一般質問2025年9月25日令和7年 9月定例会議
北口整備・下水道・火葬場・自殺対策を問う
臼井 貴彦 議員(立憲民主党)
まちづくり・交通防災・安全医療・福祉その他
まとめ
臼井議員は、相模原駅北口の鉄道と道路を立体化する計画や、下水道管の事故・老朽化対策、大雨対策、火葬場や墓地の予約・整備、自殺対策について質問しました。市は、交通量が基準を超えたため立体化案を検討中であること、下水道事故には関係機関で対応していること、火葬場は需要予測に基づき枠を増やす計画中であること、自殺対策は相談対応の情報共有を強化していくことなどを答えました。
質問と答え
1. 連続立体交差化の検討
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 相模原駅北口の開発に伴い、JR横浜線との連続立体交差化をどう検討し、関係機関との協議をどう進めるかを問うた
- 市の答え
- 交通量調査で道路の4車線化だけでは処理できないと判明し、連続立体交差化とアンダーパス化を比較検討中。JRや警察、米軍・防衛省との協議も必要と説明した
2. 下水道管破損事故への対応
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 県道付近で起きた流域下水道管の破損事故について、県や事業者との連携・安全体制づくりを問うた
- 市の答え
- 県・警察・東電等と連絡会を設置し会議を開始、有識者による検討組織も立ち上げて対応していると答えた
3. 下水道ビジョンの改定
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 下水道ビジョン改定の内容や、維持管理手法の転換・ウォーターPPP導入への考えを問うた
- 市の答え
- 予防保全型の管理へ転換し、来年度から点検・修繕をまとめた包括的維持管理業務委託を導入予定と答えた
4. 雨水対策の整備水準
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 気候変動を踏まえた雨水管整備水準の見直し理由や、合流式下水道区域の豪雨対策を問うた
- 市の答え
- 降雨基準を1.1倍の56.2ミリに見直し整備を進めており、合流区域では滅菌処理などで対応していると説明した
5. 火葬場の予約枠拡大
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 死亡者数の増加に対応する新斎場の予約枠数の根拠や、待ち日数短縮を優先すべきとの考えを問うた
- 市の答え
- 将来の死亡者数予測に基づき新斎場で年間約5000枠を算出しており、基本計画でさらに具体化していくと答えた
6. 市営墓地の需要変化対応
その他検討・研究する- 議員の質問
- 市営墓地基本計画の改定内容や、合葬式墓所の需要増加、将来の都市型霊園の可能性を問うた
- 市の答え
- アンケートで合葬式墓所の需要増加を把握し整備の基本に見直したが、墓地形状の在り方は次期計画で調査研究すると答えた
7. 自殺対策の強化
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 本市の自殺率が全国・県平均を上回る状況を受け、具体的事例の共有や学校との連携強化を問うた
- 市の答え
- 相談窓口での対応例を集約・共有する取組を進め、教育委員会とも連携を強化していくと答えた
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
条文や交通量データ、死亡者数の推移など具体的根拠を多数示し、区間短縮案や広域連携、SOSフィルターなど建設的提案も複数ある。一方、火葬場整備で財源に触れず余裕ある炉数整備を求める点があり、答弁も多くが検討・調整段階にとどまる。
良かった点
- JR横浜線連続立体交差化で国庫補助金の要件条文や過去の調査報告、交通量データを具体的に引用し根拠を示している
- 連続立体交差化の対象区間を1.6kmに短縮する案を示すなど、事業費圧縮を意識した具体的提案をしている
- 自殺対策で具体的事例のデータベース化や相談窓口の対応例集約など、抽象論でなく実務的な改善提案をしている
改善できる点
- 火葬場整備について炉数に余裕を持たせることや小規模待合室の増設を求めているが、財源をどう確保するかには触れていない
- 市営墓地や雨水対策、自殺対策の一部項目は、現状説明や「調査研究する」という答弁にとどまり、具体的な前進が少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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