代表質問2024年9月4日令和6年 9月定例会議
財政から学校設備まで幅広く問う代表質問
桜井 はるな 議員(立憲民主党)
行財政・市役所改革医療・福祉その他子育て・教育まちづくり・交通
まとめ
立憲民主党の桜井議員が会派を代表し、市のお金のため方(基金・借金の返済)、福祉のお金の増え方、学校の設備(電話・防犯カメラ・トイレ)、パスポートセンターの統合、障害者の就労支援、動物の多頭飼育ルールなど幅広く質問した。市は、基金は十分残っているので最低限の積立てにしたことや、学校設備は学校の意見を聞きながら順次検討していくことなどを説明した。
質問と答え
1. 財政調整基金の積立方針
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 財政調整基金をなぜ下限の10%の積立てにしたのか、特定目的基金への振り分け基準は何かを尋ねた。
- 市の答え
- 基金残高が十分にあるため10%とした。特定目的基金は各事業の将来負担やスケジュールを踏まえて積立てていると説明した。
2. 市単独扶助費の増加対応
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 市独自の福祉のお金(扶助費)が前年より29.3%増えている中、仕組みの見直しや国への具体的な要望内容を尋ねた。
- 市の答え
- 個別給付から福祉の仕組みづくりへの転換を進めており、国には市長会などを通じて財源確保を要望していると説明した。
3. 動物の多頭飼育ルール
その他現状の説明のみ- 議員の質問
- 犬・猫6頭以上を多頭飼育とする市の基準の考え方と、罰金もある新ルールをどう周知し届け出を促すか尋ねた。
- 市の答え
- 猫の繁殖力が多頭飼育の主な原因であることから6頭以上を基準とし、ホームページや自治会、ボランティアと連携して周知すると説明した。
4. 学校の設備整備
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 防犯カメラの中学校全校設置、電話回線やナンバーディスプレイの増設、トイレの洋式化、シャワールーム設置など学校設備の状況と今後の方針を尋ねた。
- 市の答え
- 小学校には防犯カメラを設置済みだが中学校は未設置校が多く検討中。電話やシャワールームは学校の意見やニーズを調査しながら検討すると説明した。
5. 学力保障推進事業の効果
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 入札方式を変えた理由や、コンピューターを使うテスト方式への対応、学力調査導入後の成果、低学年への取組を尋ねた。
- 市の答え
- 一般競争入札にして透明性を高め、調査導入後は全国学力調査との差が縮まり、本年度は全国と同程度になったと説明した。
6. 障害者の就労支援と福祉基盤整備
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 就労継続支援事業所が廃止された場合の利用者の引継ぎ状況と、一般就労につなげる具体策を尋ねた。
- 市の答え
- 廃止事業所の利用者はほぼ全員が他の事業所の利用を継続。短時間雇用創出事業などで一般就労支援を進めていると説明した。
7. パスポートセンター集約とDX
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- パスポートセンターを相模大野に集約する理由と削減効果、電子申請の進み具合、DXプロジェクトチームの具体的な取組を尋ねた。
- 市の答え
- 集約により年間約3500万円の歳出削減になると説明。電子申請は更新がすでに可能で来年3月から新規も可能になる、DXチームは業務効率化や生成AI活用を検討していると説明した。
8. 公園駐車場の有料化
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 隣り合う県立公園は有料、市の公園は無料という不公平を指摘し、有料化の検討状況を尋ねた。
- 市の答え
- 不正利用を防ぐため有料化は有効な手段と考えており、対象の公園や時期を検討していると説明した。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
財政調整基金288億円や扶助費増加29.3%など具体的な数字を多く示し根拠は豊富。一方で学校設備(電話・防犯カメラ・シャワー等)の整備要望は財源を示さず費用対効果の視点が弱い。答弁は多くが現状説明や検討止まりで、前向きな約束は一部にとどまる。テーマは財政・福祉・教育など市民生活に広く関わる。
良かった点
- 財政調整基金や市債の繰上償還、扶助費の増加率など具体的な数字を使って財政状況を検証している
- 学力保障推進事業について、調査導入後の学力の変化(全国平均との差の縮小)を確認し、今後の課題(CBT対応)にも言及している
- 廃校体育館の活用やコンビニ連携での弁当コスト削減など、費用を抑える代替案も一部で示している
改善できる点
- 学校の電話回線増設、防犯カメラ全校設置、通話録音装置、シャワールーム設置などを、財源やコストの見通しを示さずに要望しており、費用対効果の検討が不十分
- 多くの項目が現状確認や『検討する』止まりの答弁にとどまり、具体的な政策転換や新たな約束を引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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