一般質問2025年12月18日令和7年 12月定例会議
踏切渋滞・子育て支援・ごみ収集契約を問う
南波 秀樹 議員(公明党相模原市議団)
まちづくり・交通子育て・教育医療・福祉環境
まとめ
南波議員は、小原踏切の渋滞と防災への影響、1歳以降の子育て支援の空白、外国人妊産婦や障害のある人への支援、ごみ収集運搬業者の契約や働き方改革など幅広く質問した。市は小原踏切の立体交差化を令和11年度めどに都市計画変更する方針を示したが、子育て支援拡充や契約見直しなど多くの項目は「検討する」「情報収集に努める」という答弁にとどまった。
質問と答え
1. 小原踏切の渋滞・防災対策
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 小原踏切の渋滞悪化や、災害・救急搬送時の防災道路としての影響をどう見ているか、立体交差化の方式や時期を尋ねた。
- 市の答え
- 立体交差化が必要と認識し、アンダーパス方式を想定、来年度から測量・設計を行い令和11年度をめどに都市計画変更する方針を示した。
2. 橋本陸橋下・津久井街道の渋滞
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 国道16号橋本陸橋下から津久井街道にかけての渋滞状況の認識と、信号最適化や右折レーン延伸など緩和策を求めた。
- 市の答え
- 渋滞を認識し国と連携して整備を進めるとしたが、具体策はまず交通量や渋滞長を調査してから検討するとした。
3. 1歳以降の子育て支援拡充
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 産後1年を超えても続く産後うつなどに対応するため、1歳以降の家事・育児支援(レスパイト)の対象拡大を求めた。
- 市の答え
- 子育て支援センターの育児相談やショートステイ、ファミリーサポート事業で引き続き負担軽減に取り組むと説明した。
4. 外国人妊産婦への通訳・支援体制
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 妊娠出産時の通訳サービスを一覧化したガイドブック作成、通訳費の負担軽減、同国籍コミュニティとの連携強化を求めた。
- 市の答え
- 多言語遠隔通訳やかながわ医療通訳派遣システムで費用負担軽減を図っていると説明し、支援団体の把握に努めるとした。
5. 障害のある方の結婚・出産・子育て支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 知的障害のある妊産婦への分かりやすい説明、理解しやすい母子健康手帳の導入、グループホームでの妊娠・出産・子育ての実態把握を求めた。
- 市の答え
- 本人の意向を丁寧に確認する支援を行っているとし、分かりやすい母子健康手帳は情報収集を進める、グループホームの実態は今後把握に努めるとした。
6. 廃棄物収集運搬の契約方式見直し
環境現状の説明のみ- 議員の質問
- 価格競争偏重の入札制度を見直し、総合評価方式や特命随意契約の活用など、事業者の安定経営を支える契約への転換を求めた。
- 市の答え
- 各自治体が地域の実情に応じ適切な契約方法を選択しているとし、他自治体の契約方法について情報収集に努めると答弁した。
7. 収集運搬従事者の働き方改革・担い手確保
環境前向きな答弁- 議員の質問
- 猛暑日の休業や土日連続休暇など収集従事者の働き方改善、若い担い手を確保するための魅力発信を求めた。
- 市の答え
- 軽装での作業許可や資源収集の曜日変更など柔軟な対応を進め、PR動画等で仕事のイメージアップに取り組むと答弁した。
8. 分別アプリ・電池回収・太陽光廃棄
環境検討・研究する- 議員の質問
- LINE連携の分別アプリ導入、リチウムイオン電池の分別徹底のための回収袋配布、太陽光パネルを人工砂にする市内企業との連携を求めた。
- 市の答え
- 既存アプリの機能強化を比較検討し、回収袋配布など周知方法を検討するとし、太陽光リサイクル企業との連携による周知啓発に努めるとした。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
国交省データや他都市事例(戸田市・蕨市、大阪市、東京都)を多数挙げ、立体交差化や契約見直しなど具体的提案も多い。一方、子育て支援拡充や医療通訳費軽減など支出を伴う要望で財源への言及がなく、答弁の多くも「検討」「情報収集」にとどまった。
良かった点
- 国交省データや東京都・戸田市・蕨市・大阪市など他自治体の具体的事例を根拠に多数の提案を行った
- 小原踏切の立体交差化について、令和11年度めどの都市計画変更という具体的なスケジュールを市から引き出した
- 渋滞対策、子育て支援、外国人・障害者支援、廃棄物行政と、市民生活に密接な幅広いテーマを取り上げた
改善できる点
- 1歳以降の子育て支援拡充や医療通訳費の負担軽減、障害者向け母子手帳導入など支出を伴う要望について、財源の確保策への言及がなかった
- 廃棄物収集運搬契約の見直し(特命随意契約の活用など)は価格競争を弱め委託費増加につながり得るが、費用対効果や財源への具体的な言及が乏しかった
- 多くの項目で市の答弁が「検討する」「情報収集に努める」にとどまり、具体的な約束を引き出せた項目は一部に限られた
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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