一般質問2026年3月17日令和8年 3月定例会議
樹木管理と教員不足・学校再編を問う
務川 慧 議員(自由民主党相模原市議団)
防災・安全環境まちづくり・交通子育て・教育
まとめ
務川議員は、神社の境内地や街路樹の老木が倒れて事故になる危険を指摘し、支援制度の拡充やバイオマス燃料化などの新しい仕組みを提案した。また、学校の先生が足りない問題と、学校の統合・再編を早く進めるべきだと訴えた。市は、樹木の補助制度の新設は考えていないが実態把握に努めるとし、街路樹の管理方針にはシンボル並木を守る取り組みを盛り込むと答えた。教員確保や学校再編は今後も検討を進めるとした。
質問と答え
1. 民地(神社境内地)の樹木管理
防災・安全否定的な答弁- 議員の質問
- 神社の境内地など民有地の老木が倒れて事故になる危険がある。管理への市の支援や、ナラ枯れ対策費の転用、間伐材を燃料として市が買う新制度をつくれないか。
- 市の答え
- 管理責任は所有者にあるが、危険な場合は所有者に連絡し対応を依頼する。保存樹林・樹木には補助金があるが、買取制度の新設は現時点では考えていない。負担の実態把握に努める。
2. 保存樹林・樹木の補助拡充
環境検討・研究する- 議員の質問
- 補助上限30万円・2分の1補助では所有者の自己負担が大きい。補助額の引き上げや地域コミュニティーによる管理への加算、他市にある面積に応じた交付金制度を導入できないか。
- 市の答え
- 剪定・伐採費用の上昇は認識しているが、補助上乗せ制度は現時点では考えていない。維持管理の負担や課題の把握に努める。
3. 街路樹管理方針とシンボル並木
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 街路樹の老木化による事故を防ぐ管理方針に、安全性だけでなく、桜並木などの地域の景観資産を次世代に残す視点や、担い手確保の視点を盛り込むべき。
- 市の答え
- 方針案には安全確保とともにシンボル並木の形成を盛り込み、剪定頻度を上げるなど手厚い管理を行う。複数年契約導入やボランティア連携も検討する。発注も特定業者に偏らない方式を採用している。
4. 教職員不足への対応
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 常勤の先生が不足し、非常勤では担える業務が限られるため常勤の負担が偏っている。欠員状況と、先生を守る環境づくりや教職の在り方をどう考えるか。
- 市の答え
- 令和6年度27人、7年度33人の欠員があり、非常勤講師等で補っている。正規教員確保の取り組みを強化するとともに、教職員が誇りと喜びを持てる職場環境づくりを進める。
5. 学校再編のスピード感
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 教員不足解消のため、学校の統合・再編を地域合意より子供や先生の環境整備を優先し、スピード感を持って進めるべきではないか。
- 市の答え
- 地域や保護者との速やかな合意形成が重要と認識し、あり方検討委員会で審議中。合意形成を早める手法も検討していく。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
神社の倒木事故や他都市比較、教員欠員数など具体的根拠を示し、バイオマス購入や交付金制度など建設的な提案も多い。一方、補助拡充の要求に財源の明示が少なく、答弁も「検討」「現時点では考えていない」が目立ち、成果は限定的である。
良かった点
- 1月11日の神社での枝落下事故や教員欠員数など具体的な事例・数字を示して質問している
- ナラ枯れ対策費の転用やバイオマス燃料購入制度、コミュニティ加算など複数の建設的な代替案を提示している
- 学校現場の先生との対話を踏まえ、教員の立場や学校再編という構造的な課題まで掘り下げている
改善できる点
- 保存樹林の補助上限引き上げや加算措置、交付金制度の新設を求める一方で、その財源をどこから確保するか具体的に示していない
- 学校再編を加速すべきと主張しているが、地域合意形成を具体的にどう早めるかの提案が薄い
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり
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