一般質問2024年9月26日令和6年 9月定例会議
街路樹・盛土規制・災害弱者支援を問う
野元 好美 議員(颯爽の会)
環境防災・安全医療・福祉
まとめ
野元議員は、古くなった街路樹や公園の木の管理、危険な盛り土への新しい規制、そして災害時に自分で避難できない人を助ける仕組み(個別避難計画・福祉避難所・ペット同行避難)について質問しました。市は、予算の範囲で管理を続けること、新しい盛土の条例を整えること、避難の仕組みをデジタル化して使いやすくすることなどを答えましたが、多くは「研究する」「検討する」という段階の答えでした。
質問と答え
1. 街路樹・公園樹木の維持管理
環境検討・研究する- 議員の質問
- 街路樹や公園の木が巨木化・老木化し、倒木や枝折れの事故が増えている。計画的な実行計画を作り、予防保全へ転換するための予算を確保すべきと求めた。
- 市の答え
- 現在の計画は目標を示すだけで進捗を管理する実行計画ではないとし、他都市の事例を研究しながら計画的な維持管理に努めると答えた。
2. 盛土規制法への対応
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 新しい盛土規制の条例内容や規制区域の指定方法、既存の問題盛土への対応、県との役割分担を尋ね、実効性のある監視体制と市民への分かりやすい周知を求めた。
- 市の答え
- 市内全域を規制区域に指定し、既存盛土の調査を進めるとともに、通報システムの構築やリーフレット・説明会による周知を進めると答えた。
3. 個別避難計画
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 自分で避難するのが難しい人の計画作りが遅れている現状を指摘し、優先対象者以外への対応やデジタル化による効率化を求めた。
- 市の答え
- 優先度の高い人から順次計画を作り、対象者情報を一元管理するシステムを令和7年度中に構築する方向で検討すると答えた。
4. 福祉避難所
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 福祉避難所の受け入れ体制や、対象者が直接避難できる仕組み、支援する専門職への施設情報の開示を求めた。
- 市の答え
- 現在119か所を確保しているが、直接避難や施設名の公表には施設側の理解が必要であり、慎重に進めると答えた。
5. ペット同行避難
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 市のホームページではペット同行避難ができるとされているのに、実際の避難時には断られるなど案内と実態が違っていたことを指摘し、改善と周知を求めた。
- 市の答え
- ペットは原則屋外で受け入れることなど誤解を招いていた点を分かりやすくホームページに掲載し、周知を改善すると答えた。
質問の評価
4.0とても良い質問5点満点(5つの基準の平均)
多数の数値や名古屋市・仙台市・東京都・東近江市など他都市事例を根拠に挙げ、実行計画策定やDX化、通報システム一本化など具体的な提案も多い。一方で答弁は「検討」「研究」が中心で、街路樹・公園樹木では予算確保を求めるのみで財源には触れていない項目もある。防災・福祉など市民生活に直結する重要テーマを扱っている。
良かった点
- 街路樹・公園樹木の維持管理費の5年間の推移を数字で確認し、名古屋市・仙台市の実行計画の事例を挙げて具体的な改善策を提案している
- 盛土規制法への対応で、国の財政支援内容や既存盛土の件数など具体的な数字を確認しながら、通報システムの一本化や分かりやすい周知資料の作成を提案している
- 個別避難計画やペット同行避難について、現場で実際に困った人の声を基に質問し、DX化や周知方法の改善など具体的な改善を求めている
改善できる点
- 街路樹・公園樹木の維持管理で「必要な職員と予算を確保するよう強く求める」としているが、その財源をどこから生み出すかは示されていない
- 福祉避難所の公表や直接避難の実現を求める項目では、施設側の負担増やコスト面についての言及が少ない
- 答弁の多くが「検討する」「研究する」にとどまっており、具体的な実施時期や予算規模まで約束を引き出せた項目は個別避難計画のDX化など一部に限られる
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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