一般質問2025年3月21日令和7年 3月定例会議
SNS広報活用と若者・更生保護支援を問う質問
南波 秀樹 議員(公明党相模原市議団)
その他行財政・市役所改革環境医療・福祉人権・市民活動
まとめ
公明党の南波議員が、市のSNS広報の評価や専門人材確保、民間と連携したリユース・食品ロス対策、虐待などで居場所がない若者を守るシェルター、若者相談拠点、更生保護の支援体制などについて質問。市は多くの項目で「検討する」「調査する」と答え、専任職の対象拡大には慎重な姿勢を示した。
質問と答え
1. シティプロモーションの推進
その他現状の説明のみ- 議員の質問
- SNSを使った広報の重要性や効果をどう評価しているか、子育てや移住促進に向けた統一キャッチフレーズ・ロゴマークをつくるべきではと問うた。
- 市の答え
- 市長はSNSによる話題づくりの効果を評価し、既にある「子育てするなら相模原」などのキャッチフレーズやマスコットを活用していくと答えた。
2. SNS専門人材の確保
行財政・市役所改革否定的な答弁- 議員の質問
- SNS運用を続けるため、若手職員も専門職(専任職)に登用できるよう制度を広げるべきと求めた。
- 市の答え
- 総務局長は、専任職には基礎的な経験や調整力が必要なため、一定の経験年数を積んだ職員を登用したいと答え、対象拡大には応じなかった。
3. 民間連携によるリユース拡大
環境検討・研究する- 議員の質問
- 自宅から不用品を売却できる民間リユースサービスとの連携や、市の備品をフリマアプリで売って処分費を減らし収入にする仕組みを求めた。
- 市の答え
- 市長は民間との連携を検討するとし、財政担当部長は備品のフリマアプリ活用も他市を参考に検討すると答えた。
4. 食品ロス削減の新サービス導入
環境検討・研究する- 議員の質問
- 期限が近い食品と消費者をつなぐフードシェアリングサービスを導入すべきと提案した。
- 市の答え
- 市長は有効な手法の一つとして、活用を含めてより効果的な方策を検討すると答えた。
5. こども若者シェルターの設置
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 家庭に居場所がない若者のための緊急避難先(シェルター)を、既存の自立援助ホームも活用して整備すべきと求めた。
- 市の答え
- 市は自立援助ホームとの違いを踏まえ、施設長や経験者と意見交換を行うとし、民間の設置状況は把握していないと答えた。
6. 若者向け相談拠点(まちの保健室)
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 若者が性や体の悩みを気軽に相談できる場所を、商業施設への出張やオンラインも使って整備すべきと求めた。
- 市の答え
- 市は思春期出前講座などを続けつつ、より相談しやすい方法を検討すると答えた。
7. 社会を明るくする運動の認知度向上
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 運動を知らない市民が75%に上ることを指摘し、ライトアップやポスター掲示などで認知度を上げるべきと求めた。
- 市の答え
- 市は認知度の低さを課題と認め、広報強化や実現可能性の調整を進めると答えた。
8. 神奈川少年更生支援センターとの連携
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 整備が進む同センターを地域・学校・保護司の活動拠点として活用し、理解促進イベントも開くべきと求めた。
- 市の答え
- 市は国の計画に基づき関係機関との連携を進め、センター開設を更生保護への理解を広める機会にしたいと答えた。
9. 保護司の活動場所と学校連携
人権・市民活動前向きな答弁- 議員の質問
- 保護司の安全確保のため面接場所を増やすことと、学校での薬物・SNS犯罪防止の出前授業など学校と保護司の連携強化を求めた。
- 市の答え
- 市は未利用公共施設の調査や関係機関への要望を進め、教育委員会は出前授業リストに掲載し学校へ周知すると答えた。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市事例や数字を多く示し、具体的な代替案も豊富だが、シェルターや相談拠点整備など財源に触れない支出要望が複数あり、答弁も「検討」「調査」止まりが目立つため、全体評価は平均的な水準にとどまる。
良かった点
- 流山市・八王子市・横浜市・金沢市など多数の他都市事例を具体的な数字とともに挙げ、根拠を示して提案している
- 単に問題点を指摘するだけでなく、おいくら連携やタベスケ導入、フリマアプリ活用など代わりの仕組みを具体的に提案している
- 若者支援、防犯、環境、広報など市民の暮らしや将来に関わる幅広いテーマを取り上げている
改善できる点
- こども若者シェルターや若者向け相談拠点の整備など、財源や既存事業の見直しを示さずに新規の支出・体制整備を求めている項目がある
- 専任職制度の対象拡大やキャッチフレーズ新設など、一部の提案は市から否定的または現状説明止まりの答弁しか得られていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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