約化支援、水源協定林の生産林移行、林業DXの取組を進め、所有者不明森林の課題も検討していくと答えた。
6. 盛土規制法への対応
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 熱海の盛土災害を踏まえた新法の施行に向け、既存盛土の把握状況や、建設発生土を廃棄物同様に発生主義で規制するよう国へ要請することを求めた。
- 市の答え
- 令和6年度に基礎調査を行い、令和7年度早期の規制開始を目指すと説明したが、発生主義規制は国の基本方針上適当でないとして国の動向を注視するとした。
7. 藤野地区牧野の土砂搬入問題
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 県の防災措置命令に従わず大量の土砂が搬入された経緯を問い、既存土砂の安全確保と新たな搬入防止について県に責任ある対応を強く求めた。
- 市の答え
- 現地の安全確保を第一に、防災措置命令の履行や搬入禁止区域指定の継続・拡大を県に強く要請していくと答えた。
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市事例や具体的数字を多数示し根拠は豊富。就学相談で判断資料への本人意見記入という具体的改善を引き出した点は評価できる。一方、相談室や支援事業の拡充は財源への言及がなく、答弁の多くは「検討する」「注視する」止まりで、具体的な約束に乏しい項目が目立つ。
良かった点
- 川西市・高崎市・大阪市など他自治体の実績や数字(利用実績3世帯21回→4世帯119回、審議件数211件→307件など)を具体的に示して質問を組み立てている
- 就学相談で『判断資料に子供本人の意見も併せて記入する』という具体的な改善答弁を引き出した
- 森林政策では補助金に頼らない森林経営の視点や林地台帳整備・所有者不明森林対策など、構造的な課題解決につながる提案を行っている
改善できる点
- 子育て世帯訪問支援事業について回数・料金の例外規定や人員体制強化を求めているが、必要な財源をどこから確保するかの議論がなく、支出増の要望にとどまっている
- 多くの項目で『検討する』『注視する』という答弁にとどまり、再質問でも具体的な期限や数値目標を引き出せていない
- 盛土規制法に基づく建設発生土の発生主義規制の提案は良いが、国への要請以外に市独自でできる費用対効果のある対策の提示がない
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた