一般質問2026年3月17日令和8年 3月定例会議
ロボット産業振興・防犯・不登校対策を問う
西田 悠人 議員(自由民主党相模原市議団)
経済・産業防災・安全子育て・教育
まとめ
西田議員は、ロボットのまちさがみはらの実現に向けた企業誘致やドローン活用、特殊詐欺・防犯カメラ対策、不登校の子供や保護者への支援について質問した。市はこれまでの投資・雇用の実績や被害の増加状況などの数字を示し、相談体制の強化や制度の検討を進めると答えた。
質問と答え
1. ロボット企業誘致の成果
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- ロボット産業特区の強みを生かした企業誘致の成果と評価を問う
- 市の答え
- 制度開始以降延べ180件の立地を認定し約2000億円の投資・8000人以上の雇用を創出。うちロボット関連は6件、投資約43億円、雇用200人以上で一定の効果があったと評価
2. ロボット企業が稼げる仕組み
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- 開発・実証後の販路不足などの現場の声を踏まえ、企業が事業化できる仕組みづくりを問う
- 市の答え
- ロボット導入支援センターで企業ニーズを把握し、ビジネス協議会の協力で新たな導入受注につなげることが重要と認識している
3. ロボットフレンドリーな環境構築
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 庁舎でのロボット実証実験の成果と、市民生活への展開方針を問う
- 市の答え
- アンケート分析や課題整理を実施中。今後はルールやマニュアルを策定し、多くの市民が訪れる施設でのロボット活用支援に取り組む
4. ドローンに関する取組
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 国産ドローン開発の加速と導入支援、海外製依存による経済安全保障上の課題への対応を問う
- 市の答え
- ロボット導入支援センターでドローン導入の相談体制を構築し、活用事例の紹介などでさらなる導入促進を図る
5. 特殊詐欺被害の状況と対策
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 特殊詐欺被害の推移と、施政方針で示された防止策の具体的内容を問う
- 市の答え
- 被害は年々増加し令和7年は約4億8100万円。迷惑電話防止機能付電話機の購入補助を来月から増額し、出前講座や情報発信も実施する
6. 防犯カメラ設置費補助事業
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 申請・交付の実績、補助上限額12万円の根拠、更新時の補助の有無を問う
- 市の答え
- 申請が予算を上回る状況が続き優先基準で調整している。上限額は設置費低廉化を踏まえ段階的に引き下げ、5年以内の更新は機能強化のみ補助対象とする
7. 学びの多様化学校の工夫
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- やる気が出ない子が安心して通える工夫と、教職員の配置・専門性確保の方針を問う
- 市の答え
- 興味関心を持てる課題設定や自己肯定感を高める支援を取り入れた学校づくりを進める。教職員数は令和8年度の運営計画で定め、専門職配置も検討する
8. 不登校児童生徒の保護者支援
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 保護者支援の内容と、相談に来られない家庭へのアウトリーチの取組を問う
- 市の答え
- カウンセラー相談や懇談会、フリースクール利用への経済的支援を実施。来られない家庭にはスクールソーシャルワーカーが家庭訪問を行う
9. スクールソーシャルワーカーの体制
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 配置人数や業務量の増加を踏まえた体制の十分性と、地域による負担の偏りを問う
- 市の答え
- 18名を配置し業務量増加が課題。学校規模等により相談件数に偏りがあるため、負担の平準化に向けて効果的な配置を検討する
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
企業誘致やドローン保有数、特殊詐欺被害額、防犯カメラ価格差など具体的な数字・事例を多く示し、ドローン規制緩和など建設的な提案もある。一方、学びの多様化学校やスクールソーシャルワーカー増員などは財源に触れず体制拡充を求めており、答弁も「検討する」止まりが多い。
良かった点
- ロボット・ドローン・防犯カメラ・特殊詐欺など、具体的な数字や現場の声に基づいて質問している
- 防犯カメラの上限額を上げると設置台数が減るという費用対効果を意識した視点を示している
- ドローン開発を加速させるための規制緩和など、具体的で実行可能な改善提案をしている
改善できる点
- 学びの多様化学校の教職員配置やスクールソーシャルワーカー増員を求める際、財源をどう確保するか示していない
- 答弁の多くが『検討する』『研究する』にとどまり、具体的な約束を引き出せた項目が少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり
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