一般質問2024年9月25日令和6年 9月定例会議
線引き見直しと子育て・教育環境の充実を問う
臼井 貴彦 議員(立憲民主党)
まちづくり・交通子育て・教育
まとめ
臼井議員は、都市計画の線引き見直しの方針、保育所に入れない子どもの多くが1歳児である問題、きょうだいが別々の保育園になる問題、老朽化した保育施設の整備、保育士不足、学力調査の活用方法などを質問。市はきょうだいの加点見直しや国の補助金活用を約束する一方、処遇改善や受入れ枠拡大の一部は検討段階にとどまった。
質問と答え
1. 線引き見直しの基本方針
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 10年後を見据えた市街化区域の見直しで、人口や産業の将来予測の根拠は何か、災害の危険が高い土地をどう扱うか質問した。
- 市の答え
- 人口減少や災害対応を踏まえて見直す、危険な土地は市街化調整区域に戻すことを検討すると説明した。
2. 1歳児保育の受入れ枠拡大
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 保育園に入れない子どもの半数以上が1歳児であることについて、受入れ枠拡大や保育士の加配への市独自支援を求めた。
- 市の答え
- 定員枠の拡大に努めるとしたが、独自の加配支援は国の動向を見てから判断するとした。
3. きょうだいが同じ保育園に入れない問題
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- きょうだいが別々の保育園になってしまう割合が高いことへの対策を求めた。
- 市の答え
- 来年度の入所から、転園する際の加点をきょうだいの新規申請と同じ水準に引き上げ、同じ園に入りやすくすると約束した。
4. 老朽化した保育施設の整備
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 建築後50年を超える保育施設が11園ある中、国の交付金をもっと積極的に活用すべきと求めた。
- 市の答え
- 今年度は改修向けの国の補助金を申請する予定であり、今後も国の交付金・補助金を積極的に活用すると答えた。
5. 保育士の確保・定着
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 処遇改善手当の増額や、新卒者に限定している借り上げ社宅制度の対象拡大を求めた。
- 市の答え
- 対象拡大は財源確保に課題があるとしつつ、現場の意見を聞きながら支援方法を検討すると答えた。
6. 全国学力・学習状況調査の活用
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 平均正答率だけでなく、正答率が低い子どもの割合にも注目した目標設定をすべきと提案した。
- 市の答え
- 平均値だけでなく、正答率が低い児童生徒の割合の減少にも着目し、指導改善につなげると答えた。
7. 指導方法工夫改善加配
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 教員の加配について、申請数・配分数や配置の優先順位の基準を質問した。
- 市の答え
- 申請数は抑制しておらず、校長への聞き取りなどを踏まえて毎年配置を判断していると説明した。
質問の評価
4.0とても良い質問5点満点(5つの基準の平均)
待機児童数や有効求人倍率、他都市(横浜・川崎・神戸・堺)との比較など具体的な数字を多用し根拠を示した点は評価できる。きょうだい加点の見直しや国庫補助金活用など具体的な前進も引き出したが、処遇改善手当や借り上げ社宅拡大の要望では財源の裏付けが示されず、検討止まりの答弁も目立った。
良かった点
- 待機児童数、有効求人倍率、他政令市の交付金申請状況など具体的な数字・事例を多数示して質問の根拠としている
- きょうだい同園利用の加点見直しや国庫補助金の申請方針など、具体的な制度変更を引き出した
- 都市計画から保育、教育まで市民生活に直結する幅広いテーマを扱っている
改善できる点
- 保育士の処遇改善手当増額や借り上げ社宅制度の対象拡大を求める際、財源をどう確保するかの具体案が示されておらず、答弁でも「財源確保に課題」と指摘されている
- 1歳児の受入れ枠拡大や加配支援について、国の動向待ちで検討段階にとどまる答弁が多かった
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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