代表質問2025年9月2日令和7年 9月定例会議
決算総括と子育て・福祉・防災の総点検
南波 秀樹 議員(公明党相模原市議団)
行財政・市役所改革子育て・教育防災・安全まちづくり・交通医療・福祉その他
まとめ
公明党市議団を代表して南波議員が、令和6年度決算を振り返りながら、税収・基金の状況、職員の育児休業、児童クラブの拡充、倒木対策、学校の空調・ICT環境、介護福祉施策、暑熱対策、投票環境など非常に幅広いテーマで市の考えをただしました。市は児童クラブの小学6年生までの受入れ拡大を令和10年度までに進めることなど一部前向きな方針を示しましたが、多くの項目は「検討する」「研究する」という答弁にとどまりました。
質問と答え
1. 決算総括と税収・基金
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 令和6年度決算を振り返った市政運営の評価や、個人・法人市民税の動向、基金残高の活用方針について質問した。
- 市の答え
- 少子化・雇用・中山間地域対策に重点を置いて取り組んだとし、基金は今後のまちづくりに活用していくと答えた。
2. 職員の育児休業制度拡充
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 条例改正を機に男性職員の育休取得率向上や、孫の育児のための休暇制度(孫休暇)の導入など市独自の制度拡充を求めた。
- 市の答え
- 研修や意識啓発を進めるとしたが、孫休暇の新設についてはニーズや他自治体の状況を踏まえて検討すると答えた。
3. 児童クラブの受入年齢拡大
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 育成料改定の背景や、小学6年生までの受入れ拡大に向けた施設整備・職員確保の進め方について質問した。
- 市の答え
- 令和10年度までに段階的に小6まで拡大することを目指すと明言し、学校施設の活用を教育委員会と調整していくと答えた。
4. 公園・街路樹の倒木対策
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 毎年補正予算で対応している倒木対策について、中長期的な計画と安定的な予算確保を求めた。
- 市の答え
- 街路樹の管理方針を見直し、樹木医による診断を拡充して計画的な更新を進めていくと答えた。
5. 学校屋内運動場の空調整備
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 全校への空調整備の進め方や断熱工事の必要性、長寿命化計画との整合性について質問した。
- 市の答え
- 工期調整で業者が受注しやすくし、断熱性がなくても空調効果は確認できたため断熱工事は実施せず整備を進めると答えた。
6. 麻溝台・新磯野の区画整理事業
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 長年停滞していた土地区画整理事業が工事契約に至った経緯と、市長の思い、目指す未来像を尋ねた。
- 市の答え
- 市長は工事再開への感慨と責任を述べ、良好な住環境と新たな産業拠点の形成に向け一日も早い完了を目指すと答えた。
7. 熱中症・暑熱対策
防災・安全否定的な答弁- 議員の質問
- 避難時や避難所での熱中症対策の強化、中小企業への暑熱対策設備導入支援を求めた。
- 市の答え
- 空調の整った避難所の優先開設などを検討するとしたが、中小企業への設備導入支援は実施予定がないと答えた。
8. 障害者施策の見直しとアンケート
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 重度障害者等福祉手当廃止に伴うアンケート結果の活用や、生活が成り立たないとする約4割の声への支援を求めた。
- 市の答え
- アンケートを今後の福祉基盤整備の検討に活用し、相談窓口やコールセンターで個別の状況把握に努めると答えた。
9. 介護施設・人材への支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 特別養護老人ホームの赤字増加や人材不足を踏まえ、経営支援や建て替え支援、紹介手数料の助成などを求めた。
- 市の答え
- 物価高騰支援金の実施に触れつつ、大規模修繕補助の実情に応じた見直しや人材確保の効果的な取組を検討すると答えた。
10. 下水道の老朽化対策とDX化
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 八潮市の道路陥没事故も踏まえ、下水道管の老朽化・耐震化対策とAI・ドローン活用による効率化を求めた。
- 市の答え
- 重要幹線の耐震適合率が低い現状を説明し、大口径管路の点検を進めるとともに先進技術の導入を図ると答えた。
11. 投票環境の改善
その他検討・研究する- 議員の質問
- 投票所への移動が困難な高齢者・障害者への移動支援や、選挙公報の全戸配布(未配布率約62%)の実施を求めた。
- 市の答え
- 移動困難者の実態把握は今後の課題とし、選挙公報の全戸配布はコストや配布期間の課題から現状の方式を維持すると答えた。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
多数の分野で具体的数字や他都市事例を示し根拠のある質問をしており、提案も多く含まれる。一方で財源への言及が乏しく、育休拡充や介護・児童クラブ人材確保など支出増を伴う要望が多い。答弁は児童クラブ拡大年度明示など一部前向きだが、大半は検討・研究止まりだった。
良かった点
- 税収や基金残高、特養の赤字施設数、児童精神科の待機期間(平均4か月)、選挙公報の未配布率(約62%)など具体的な数字を多数示した
- 岡山市の孫休暇、綾瀬市のタクシー利用券、福岡市・千葉市のドローン活用など他都市の事例を挙げて提案の根拠とした
- 児童クラブの受入年齢拡大を令和10年度までとする具体的な方針や、区画整理事業再開など前向きな答弁を引き出した項目があった
改善できる点
- 育児休業制度の拡充、児童クラブ職員確保、介護施設への財政支援、人材紹介手数料の助成、学校Wi-Fi整備、選挙公報の全戸配布(市estimateで2000万円以上)など、財源確保策を示さずに支出増を求める項目が多かった
- 法人市民税増加に向けた企業誘致など税収確保の視点はあるが、質問全体を通じて費用対効果や財源の捻出方法への言及が薄かった
- 項目数が非常に多く一つ一つの深掘りが浅くなり、個別テーマでの再質問による掘り下げがやや限定的だった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた