代表質問2025年9月3日令和7年 9月定例会議
子育て・防災・環境など多岐の議案を問う代表質問
桜井 はるな 議員(立憲民主党)
子育て・教育まちづくり・交通防災・安全行財政・市役所改革環境経済・産業医療・福祉人権・市民活動
まとめ
立憲民主党の桜井はるな議員が、児童クラブの料金改定、保育園再編、区画整理工事、防犯カメラ補助、基金積立、太陽光発電など多数の議案・テーマについて代表質問した。市は多くの項目で「検討する」「状況を注視する」と答え、保育園の駐車場増設や児童クラブの定員拡大など一部は前向きな対応を約束した。
質問と答え
1. 児童クラブ育成料の増額
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 20年間改定されていなかった児童クラブの月額利用料を増額する理由と算定根拠を尋ねた。
- 市の答え
- 国が運営費の50%を利用者負担とする基準に対し現在約35%にとどまるため、国の基準を念頭に改定したと説明した。
2. 城山保育園の再編・運用
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 保育園統合による送迎距離の増加や、0〜2歳児の部屋が2階にあることで保育士の見守りに支障が出ないか尋ねた。
- 市の答え
- 駐車台数を5台から16台に増やし送迎の不便に対応するほか、緊急対応訓練を行うことで階違いの影響は少ないと説明した。
3. 区画整理事業の生活道路工事
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 峰山霊園入口付近の工事で生活道路が使えなくなることへの対応やスケジュール、地域住民への説明方法を尋ねた。
- 市の答え
- 片側交互通行や迂回路を設置し工事期間の短縮に努め、地権者以外の住民にも説明していくと答えた。
4. 児童クラブ待機児童対策の補正予算
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 補正予算での児童クラブ整備について財政規律上の整理や18施設の選定理由、人員確保策を尋ねた。
- 市の答え
- 待機児童が令和以降最多となったことを受け、待機発生施設を中心に整備し、求人媒体や地域人材の活用で人員確保を進めると説明した。
5. 防犯対策用品購入補助事業
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 防犯カメラ等購入補助の予算根拠や、2000世帯分では予算がすぐ尽きる可能性への対応、周知方法を尋ねた。
- 市の答え
- 補助率2分の1、上限2万円で2000件分を計上し、予算到達時点で受付終了する予定とし、広報等で周知すると説明した。
6. 特定目的基金への積立
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 剰余金を3つの特定目的基金に均一に12億円ずつ積み立てた理由を尋ねた。
- 市の答え
- 将来多額の一般財源負担が見込まれる3事業について、負担を平準化する目的で均等に積み立てたと説明した。
7. 木質バイオマスボイラー事業
環境検討・研究する- 議員の質問
- 入札不調が続く木質バイオマスボイラー事業の原因分析と期間・年割額変更の理由、燃料供給体制を尋ねた。
- 市の答え
- 技術者不足で事業者が参加を見送ったことが原因とし、発注方法の見直しや林業事業者との供給体制構築に取り組むと答えた。
8. 小中学校空調整備のリース方式
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 学校空調整備にリース方式を導入する理由と、工事中の使用制限期間を尋ねた。
- 市の答え
- リース方式は直営より短期間で多くの学校に整備できるためとし、小学校は2週間程度、中学校は3か月程度の制限を想定すると答えた。
9. 子供施設の使用料無料化の拡充
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 子供関連施設の個人利用無料化による歳入への影響額と、団体利用への無料化拡充について考えを尋ねた。
- 市の答え
- 個人利用の無料化で年間約6800万円の減収となっており、団体利用への拡充は管理運営上の課題を整理した上で判断すると答えた。
10. 事業所税の減少と企業誘致
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 事業所税が減少した背景・業種や、企業誘致施策の推進状況と課題を尋ねた。
- 市の答え
- 製造業など一部企業の事業所床面積減少が要因とし、立地計画認定の実績を説明、誘致制度の見直しを検討していると答えた。
11. 医療機関の病床削減の影響
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 国の病床削減支援事業による市内医療機関への影響を尋ねた。
- 市の答え
- 一般病床26床、療養病床10床の削減見通しだが、稼働していない病床の可能性が高く現時点で影響はないとした。
12. マダニ媒介感染症対策
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 重症熱性血小板減少症候群の県内発生を受け、本市の状況と対策を尋ねた。
- 市の答え
- 本市では令和5年に県外感染の1件のみだが、ホームページやポスターで注意喚起を行っていると説明した。
13. 乳がん検診のエコー検査導入
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 乳がん検診にエコー検査を導入すべきとの提案と、30代の受診状況を尋ねた。
- 市の答え
- 30代の受診率は14.3%で、エコー検査は国が検討中であり、導入自治体の状況を調査していくと答えた。
14. 動物愛護センターの設立
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 麻布大学と連携した動物愛護センターのメリットと、市民が動物と触れ合える啓発事業の実施を尋ねた。
- 市の答え
- 大学の専門知識を活用でき大学側も実践教育の機会になるとし、触れ合い事業は懇話会で調整すると答えた。
15. 区民課窓口対応の改善
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- マイナンバー記載漏れで保険証手続ができなかった事例を基に、3区で対応に差が出ないよう研修や共有状況を尋ねた。
- 市の答え
- 新規配属職員への研修や区長・担当者会議、共通マニュアルで対応しており、丁寧な対応に努めると答えた。
16. 旧東清掃事業所跡地の焼却灰
環境検討・研究する- 議員の質問
- 跡地から見つかった焼却灰の規模や処分方法、追加費用について尋ねた。
- 市の答え
- 焼却灰は約150立方メートルと推定され産業廃棄物として適正に処分し、追加費用は作業計画決定後に事業者と協議すると答えた。
17. 職員採用秋試験
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 一般職の秋試験の規模・狙いと、教職員の秋試験が実施されない理由を尋ねた。
- 市の答え
- 一般職は欠員補充に加え専門職種の確保を図るとし、教職員は募集数をほぼ満たせているため見送ったが、代替教員不足は課題とした。
18. 障害者施策アンケートへの対応
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 福祉サービスや相談窓口を知らない障害者が多いというアンケート結果への対応方針を尋ねた。
- 市の答え
- 相談窓口の拡充やコーディネーター配置強化を進め、反応のない対象者にも民生委員等の情報を基にアウトリーチで支援につなげると答えた。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
世帯数比率や受診率、焼却灰の立方メートルなど具体的な数字を多く示し、区民課の実例を基にした改善提案もあった。一方で、子供施設の団体利用無料化拡充など財源を示さない支出要望があり、多くの項目が「検討する」「注視する」という答弁にとどまった。
良かった点
- 世帯数比率(0.57%)や乳がん検診受診率(14.3%)、焼却灰の推定量(150立方メートル)など具体的な数字を多数示して質問を組み立てている
- 区民課での具体的な困りごと事例をもとに、統一の早見表づくりや職員研修など実務的な改善提案を行っている
- 補正予算の財政規律(地方自治法218条)や特定目的基金の積立ての考え方など、財政運営に関する視点を持って質問している
改善できる点
- 子供関連施設の団体利用無料化の拡充を求めているが、個人利用無料化で年間6800万円減収している現状に対し、財源をどこから確保するか示していない
- マダニ対策やエコー検査導入など一部の項目は、具体的な代替案を示さず要望のみで終わっている
- 議案・テーマが非常に多岐にわたるため、一つひとつの論点の深掘りがやや浅くなっている
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた