一般質問2024年12月18日令和6年 12月定例会議
子どもの権利・相談支援と障害福祉の不正請求を問う
野元 好美 議員(颯爽の会)
防災・安全人権・市民活動医療・福祉子育て・教育行財政・市役所改革
まとめ
子どもの安全・権利・相談支援や不登校対策、障害福祉サービスの不正請求について質問した。水泳授業や子どもの権利相談室、思春期相談、不登校支援の充実を求め、障害福祉事業所による約6500万円の過剰請求事案も追及した。市は多くを「検討する」と答えつつ、校内登校支援教室の全校設置目標などを示した。
質問と答え
1. 水難事故の予防
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 水泳授業の現状と、川や海の危険性を学ぶ機会を全校で確保するよう求めた。
- 市の答え
- 年間8時間程度の水泳授業を実施し、安全の心得を学ぶ授業は必ず行っている。動画資料等を教職員に周知している。
2. 子どもの権利相談室
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 相談・調査件数が少ない現状を問題視し、救済機関として機能させる取組や実行計画の策定を求めた。
- 市の答え
- 相談室の周知強化や相談環境の整備を検討する。応援プラン案で成果指標を設定し、毎年必要な事業を進める。
3. 思春期世代の相談支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 思春期相談の実績把握ができていない点や、相談時間・方法が限定的な点の改善を求めた。
- 市の答え
- 他自治体の取組も参考にしながら、相談方法について検討する。
4. プレコンセプションケア
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 対象年齢が狭く内容も限定的な現状を指摘し、対象拡大と内容の充実を求めた。
- 市の答え
- 対象年齢の拡大と、対象に合わせた講座内容を今後検討する。
5. ユースクリニックの設置
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 思春期世代が気軽に相談できる相模原版ユースクリニックの設置を求めた。
- 市の答え
- 思春期世代から意見を聴き、他自治体の取組も参考にしながら、より相談しやすい方法を検討する。
6. 不登校・学びの多様化
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 不登校の実態調査、校内登校支援教室の全校設置、インクルーシブ教育の推進などを求めた。
- 市の答え
- 実態調査は検討する。校内登校支援教室は令和9年度以降、全中学校への設置を順次進める。支援学校との人事交流も継続する。
7. 障害福祉サービスの不正請求
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 指定事業所による過剰請求事案の経緯や過払い額、行政処分の適否、再発防止策を問うた。
- 市の答え
- 過払い額は約6500万円で返還を受けた。行政処分に当たる事由はなかった。国への報告や優先的な運営指導など再発防止を検討する。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
水難事故・思春期相談・不正請求など幅広いテーマで統計や他都市事例を示し具体性は高い。相談室の実行計画策定や要綱見直しなど建設的提案もあるが、校内登校支援教室の全校設置やユースクリニック設置、プレコンセプションケア拡充など支出を伴う提案で財源への言及がなく、答弁も「検討する」止まりが多い。
良かった点
- 水難事故の警察庁統計や他市のユースクリニック(わかさぽ)、川崎市・世田谷区の事例など具体的根拠を多数示している
- 子どもの権利相談室について、実行計画の策定や活用例の発信など具体的な改善提案をしている
- 障害福祉サービスの不正請求事案で過払い額や行政処分の適否を詰め、国への報告や要綱見直しなど再発防止策を具体的に求めた
改善できる点
- 校内登校支援教室の全校設置やユースクリニック設置、プレコンセプションケアの対象拡大など支出を伴う要望が多いが、財源をどう確保するかの言及がない
- 多くの項目で答弁が「検討する」「研究する」にとどまり、具体的な実行の約束を引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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