代表質問2026年6月8日令和8年 6月定例会議
物価高・人口減少時代の市政を幅広く問う代表質問
中村 忠辰 議員(公明党相模原市議団)
行財政・市役所改革子育て・教育経済・産業その他まちづくり・交通医療・福祉防災・安全
まとめ
公明党の代表質問は、施設使用料の値上げ、人口減少、原油高騰対策、予防医療、防災、子育て・教育など非常に幅広いテーマを扱った。多くの項目で数字や他都市の事例、市民相談の実例を示して具体的な改善を求めたが、市側の答えは「検討する」「注視する」にとどまるものが多かった。
質問と答え
1. 施設使用料の値上げ
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 多くの公共施設の使用料が最大1.3倍に値上げされることで、物価高騰下の市民負担が増すことや、高齢者減免の見直しルールを柔軟にすべきと問うた。
- 市の答え
- 公平性の観点から定期的な見直しは必要だが、社会情勢の変化も踏まえて運用していくと答えた。
2. 学校統廃合と小規模特認校
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 並木小・湘南小統廃合後の跡地活用の検討状況や、厚木市の小規模特認校制度のような地域存続の選択肢を検討すべきと提案した。
- 市の答え
- 跡地活用は検討中、特認校制度も検討委員会で議論していると答えた。
3. 市営住宅の火災共済復活
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 無保険状態だった市営住宅の火災共済への再加入の経緯や費用対効果、防火設備助成の活用を問うた。
- 市の答え
- 従来より迅速確実な給付が受けられ、年間約480万円でも十分な費用対効果があると説明し、防火設備助成も活用すると答えた。
4. 原油・物価高騰への緊急対策
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 原油高・ナフサ不足による市民・事業者への影響調査、生活困窮世帯への追加支援、中小企業の資金繰り支援強化を求めた。
- 市の答え
- プロジェクトチームで対策を検討中とし、既存の融資制度の周知や相談支援を続けると答えた。
5. 人口減少と若者の転出
その他現状の説明のみ- 議員の質問
- 国勢調査で市制施行後初めて人口が減少したことや、若者・子育て世代が東京都市部へ転出超過となっている状況の分析を問うた。
- 市の答え
- 少子高齢化の影響と分析し、若者・子育て世代の転出が課題だと認識していると答えた。
6. 郵便局の統廃合・一時閉鎖
その他現状の説明のみ- 議員の質問
- 日本郵政の集配拠点統廃合や市内郵便局の一時閉鎖が、高齢者など移動に制約がある市民に与える影響への対応を問うた。
- 市の答え
- 集配拠点の集約による影響は少ないとしつつ、郵便局の一時閉鎖には引き続き動向を注視すると答えた。
7. 交通空白地域の公共ライドシェア
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- バス路線廃止が相次ぐ中山間地域での公共ライドシェア導入状況と、深刻な運転士不足への担い手確保策を問うた。
- 市の答え
- 乗合タクシーの拡大やライドシェア運行を予定し、運転体験会等で運転士確保に取り組むと答えた。
8. フレイル予防と足健診の導入
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 高齢者の入院予防や、糖尿病合併症による下肢切断を防ぐため、特定健診等への足健診導入を求めた。
- 市の答え
- 既存の栄養指導や通いの場での取組を続けるとし、足健診は国や他自治体の動向を注視すると答えた。
9. ピロリ菌検査による胃がん予防
医療・福祉否定的な答弁- 議員の質問
- 中学生へのピロリ菌検査・除菌助成など、胃がん撲滅に向けた市独自の助成制度創設を求めた。
- 市の答え
- 国の指針では対象外であり、保護者の同意や費用負担などの課題があるとして、他市の動向を注視すると答えた。
10. ワクチン接種・麻疹対策の拡充
医療・福祉否定的な答弁- 議員の質問
- 自己負担増でコロナワクチン接種が半減した現状への対応や、麻疹流行を踏まえた周知強化、抗体検査費用助成の検討を求めた。
- 市の答え
- 非課税世帯は費用全額免除としており現時点で助成拡大は予定しない、麻疹は発生状況を注視し周知に努めると答えた。
11. 防犯灯の新設と防犯対策補助
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 事業の端境期を理由に防犯灯新設が止まっていることへの柔軟対応や、好評だった防犯対策用品補助事業の再実施を求めた。
- 市の答え
- 緊急性が高い場所は市が現地確認の上で個別に判断し、補助事業は社会情勢を踏まえて検討すると答えた。
12. 災害・火災時の初動対応強化
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- ドローンによる孤立地域への物資輸送、市独自の災害医療チーム検討、大規模火災発生時の迅速な初動対応を問うた。
- 市の答え
- ドローンは重量制限等の課題があり機体開発を注視、災害医療体制は関係団体の意見を聞きながら構築を進めるとし、先月の火災では迅速な物資支援を行ったと説明した。
13. 若者世代への支援・奨学金・婚活
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 若者福祉施策の充実、奨学金代理返還制度の普及や市独自の返還支援制度創設、婚活支援の拡充を求めた。
- 市の答え
- 既存の相談支援を続けるとし、奨学金返還支援は他自治体の効果を研究する、婚活イベントは継続すると答えた。
14. 子ども食堂と生命の安全教育
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 物価高騰で苦しむ子供への食事支援の充実や、性被害を防ぐ生命の安全教育を全校で体系的に実施することを求めた。
- 市の答え
- 子ども食堂への補助事業を本年度も継続し、生命の安全教育は年間計画への位置づけなど各校の実情に応じて進めると答えた。
15. 部活動の地域展開と学校の暑さ対策
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 中学校部活動の地域移行に伴う指導者確保・地域格差の解消や、空調設備のリース整備、冷水機設置拡大を求めた。
- 市の答え
- 指導者データベースの活用や大学連携を検討し、空調は今年度分を確保済み、冷水機は10校で試験導入すると答えた。
16. 自転車のヘルメット着用と走行環境
まちづくり・交通否定的な答弁- 議員の質問
- 着用率12.6%と低い自転車ヘルメットの購入補助再実施や、安全に走れる道路環境整備を求めた。
- 市の答え
- 自主的な着用が基本として補助事業は予定しないが、路面標示などの走行環境整備は進めると答えた。
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
人口動向や他都市事例など具体的根拠を多数示し、市民生活全般に関わる幅広いテーマを扱った点は評価できる。一方、妊婦健診補助やワクチン助成拡充など財源を示さない支出拡大要求が複数あり、答弁も多くが「検討・注視する」にとどまった。
良かった点
- 国勢調査の人口データ、ワクチン接種率の推移、防犯対策事業の件数、他都市(厚木市・佐賀県・札幌市・千代田区)の先行事例など、具体的な数字と根拠を豊富に示して質問を組み立てている
- 小規模特認校制度、AIマッチングアプリ、足健診の実証導入など、批判や要望だけでなく代替案を伴う提案を多く行っている
- 育休延長と保育継続在園の矛盾(落選狙い申請)など、実際の市民相談を基に制度の具体的な課題を指摘している
改善できる点
- 妊婦健診補助やコロナワクチン接種費用の補助拡充、冷水機の全校設置、防犯対策補助・ヘルメット購入補助の再実施など、財源や既存事業の見直しに触れずに支出拡大を求める項目が複数ある
- 非常に多岐にわたるテーマを扱っているため、一つ一つの項目を深掘りする時間が限られ、多くが現状確認や「検討する」止まりの答弁にとどまっている
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた