一般質問2026年6月26日令和8年 6月定例会議
淵野辺・相模原駅周辺のまちづくりと救急医療の持続可能性
萩生田 康治 議員(自由民主党相模原市議団)
まちづくり・交通経済・産業医療・福祉
まとめ
淵野辺駅・相模原駅周辺の将来像や宇宙産業の国際拠点化、そして市立病院を持たない相模原市の救急医療体制の持続可能性について質問。市は駅周辺整備やブランド戦略の方向性を示したものの、多くは検討・要望段階にとどまり、救急医療では病院の経営悪化や体制維持の困難さが明らかになった。
質問と答え
1. 淵野辺駅周辺のまちづくり
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 淵野辺駅周辺の将来像や、歩いて楽しめる空間づくりのためのペデストリアンデッキ・地下駐輪場の導入、快速電車停車の実現について質問した。
- 市の答え
- 地域拠点として整備を進めるが、ペデストリアンデッキは費用や建物との整合性が課題。駐輪場は今後のシミュレーション結果を踏まえ検討。快速電車停車は引き続きJRに要望する。
2. 相模原駅周辺・返還地のまちづくり
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 相模原駅周辺を橋本・淵野辺と差別化した広域交流拠点とするための方針、返還地と周辺地域(病院用地や旧米軍住宅など)を含めた一体的整備の必要性を質問した。
- 市の答え
- 緑と技術革新を掲げたまちづくりを進め、周辺の国有地も含め自由度の高い整備を検討。民有地は慎重に調整。旧米軍住宅は国に管理強化・早期撤去を要望していく。
3. 宇宙拠点の国際ハブ都市構想
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- JAXAの立地を生かし、市が主体となって世界の宇宙都市・企業・研究機関を結ぶ国際的なネットワークの中心(ハブ)となることを提案した。
- 市の答え
- 市内企業の宇宙産業参入促進やエコシステム形成を進めており、研究者との交流イベントなどを通じて関係人口の創出と国際的な存在感向上につなげていく。
4. 持続可能な救急医療体制
医療・福祉否定的な答弁- 議員の質問
- 市立病院を持たない相模原市で、急性期病院への負担集中や経営悪化(資金繰り・金利負担)、転院調整の遅れが救急医療体制に与える影響と、将来にわたる地域医療体制の構築について質問した。
- 市の答え
- 急性期病院の機能縮小・撤退があれば救急体制の維持は困難になると認識。資金繰りなどの内部事情は把握していないが、医療現場の実情把握や協力体制の維持に努める。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
柏市のペデストリアンデッキ事例や診療報酬改定の制度名、マル経融資との比較など根拠を示し、人材交流や国際ハブ戦略など代替案も多く提示した点は評価できる。一方、新たな施設整備や医療機関支援策について財源への言及がなく、答弁の多くも「検討」「要望」にとどまり具体的な前進は限定的だった。
良かった点
- 柏市のダブルデッキ事例やマル経融資制度など他都市・他分野の事例を根拠に質問を組み立てている
- ペデストリアンデッキ、地下駐輪場、国際ハブ都市戦略、人材交流など具体的な代替案・次の一手を複数提示している
- 救急医療の資金繰りや下り搬送の実態など、現場に即した踏み込んだ課題提起を行っている
改善できる点
- ペデストリアンデッキや地下駐輪場、医療機関への運転資金支援制度の調査研究要望など、新たな財政支出を伴いうる提案で財源や費用対効果への言及がなかった
- 答弁の多くが『検討する』『要望する』にとどまり、具体的な約束や前進を十分に引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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