一般質問2026年3月19日令和8年 3月定例会議
道の駅整備と鳥居原ふれあいの館の運営を問う
栗原 大 議員(立憲民主党)
まちづくり・交通農林・中山間地域行財政・市役所改革
まとめ
栗原議員は、津久井地域での道の駅設置の検討状況と、指定管理者の有限会社鳥居原が運営する鳥居原ふれあいの館の運営問題(目的外の物品販売、監査の実態、建物の老朽化、会社としての実体の疑問など)について市の考えをただした。市は道の駅候補地を1か所に絞る方針を示し、総会への出席や不適切な販売の中止指示など一部前向きに対応したが、建て替え費用など多くの点では明確な回答がなかった。
質問と答え
1. 道の駅設置の検討状況
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 津久井地域の金原・鳥居原への道の駅設置の検討内容と、国の認可基準はどうなっているか尋ねた。
- 市の答え
- 候補地5か所から3か所に絞り、来年度中に1か所に決定して基本計画をつくる。登録には24時間使えるトイレや駐車場などが必要と説明した。
2. 中山間地域振興策
農林・中山間地域現状の説明のみ- 議員の質問
- 道の駅を含む複数の拠点整備による中山間地域振興策について、市長の考えを尋ねた。
- 市の答え
- 小原の郷や津久井湖観光センターなど拠点整備を順次進めており、地域の意見を聞きながら検討を続けると答えた。
3. 指定管理者の総会出席・監視
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 監督者である市が、鳥居原ふれあいの館の指定管理者の総会に出席して運営を監視すべきだと求めた。
- 市の答え
- 令和8年度の総会には出席する予定だと答えた。
4. 施設にふさわしくない物品販売
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 施設の目的に合わない宝石や着物などの販売が常態化していることへの認識を問い、是正を求めた。
- 市の答え
- 施設にふさわしくないため、昨年11月に今後は販売を許可しないよう指示したと答えた。
5. 外部監査・モニタリングの実態
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 公認会計士による監査やモニタリングが実際に行われたのか、日時や記録を示すよう求めた。
- 市の答え
- 年1回のモニタリングを実施しており実施日時を説明、今年度は包括外部監査も実施していると答えた。
6. 建物の老朽化と建て替え費用
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 築26年を超え耐用年数を過ぎた建物の減価償却の会計処理と、建て替え費用(2~3億円)を市が用意できるか尋ねた。
- 市の答え
- 減価償却の金額はその場で答えられず、建て替えは現時点では考えていないと答えた。
7. 指定管理者の実体とガバナンス
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 指定管理者の本社が実体のない民家であることや、定款の社長定年規定への抵触、条例違反時の告発義務について問いただした。
- 市の答え
- 本店所在地は前代表者の自宅と説明し、役員の年齢は市として把握していない、法律の規定自体は認識していると答えたが具体的対応は示さなかった。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
具体的な金額・日時・条文を示して追及した点は評価できるが、多くの項目が確認や批判にとどまり、代替案が乏しい。建て替え費用(2~3億円)の財源は示さず市に問うのみ。総会出席や不適切販売中止の指示という一部前向きな答弁を得たが、監査記録や金額など多くは明確な回答が得られなかった。
良かった点
- 金額、日時、条例・法律の条文などの具体的根拠を示しながら指定管理者の運営問題を追及した
- 総会への出席や不適切な物品販売の中止指示という具体的な改善につながる答弁を引き出した
改善できる点
- 建て替え費用(2~3億円)について、どこから財源を確保するかの具体的な提案がないまま市に対応を問うている
- 多くの項目が疑義の追及や確認に終始し、問題解決のための代替案が十分に示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり4.0 / 5
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