一般質問2024年6月26日令和6年 6月定例会議
マイナ保険証の不安と資格確認書の行方
桜井 はるな 議員(立憲民主党)
医療・福祉行財政・市役所改革防災・安全環境文化・スポーツ
まとめ
マイナンバーカードと健康保険証の一体化(マイナ保険証)について、カード紛失への不安、個人情報のひもづけ誤り、災害時に使えなくなる心配などを取り上げました。市は保険証廃止後も資格確認書を「当分の間」申請なしで配ると約束しました。ほかに動物愛護への寄附金の使い方や、相模大野のピアノ演奏事業についても質問し、事業は今年度も続けると答えました。
質問と答え
1. マイナ保険証の理解促進
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- マイナンバーカードを紛失する不安から保険証代わりに持ち出せず受診できなくなる市民が出る懸念を示し、正しい理解を広める取り組みと、カードと電子証明書で異なる有効期限の周知状況を問うた。
- 市の答え
- カード交付時の案内資料配布や保険証送付時の案内、ホームページで周知していると説明。再質問には関係課と連携し丁寧な周知を続けると答えた。
2. 電子証明書の大量更新対応
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- マイナポイント事業で取得した市民の電子証明書が2025~2027年頃に大量更新期を迎えることから、窓口混雑への対応を問うた。
- 市の答え
- 市内18か所の窓口で更新に対応しており、状況を踏まえて対応していくと説明した。
3. ひもづけ誤りと個人情報漏えい
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- マイナ保険証で他人の医療情報が誤ってひもづけられた問題について、全国の件数と本市国民健康保険の状況を問うた。
- 市の答え
- 全国では点検前7553件、点検後さらに1142件増え計8695件の誤りが判明。本市国保は住民基本台帳と連動しており誤りはないと説明した。
4. 災害時・スマホ搭載のリスク
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 災害でネットが遮断された場合のマイナ保険証による資格確認や、スマホへの機能搭載で操作が苦手な人が取り残される懸念について問うた。
- 市の答え
- オンライン確認不可時は資格申立書で受診可能、能登半島地震では提示できなくても受診できる扱いだったと説明。スマホ搭載は選択肢が増えるとの認識を示した。
5. 資格確認書によるセーフティーネット
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 保険証廃止後、マイナ保険証を持たない人向けの資格確認書について、申請なしでの交付をいつまで続けるのかを問うた。
- 市の答え
- 来年7月頃から申請不要で有効期間1年の資格確認書を交付し、申請不要の交付は「当分の間」続けると答えた。
6. 動物愛護支援の寄附金
環境現状の説明のみ- 議員の質問
- 暮らし潤いさがみはら寄附金の動物愛護支援コースを設置した意図と具体的な使い道、寄附者の意向に沿った活用方法を問うた。
- 市の答え
- 保護した犬猫の譲渡支援のため設置し、ワクチン接種や治療費などに活用。動物愛護センター設立や猫保護支援などの寄附者の意向も踏まえて活用すると説明した。
7. 相模大野カジュアルピアノ事業
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 2回目となった相模大野カジュアルピアノ事業の実績と、今後の事業継続について問うた。
- 市の答え
- 延べ436人が演奏し、まちのにぎわいや愛着心向上に役立っているとして、今年度も実施すると答えた。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
国の統計やニュース報道、能登半島地震の実例など具体的な根拠を多く示した点は評価できるが、紙の保険証継続や動物愛護センター設置など財源を示さない要望が多く、提案も要望止まりが目立つため全体の評価は中程度となった。
良かった点
- 国の統計やニュース報道、能登半島地震の実例など具体的な根拠を多く示して質問を組み立てた点
- 資格確認書の申請不要交付について「いつまで続けるか」を具体的に問い、「当分の間」継続という答弁を引き出した点
- マイナ保険証から動物愛護、文化事業まで市民生活に関わる幅広いテーマを取り上げた点
改善できる点
- 紙の保険証の継続や資格確認書の継続、動物愛護センターの設置などを求める一方で、必要な財源や既存事業の見直し案を示していない
- 多くの項目が批判・要望で終わり、具体的な代替案や実施方法の提案が少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見2.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり
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