代表質問2026年2月25日令和8年 3月定例会議
過去最大の新年度予算案、会派代表が多岐に質問
森 繁之 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
行財政・市役所改革子育て・教育まちづくり・交通医療・福祉人権・市民活動
まとめ
森議員は会派を代表し、過去最大となる令和8年度予算案や多数の条例改正案について質問しました。不登校対策の新しい学校づくり、自動運転バス、高齢者のバス支援、障害理解の取組、教員不足、国民健康保険税の上げ方、児童クラブの対象拡大、市役所の建て替えなど幅広いテーマを取り上げ、市は多くを「検討する」としつつ、一部は前向きな方針を示しました。
質問と答え
1. 令和8年度予算の考え方
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 過去最大の予算案について、税収が増える理由や総務費・教育費が伸びる理由、貯金(財政調整基金)をどう使うのか説明を求めた。
- 市の答え
- 賃金上昇や設備投資で税収が増え、学校施設整備などで教育費が増えたと説明。財政調整基金は標準財政規模の8%を確保した上で活用すると回答した。
2. 不登校の子への新しい学校
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 不登校の子向けの新しい学校(学びの多様化学校)づくりに、専門家や保護者の声を取り入れる検討体制をどうつくるか質問した。
- 市の答え
- 庁内の会議体に加え、学識経験者やフリースクール団体、保護者代表なども入る検討委員会で意見を聞きながら計画をつくると答えた。
3. 運転士なし自動運転バス
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 来年度始まる自動運転バスについて、将来は運転士なしで走れるようにするための体制づくりを求めた。
- 市の答え
- 2年目以降は運転士不要の運行を目指すとし、国や警察との調整や専門的な体制づくりを検討すると答えた。
4. 高齢者バス券の無料配布
医療・福祉否定的な答弁- 議員の質問
- 高齢者向けバス券(かなちゃんパス)の1年券を希望者に無料配布してはどうか提案した。
- 市の答え
- 財源の確保や地域間の公平性、利用者にも一部負担してもらう考え方から、無料配布の実施は難しいと答えた。
5. 障害を理解する取組
人権・市民活動前向きな答弁- 議員の質問
- 津久井やまゆり園事件から10年を機に、障害のある人をちょっと手助けできる市民を増やす講座をどう進めるか、子どもへの展開も聞いた。
- 市の答え
- 講座を受けた人に缶バッジを配る工夫をし、小中学校での実施も検討していくと答えた。
6. 35人学級と教員不足
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 中学校で35人学級になると教員が足りなくなる心配があるとして、専門外の教科を教える教員(免許外教員)が今どれだけいるか、確保策を聞いた。
- 市の答え
- 現在11人が免許外で教えていると説明。採用試験で複数教科を併願できる制度を広げるなどして確保に努めると答えた。
7. 国民健康保険税の上げ方
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 国保税の値上げ幅をどう決めたのか、また今後は定期的な見直しルールを決めて加入者に分かりやすくすべきと求めた。
- 市の答え
- 本来14.4%増が必要なところを貯金(基金)を使って7.4%増に抑えたと説明。ただ定期的な見直しルールを決めるのは難しいと答えた。
8. 学童(児童クラブ)の対象拡大
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 学童保育の対象を小学6年生まで広げる計画について、施設や人材の確保の見通しを聞いた。
- 市の答え
- 令和10年度までに6年生まで広げられるよう、空き教室の活用や地域の人材確保に取り組むと答えた。
9. 高校生までの医療費無償化
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 高校生世代まで医療費を無料にすることで、軽い症状でも夜間・休日に受診する人が増える心配があるとして、適正な受診への理解を求めた。
- 市の答え
- 受診のポイントをまとめ、医療証を配るタイミングなどで案内し、適正な受診を呼びかけていくと答えた。
10. 市役所本庁舎の建て替え
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 新しい市役所本庁舎に求める機能とスケジュールを聞き、整備のための基金をつくるべきだと提案した。
- 市の答え
- 令和9年度末に基本構想をまとめる予定とし、基金の使い方は今後の事業内容とあわせて検討すると答えた。
11. 淵野辺駅前のまちづくり
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 淵野辺駅南口のまちづくりが市民にあまり知られていないとして、もっと広く知ってもらうための広報の強化を求めた。
- 市の答え
- ニュースやホームページでの発信に加え、令和8年度に人の流れを予測する仕組みなども使って分かりやすく発信すると答えた。
12. 市職員の離職防止
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 自己都合で辞める職員が増えている中、今年度の見込み人数や原因、今後の採用・離職防止策を聞いた。
- 市の答え
- 今年度は約150人が自己都合で退職する見込みで、職場の人間関係や業務量の多さが原因と説明。専任の担当を置くなど対策を強化すると答えた。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
数字や他都市視察(岐阜市の自動運転など)を根拠に示し、幅広い議案を丁寧に論点整理している点は評価できる。一方で、かなちゃんパス無料配布や医療費無償化など支出増につながる要望で財源への言及が乏しく、答弁も多くが検討止まりだった。
良かった点
- 教科担任不足11人、普通退職者約150人、施設認知度12.4%など具体的な数字を根拠に質問している
- 岐阜市の自動運転バス視察など他都市の事例を踏まえて議論を深めている
- 本庁舎整備基金の創設やネーミングライツ活用など、財源や運用面の工夫を伴う提案も一部で示している
改善できる点
- 高齢者バス券(かなちゃんパス)1年券の希望者への無料配布を求める際、財源の確保策には触れていない
- 高校生世代までの医療費無償化に関連する財政負担への言及がなく、適正受診の呼びかけにとどまっている
- 介護人材育成への支援拡充や児童クラブ職員の報酬引き上げなど、財源を示さずに支出拡大を求める項目が複数ある
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた