一般質問2026年3月17日令和8年 3月定例会議
道路安全・発達障害家族支援・道の駅整備を問う
中村 忠辰 議員(公明党相模原市議団)
防災・安全医療・福祉経済・産業
まとめ
議員は、道路が突然陥没する事故を防ぐ地下調査の入札方法が安さ重視に変わったことの危険性、発達障害のある人を支える家族が孤立しやすい問題、道の駅をバラバラでなくネットワーク化して観光や住民の移動に生かす方法について質問した。市は、調査の技術力を評価する方法を研究する、家族支援の相談体制の情報収集を続ける、道の駅はネットワーク化や多様な移動手段の活用を検討すると答えた。
質問と答え
1. 路面下空洞調査の入札制度
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 道路の陥没事故を防ぐための地下調査の発注方法が、技術力を重視する方式から価格重視の入札に変わったことについて、品質を確保できるのか、専門性が必要な業務は区分を明確にすべきと問いただした。
- 市の答え
- 市は独自の技術検証はしていないが、国や他都市の実績を参考に入札の条件を設定しており、今後はより技術力を評価できる条件を研究していくと答えた。
2. 大人の発達障害家族支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 発達障害のある人を支える家族が精神的に疲れ孤立しやすい現状(カサンドラ症候群)を指摘し、相談体制の明確化、医療機関情報の提供、同じ立場の人同士の交流情報の集約、啓発の強化を求めた。
- 市の答え
- 市は相談窓口で家族の不調にも対応し、医療機関情報やリーフレットで周知しており、家族会などの情報収集を今後も続けると答えた。
3. 道の駅のネットワーク化と周遊整備
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 道の駅の候補地を単独の点でなく、サイクリングコースや自動運転バス、電動モビリティのレンタルなどで結び、観光と住民の移動を支えるネットワークとして整備すべきと提案した。
- 市の答え
- 市はネットワーク化や多様な移動手段の活用、民間との連携を重要な視点と認識し、来年度策定する基本計画の中で検討していくと答えた。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
国交省データや他市視察など根拠を示し、具体的な提案も多いが、道の駅のモビリティ導入やネットワーク化、家族支援の体制強化について財源や費用対効果への言及がほとんどなく、答弁も多くが「研究・検討」止まりだった点を踏まえて採点した。
良かった点
- 国交省の技術公募データ(検出率0〜67%等)や熊本地震の事例、南あわじ市の視察結果など具体的な根拠を基に質問を展開している
- 路面下空洞調査の品質低下が将来的な事故対応や損害賠償などの莫大なコストを招くという費用対効果の視点を自ら示している
- 道の駅のネットワーク化や電動モビリティの乗り捨て、公民連携など、建設的で具体的な提案を多数行っている
改善できる点
- 道の駅のモビリティ導入やネットワーク化について、必要な費用や財源、既存事業の見直しには触れておらず、支出を伴う提案が財源の検討なしに行われている
- 発達障害家族への支援強化を求める際も、必要な人員や予算の確保方法には言及していない
- 総合評価方式の業種別区分の明確化を求めたが、答弁は「個別判断」にとどまり、制度の具体的な改善までは引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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