一般質問2026年3月18日令和8年 3月定例会議
宇宙都市戦略から入札・消防・暮らしまで多岐に質問
萩生田 康治 議員(自由民主党相模原市議団)
経済・産業行財政・市役所改革防災・安全まちづくり・交通医療・福祉
まとめ
萩生田議員は、相模原市が進める「宇宙を軸にしたまちづくり」や、建設工事の入札制度、消防団・消防職員の処遇、交通不便地域・ごみ出し支援・商店街の街路灯など、暮らしに関わる課題を幅広く質問しました。市は、JAXA応援団のツアー実施や交通不便地域の見直しなど前向きな答えを一部で示しましたが、専門部署の設置や消防団員への手当見直し、免許取得の助成などは「研究・検討する」との答えが多く、具体的な実施の約束までは至りませんでした。
質問と答え
1. JAXA応援団の活用
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 応援団登録者(全国・海外含む)の実情と、宿泊を伴うツアーなど今後の具体的な展開を尋ねた。
- 市の答え
- 登録者は約4000人。情報発信を強化し、来年度は体験型宇宙キャンプなど宿泊事業を実施すると答えた。
2. 銀河連邦の職員派遣と周年事業
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 宇宙関連自治体との「銀河連邦」での職員相互派遣の意義と、令和9年度の40周年記念事業の実施を尋ねた。
- 市の答え
- 相互派遣は効果的な取組と考え、各共和国の意向を確認しながら検討する。記念事業も今後調整して検討すると答えた。
3. 宇宙関連産業の振興
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 市長が描く宇宙関連産業の将来像や、宇宙産業フォーラムの評価・今後の継続開催について尋ねた。
- 市の答え
- 企業や研究者がつながる「エコシステム」形成を進める。フォーラムは参加者の8割以上が満足と回答し、継続を検討すると答えた。
4. 宇宙専門部署の設置
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 政令市で初となる宇宙専門部署を設置し、本気で宇宙施策を進めるべきではと尋ねた。
- 市の答え
- 他自治体の例を参考に、最適な体制を研究していくと答え、新設の明言は避けた。
5. 入札制度(予定価格・最低制限価格・負担軽減)
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 資材価格上昇を踏まえた予定価格の適正化、最低制限価格の水準、事業者の書類負担軽減、価格変動時の対応や猛暑対策を尋ねた。
- 市の答え
- 労務単価・資材単価は毎月更新。最低制限価格は政令市でも高い水準。価格上昇時はインフレスライド制度で対応し、猛暑対策も今後さらに検討すると答えた。
6. 消防職員の特殊勤務手当
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 救急出動が増える中、機関員への手当が業務の危険性や専門性に見合っているか検証・見直しを求めた。
- 市の答え
- 昨年度に支給単位を見直したところで、今後も活動実態の把握に努めると答えた。
7. 消防団の出動報酬
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 歳末特別警戒などで報酬対象人数に上限があり、実際の活動日数と報酬が合わない実態が国の方針と合っていないのではと尋ねた。
- 市の答え
- 警戒・広報の報酬は、団員の意見や活動実態を踏まえて今後必要な見直しを検討すると答えた。
8. 消防団員の準中型免許取得補助
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 準中型免許が必要な消防車両が多い中、免許保有率の現状と、国の交付税措置を使った取得費助成の創設を求めた。
- 市の答え
- 保有率は約50%。普通免許で運転できる車両の導入を進めつつ、助成制度は研究すると答えた(8年前から同様の答弁が続いている)。
9. 交通不便地域の見直し
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- バス停があるだけで形式的に「不便地域」から外れ、コミュニティ交通の対象にならない地域の実態を反映した見直しを求めた。
- 市の答え
- 令和9年度の総合都市交通計画の改定で、交通不便地域の条件を見直すと答えた。
10. ふれあい収集モデル事業
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- ごみ出し支援のモデル事業の利用者が少ない現状の原因分析と、対象外の高齢者への要件の弾力化を求めた。
- 市の答え
- 周知不足が課題とし関係機関への周知を強化する。対象要件は市民のニーズを踏まえ今後検討すると答えた。
11. 商店街街路灯の安全確保
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 老朽化した街路灯を商店街の財源だけでは撤去できない現状を踏まえ、市が安全確保のため主体的に関与すべきと求めた。
- 市の答え
- 商店街の長年の貢献を評価しつつ、適正な維持管理に向けた検討に着手したと答えた。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
労務単価の上昇率や登録者数、免許保有率、他都市比較など具体的数字を多く示し提案も多岐にわたるが、免許助成や街路灯補助、専門部署設置など支出を伴う要望で財源への言及がなく、答弁も多くが検討・研究止まりだった。
良かった点
- 公共工事設計労務単価や応援団登録者数、他政令市との比較など具体的な数字を根拠に質問している
- 過去に提案した体験型宇宙キャンプの実現を確認するなど、継続的な政策提案の成果を検証している
- 産業振興から消防、福祉、まちづくりまで幅広い分野で現場の声を踏まえた質問をしている
改善できる点
- 消防団員の準中型免許取得助成や街路灯撤去補助の拡充、ふれあい収集の対象拡大などを求めているが、財源をどこから生み出すかについては触れていない
- 宇宙専門部署の新設についても、人件費や体制整備にかかるコストへの言及がない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり
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