一般質問2026年6月30日令和8年 6月定例会議
防災・まちづくり・教育の課題を幅広く質問
臼井 貴彦 議員(立憲民主党)
防災・安全行財政・市役所改革まちづくり・交通経済・産業文化・スポーツ子育て・教育
まとめ
地震への備え、駅前のにぎわいづくり、文化施設の建て直し、学校と地域が協力する「コミュニティ・スクール」について質問しました。耐震補助の利用が増えない理由や、市の建物が火災保険に入っていない問題、駅前の道路工事の遅れ、学校と地域の協力の進み方などを細かく確認し、市は多くの項目で「検討する」「情報を共有する」と答えました。
質問と答え
1. 耐震改修の補助制度
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 新しい耐震基準でも古い住宅(新耐震グレーゾーン)向けの補助の周知方法と、工事業者が直接補助金を受け取れる代理受領制度の利用実績・利用が少ない理由を質問した。
- 市の答え
- リーフレットを個別郵送し地域にも周知する。代理受領は35件中9件の利用で、業者の認知度が低いため建設関連団体の会合で周知していく。
2. 感震ブレーカーの普及
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 地震で電気火災を防ぐ感震ブレーカーの設置率が国の目標25%に対し7.6%と低いことを指摘し、原因と今後の普及策を質問した。
- 市の答え
- 普及が進まない理由は把握できていないが、イベント以外でも様々な機会で周知啓発に努めるとした。
3. 市有施設の火災保険
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 市の建物が共済保険から脱退し無保険状態になっている経緯と、給食室など火を使う施設の保険加入の考え方、今後の備えの額について質問した。
- 市の答え
- 共済は費用対効果が低く脱退した。現在は施設ごとに加入を判断し、公共施設管理連絡会議で情報共有を進める。被災時は財政調整基金や特別交付税で対応するとした。
4. 駅前道路の電線共同溝工事
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- JR相模原駅南口の市道で進む電線を地下に埋める工事が遅れている理由と、完了までのスケジュール、工事中の安全対策を質問した。
- 市の答え
- マンション新設で引込み管工事が1年程度遅れたが、令和9年度に電柱撤去、令和10年度に歩道復旧を行い完了させる。安全対策も講じるとした。
5. 商店街の街路灯支援
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 駅前商店街の街路灯のLED化が進まず電気料負担で商店会が解散する事例もあることから、支援の拡充や重点地域指定による手厚い支援を求めた。
- 市の答え
- 国の交付金で高効率化の補助を行い、20を超える商店会が申請している。重点地域化などの支援強化は今後研究するとした。
6. 街路樹の管理方針
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 今年3月策定の街路樹管理方針について、交差点付近の危険な樹木の伐採や、植え過ぎた木を間引く計画の内容とスケジュールを質問した。
- 市の答え
- 安全確保のための伐採箇所は現地確認の上で順次対応する。間伐の詳細は審議会の答申を経て本年度中に管理計画を策定し、令和9年度から実施するとした。
7. 街路樹の県道・市道の管理統合
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 政令指定都市になって17年経っても街路樹の剪定発注が県道と市道で別々になっている問題を指摘し、路線や樹種に応じた効率的な管理への見直しを求めた。
- 市の答え
- 今後策定する管理計画に基づき、並木の一体性を考慮した発注方法を検討していくとした。
8. アートラボはしもとの再整備
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 民間事業者が建設費高騰を理由に2者続けて事業を辞退した経緯と、現在行っている市場調査の内容、整備費の財源について質問した。
- 市の答え
- 建設費の採算が合わず辞退に至った。現在の市場調査結果を踏まえ整備手法を検討し、文化振興基金の活用も検討するとした。
9. コミュニティ・スクールの推進
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 学校と地域が協力する仕組みの導入が計画より遅れていることや、地域学校協働本部の設置率が他市より低いことを指摘し、原因と今後の進め方を質問した。
- 市の答え
- 準備が整った学校から段階的に導入し、令和11年度に全校設置を目指す。推進員は16校に20名配置し、拡充に向け支援していくとした。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
多くの項目で具体的な数字(耐震化率95.6%、感震ブレーカー7.6%、代理受領9件など)を示し、他市事例も参照して現状を精緻に分析している。重点地域指定や発注方法見直しなど代替案も提示した。一方で感震ブレーカー100%目標や街路灯の重点支援拡充は財源に触れておらず、答弁も多くが「検討する」止まりで具体的な約束は限定的だった。
良かった点
- 住宅の耐震化率や感震ブレーカー設置率、代理受領の利用件数など具体的な数字を示しながら質問を組み立てている
- 代理受領制度の利用が低い理由を分析し、事業者向け周知という具体的な改善策を提案している
- 県道・市道で別々になっている街路樹管理の統合や、重点地域指定による商店街支援など、他都市事例も踏まえた建設的な提案を行っている
改善できる点
- 感震ブレーカーの設置率100%を目指す要求において、どの財源で普及策を拡充するかには触れていない
- 街路灯の重点地域指定による支援メニュー拡充の要望でも、必要な予算や財源については言及がない
- 市有施設の火災保険について民間保険活用を求めたが、保険加入に必要なコストと被災リスクの比較は示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた